金木犀の花言葉は?大切な人への贈りものや庭木にふさわしい?
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秋になると、優雅で甘い香りとオレンジ色のかわいらしい花を楽しませてくれる金木犀。ふとした時に金木犀の優しい香りに触れると、ほっとしたり、懐かしい気持ちになったりしますよね。
そんな魅力的な香りの金木犀を『庭木として植えたい』『大切な人に贈りたい』という人もいると思います。金木犀の花言葉や育て方、特徴をご紹介していきます。
金木犀の花言葉と由来
※写真はイメージ
金木犀には、さまざまな花言葉がつけられています。その由来とともに見ていきましょう。
初恋
金木犀の甘い香りは忘れられないほどの印象を与えることからつけられたといわれています。
真実の愛
金木犀の優雅で甘い香りは強く、その存在を隠しきれないことからつけられたといわれています。
謙虚・謙遜
金木犀の優雅で強い香りに対して、花の大きさが控えめでかわいらしいことが由来といわれています。
気高い人
金木犀の花の香りが高貴なイメージであること・金木犀の花は時期がくると、潔く散ってしまうことからつけられたといわれています。
陶酔
金木犀の香りが、酔いしれてしまうほど優雅で甘いことからつけられたといわれています。
隠世(かくりよ)
『隠世』とは、死後の世界、神域という意味。金木犀の香りは穢れや邪気を払うとされており、悪い気や霊から守るために神社やお寺などの境内に植えられたことが、この花言葉の由来といわれています。
幽世(かくりよ)
『幽世』も、死後の世界・神域のことです。『隠世』と同じように、怖い意味ではなく、穢れや邪気を払うとされていることからつけられたといわれています。
金木犀の誕生花
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誕生花とは、生まれた月や月日にちなんだ花のことです。古代ギリシャ・ローマの人々は、花や木などの植物には神秘的な力が宿ると考え、神々や暦と関連付けて誕生花を定めたといわれています。
誕生花は邪気を払うとされているため、誕生日にその日の誕生花を贈ると、贈られた相手は幸福になるといわれているのです。
大切な人への贈りものにふさわしい誕生花のプレゼントを贈られた人は嬉しいでしょうね。金木犀の鉢植えやフレグランス、金木犀があしらわれた雑貨などをプレゼントしてはいかがでしょうか。
金木犀の誕生花は以下の日付とされています。
10月6日、10月7日、10月15日、11月2日、11月24日、11月25日
金木犀の基本情報
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金木犀とはどのような樹木なのでしょうか。基本情報を見ていきましょう。
金木犀の育て方
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秋に優雅で甘い香りを楽しませてくれ、オレンジ色の小さな花と濃い緑の葉色も美しい金木犀を庭木として育ててみたいという人もいるでしょう。
金木犀は、丈夫で初心者でも育てやすく、シンボルツリーとしても人気がある樹木です。金木製の植え方から育て方までを見ていきましょう。
植える時期
金木犀を植える時期は、3月~4月、10月~12月が適しています。真夏や真冬に植え付けを行ってしまうと、株に負担がかかり、腐ったり生長不良を起こしたりすることがあるので注意しましょう。
植える場所
やや日陰でも育ちますが、十分に日が当たる場所のほうが花付きがよいです。耐寒性がやや弱いので、冬に霜が降りる地域では鉢植えにして日当たりがよく、温かい場所に適宜移動させながら育ててください。
鉢植えならば、庭がない場合でも、ベランダで手軽に育てることが可能です。
剪定
金木犀は、枝葉が茂り大きくなりやすい樹木なので、大きさを抑えるために適切な剪定が必要です。また、剪定をしないと葉や枝が密集し、日当たりや風通しが悪くなるため、カイガラムシやハダニなどの害虫が発生しやすくなります。
剪定をすることで、樹形も美しくなり、残した枝に栄養が行き渡るようになるため、花付きや実付きをよくすることができます。
剪定の時期は、11月と2月~3月です。9月~10月に花を楽しんだ後の11月に行う剪定は光合成により株の体力を取り戻そうとしている時期なので、軽めの剪定にしておきましょう。
2月~3月は、金木犀の生長が遅くなる時期なので剪定によるダメージを最小限に抑えることができます。生い茂った枝を短く刈り取って樹形を整えましょう。
剪定を避けたほうがよい時期は、金木犀の新しい枝や花芽が形成される5月中旬~8月です。花芽まで剪定してしまうと、9月~10月頃に咲く花を楽しめなくなってしまうので注意してください。
肥料
金木犀は、大きく生長させるため、たくさんの花を咲かせるために、肥料が必要です。肥料は地植えでは年に1回、鉢植えでは3回施します。肥料は木が広がっている範囲全体にまきましょう。
地植えの場合は、2月頃に有機質肥料を与えます。有機質肥料は花の生長に必要なリン酸や根や茎を丈夫にするカリウムが多く含まれており、金木犀におすすめです。
有機質肥料は、微生物に分解されることによって、効果が出てくるので、2月に与えることによって生長を始める春に肥料が効き始めます。持続性のある肥料なので、頻繁に肥料を与える必要はありません。
化成肥料は、速効性があり独特な臭いもないので、室内においた鉢植えの肥料に適しています。化成肥料を使う場合には、緩効性の肥料を選び、3月頃に与えてください。
金木犀の花が咲かなかったり、葉が萎れるなど元気がなくなったりしてきた時には、肥料が足りないのか、肥料が多すぎるのか判断する必要があります。
土の表面に白っぽい結晶が現れているのは、肥料が多すぎるサインです。肥料が多すぎると、根から水を吸収できなくなってしまうので、いつもの水やりの5倍くらいの水を与えて土の中の肥料の濃度を下げて様子を見てください。
三大香木(さんだいこうぼく)・四大香木とは
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金木犀が含まれる三大香木とは、豊かな魅力的な香りのする花をつける樹木のことです。秋は金木犀、春は沈丁花(ジンチョウゲ)、夏は梔子(クチナシ)で、各季節の風物詩となっています。冬の蝋梅(ロウバイ)を含めて四大香木とも呼ばれています。
沈丁花(ジンチョウゲ)
沈丁花は、ジンチョウゲ科の常緑低木で、2月下旬~4月中旬頃、白色の小さな花をたくさん咲かせ、上品な甘い香りを楽しませてくれます。
梔子(クチナシ)
梔子は、アカネ科の常緑低木で、6月頃に白く大きな八重咲きの美しい花を咲かせ、甘く濃厚なフローラルな香りを漂わせてくれます。
蝋梅(ロウバイ)
蝋梅は、ロウバイ科の落葉小高木で、12月~2月頃に黄色の半透明でつやのある花を咲かせ、優しい清潔感のある甘い香りで寒さが厳しい冬の時期を癒してくれます。
金木犀の花言葉を思い浮かべながら秋の香りに包まれよう
忙しい日常生活の中で、ふっと香ってくる花木の香りは、日々の生活を潤してくれますね。香りによって、それに結びつく過去の記憶や感情を思い出すこともあると思います。
秋は木犀の香りに包まれながら、懐かしい記憶や花言葉・その由来を思い浮かべて、ゆったりとしたひと時を過ごしてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]