フライトを25分遅らせたアラスカ航空機 粋な理由に乗客は拍手!!
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
2016年3月の皆既日食は、インドネシアやミクロネシアの地帯で鑑賞が可能でした。しかし、その地域はちょうど雨季。天気が雨では、当然皆既日食を見ることができません。
皆既日食を鑑賞したい天文学者たちが目を付けたのが、アメリカのアラスカ州アンカレッジからホノルルへ飛ぶ、アラスカ航空870便でした。飛行機の上からなら、雨であっても鑑賞できる…。
しかしそこにもひとつ、問題がありました。
フライトの定刻通りに出発すると、鑑賞できるエリアを25分早く通過してしまうことがわかります。これではせっかくの皆既日食が鑑賞できません。
そこで天文学者たちは大胆にも、アラスカ航空にフライト時間の変更を提案してみたのです。その結果…。
提案を受けたアラスカ航空は変更を検討し、なんと出発時間を遅らせることを決定!
この判断をとったアラスカ航空は、今回の件に関してこう述べています。
フライト時刻変更の話を聞きつけた、ほかの天文学者たちもインドネシアの現地行きをキャンセルし、アラスカ航空に搭乗。
さらに、太陽を直接見ても目を傷めない特別なサングラスを200組も用意。乗客全員に配ったのです。
そしていよいよ鑑賞の時。天文学者が撮影した映像をご覧ください。
しきりに「Oh my god」と口にする天文学者。興奮している様子が伝わってきます。
天文学者たち以外の搭乗客は今回の計画を知らなかったそうで、思いもよらない展開に。動画からは、搭乗客の歓声や拍手が聞こえてきます!
飛行機の中から皆既日食を見る機会なんて、人生においてそうそう出会えるものではありません。もちろん急ぎの用事があった人もいるかもしれませんが、25分の時間調整は結果として素晴らしい贈り物となったのではないでしょうか。
アラスカ航空の粋な対応のおかげで、その場にいた全員が貴重な瞬間を共有できたようです!