「なんて美しいんだ!」 飼い主に虐待されていた犬 現在の姿がこちら
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- 出典
- pspca
ペットは飼い主に無償の愛と癒しを与えてくれる存在です。
しかし、ペットにとって飼い主がどのような人であるかは、生死に関わるほど重要なことのようです。
劣悪な環境で飼われていた犬たち
2024年5月、アメリカのペンシルベニア州の警察に「ある家で飼われている犬たちの状態が悪い」という市民からの通報がありました。
現場に向かったコールデール区警察とペンシルベニア州警察の警察官たちは、その通報が正しかったことを知ります。
その敷地内で飼われていた犬たちはやせ細り、病気やケガでボロボロの体をしていたのです。
ふわふわの美しい毛をもっているはずの犬たちはほとんどの毛がなく、皮膚はただれて赤くなっていました。
かゆみと痛みに耐えていた犬たちは、皮膚を掻いてかさぶたができたり、開いた傷で血まみれになったりしていた犬もいたとのこと。
警察官たちが救助したのはグレート・ピレニーズが15匹とコリーが2匹。最年少は生後8か月の子犬だったといいます。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
動物保護施設『ペンシルベニアSPCA』に運ばれた犬たちは、傷の手当などを受ける間、じっと立っているか震えているかのどちらかだったそう。
それは犬たちが、過去に受けたひどい扱いによるトラウマを抱えていることを意味します。
『ペンシルベニアSPCA』の獣医療チームは、そんな犬たちを見て「心が張り裂けそうだった」といいます。
その後、スタッフの献身的な世話の甲斐あって、犬たちは身体的にも感情的にも順調に回復していきます。
体の毛も再び生えてきて、犬たちは「愛される準備ができてきた」そうです。
17匹の中で特に注目を集めたのは、2歳のグレートピレニーズのコダくん。
保護された時は目を覆いたくなるほど痛々しい姿でしたが、約2か月半後に紹介された動画では見違えるように美しい姿になっています。
この一連の投稿には、飼い主への非難や、犬たちの幸せを願う声が上がりました。
・こんなひどい状態になって…かわいそうで言葉が見つからない。涙が出る。
・動物には魂があって、痛みも悲しみも感じるんだ。こんなことをする残酷な人間は恥を知れ。
・コダが完ぺきな変貌を遂げた!
・なんて美しい犬なんだ!
そして同年8月27日、ついにコダくんに家族ができました!
現在は里親になった女性の家で、穏やかな毎日を過ごしているそうです。
コダくんと一緒に保護された犬たちも元気になり、次々と里親が決まっているそうです。
17匹の犬たちをの元飼い主がなぜこのようなひどいことをしたのか、理解に苦しみます。
手遅れになる前に助け出されたのが不幸中の幸いでしょう。
つらい体験をした犬たちが、新しい家族に愛され、幸せな生活を送れるように願わずにいられません。
[文・構成/grape編集部]