『自閉症の子どもが見る世界』を再現 知ってほしい…僕たちは悪い子じゃない By - grape編集部 公開:2016-04-10 更新:2017-07-18 動画子供自閉症 Share Post LINE はてな コメント 出典:YouTube 毎年4月2日は、『世界自閉症啓発デー』。この日は、全世界で自閉症を理解するための取り組みが行われています。 イギリスの英国自閉症協会は、自閉症の理解をより深めるため、ひとつの動画を公開しました。 自閉症の人が見る世界を描いた『Can you make it to the end?』 お母さんと一緒にショッピングモールへやってきた、自閉症を抱えた男の子。彼の目に、この世界はどのように映るのでしょうか。 ※この動画には光の点滅、突発的なノイズが含まれています。 歩いていると、周囲の音がなぜか歪んで聴こえます。 カーテンがしっかり引かれているにも関わらず、証明写真機のフラッシュは眩しいくらい。 出典:YouTube ふと目に入ったちょっとした光景が、なぜか脳内ににこびりついてしまう。 出典:YouTube ジャケットに描かれた顔を見ると、目が動いているような幻覚に襲われます。 出典:YouTube コインを落とす音やジュースを飲む音、風船が擦れ合う音など、小さな音でも異常に感じ取ってしまう。彼にとっては、すべての音がうるさくてたまらないのです。 出典:YouTube 次第に、頭の中のサイレンが鳴り響きます。溢れる情報に混乱し、自分を抑えることができなくなってしまった男の子…。 人に迷惑をかけたいわけではなく、頭が勝手にこんがらがってしまうだけ…。なのに、自閉症に理解がない人から『いたずらっ子』だと誤解されてしまうのです。 自閉症を、理解してください。 僕はいたずらっ子じゃない、自閉症なんだ。 自閉症にとって、世界はとっても恐ろしい場所。 時々、頭が爆発してしまいそうな音が聴こえる。 服を着ていると、肌が焼け付くような気がしてしまう。 なにかがちょっと変わるだけで、僕は世界の終りのように感じるんだ。 現在自閉症の原因は、先天性の脳機能障害だと言われています。しかし、原因があまり認知されていないため「親の教育が悪い」「この子の性格だ」と言われてしまう人も少なくありません。 ストレスを蓄積すると、症状が悪化したり自傷行為に陥る可能性がある自閉症。回復には、周囲の人が理解することが大切なのです。 自閉症を抱えた人たちが「世界は決して恐ろしい場所じゃない」と気づく日が、一刻も早く訪れることを祈ります。 出典 Can you make it to the end? Share Post LINE はてな コメント
毎年4月2日は、『世界自閉症啓発デー』。この日は、全世界で自閉症を理解するための取り組みが行われています。
イギリスの英国自閉症協会は、自閉症の理解をより深めるため、ひとつの動画を公開しました。
自閉症の人が見る世界を描いた『Can you make it to the end?』
お母さんと一緒にショッピングモールへやってきた、自閉症を抱えた男の子。彼の目に、この世界はどのように映るのでしょうか。
※この動画には光の点滅、突発的なノイズが含まれています。
歩いていると、周囲の音がなぜか歪んで聴こえます。
カーテンがしっかり引かれているにも関わらず、証明写真機のフラッシュは眩しいくらい。
出典:YouTube
ふと目に入ったちょっとした光景が、なぜか脳内ににこびりついてしまう。
出典:YouTube
ジャケットに描かれた顔を見ると、目が動いているような幻覚に襲われます。
出典:YouTube
コインを落とす音やジュースを飲む音、風船が擦れ合う音など、小さな音でも異常に感じ取ってしまう。彼にとっては、すべての音がうるさくてたまらないのです。
出典:YouTube
次第に、頭の中のサイレンが鳴り響きます。溢れる情報に混乱し、自分を抑えることができなくなってしまった男の子…。
人に迷惑をかけたいわけではなく、頭が勝手にこんがらがってしまうだけ…。なのに、自閉症に理解がない人から『いたずらっ子』だと誤解されてしまうのです。
自閉症を、理解してください。
僕はいたずらっ子じゃない、自閉症なんだ。
自閉症にとって、世界はとっても恐ろしい場所。
時々、頭が爆発してしまいそうな音が聴こえる。
服を着ていると、肌が焼け付くような気がしてしまう。
なにかがちょっと変わるだけで、僕は世界の終りのように感じるんだ。
現在自閉症の原因は、先天性の脳機能障害だと言われています。しかし、原因があまり認知されていないため「親の教育が悪い」「この子の性格だ」と言われてしまう人も少なくありません。
ストレスを蓄積すると、症状が悪化したり自傷行為に陥る可能性がある自閉症。回復には、周囲の人が理解することが大切なのです。
自閉症を抱えた人たちが「世界は決して恐ろしい場所じゃない」と気づく日が、一刻も早く訪れることを祈ります。