8km離れた飼い主の危険を、介助犬が察知!4歳の女の子を救う奇跡を起こす
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飼い主「うちの犬めっちゃ小顔だから見て」 愛犬の姿に「表情もツボ」「思わず声が出た」飼い主(@phoochannel)さんと暮らす、ポメラニアンのぷーちゃんはびっくりするくらいの小顔なのだとか。

「おやつ忘れた」の一言でこの顔! ラブラドールが見せた『しょんぼり顔』が話題@zl_vwyさんと一緒に暮らしている、ラブラドール・レトリバーのロキくんは、毎日のオヤツを楽しみにしているとか。ある日、飼い主さんは買い物に出かけたものの、ロキくんのオヤツを購入するのを忘れてしまったといいます。帰宅後、飼い主さんはロキくんに「オヤツを買ってくるの、忘れちゃった」と正直に伝えました。すると…。
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- Sadie's Hero
障がいを抱える人や、体が衰えた人を支えてくれる介助犬たち。その優しさと献身的な働きには、感謝してもしきれないほどです。
アメリカでは、ここ数年『糖尿病アラート犬』という介助犬が活躍しています。驚くことにこの介助犬、優れた嗅覚で飼い主の血糖値を感知することができるのです。
アメリカのユタ州に住んでいるサディちゃん・4歳は、ダウン症と1型糖尿病を抱えている女の子。1型糖尿病は子どもが発症することが多く、詳細な原因は判明していない難病です。
また、生命を維持するためインスリン注射を定期的に受けなければならず、頻繁な血糖値測定も欠かせません。
そんな彼女の相棒は、糖尿病アラート犬のラブラドールレトリバー・ヒーロー。
特殊なトレーニングを受けた彼は、飼い主であるサディちゃんの血糖値が急激に上昇、もしくは下降した時に合図を送って周囲の人に教えることができます。
2015年5月、自宅にいたサディちゃんのお母さん・ミシェルさんは、ヒーローの様子がおかしいことに気づきました。
不思議に思い近寄ってみると、ミシェルさんの左手をツンツンと触れたヒーロー。ミシェルさんは、ヒーローの行動にビックリしました。
この行動は、『サディちゃんの血糖値が100を下回った時の合図』…。しかしサディちゃんは現在、自宅から8kmも離れた学校にいるからです。
(いくらヒーローでも、8km離れたら感知できるわけがないわ…。
でも、なんだか嫌な予感がする…)
1型糖尿病を抱えたサディちゃんの血糖値が100を下回れば昏睡状態に陥り、最悪の場合死に至る可能性もあります。
「ありえない」…そう思っていても、不安になったミシェルさんは学校へ電話をすることにしました。
「すみません、サディの血糖値を計っていただけませんか?」
すると、先生から返ってきた言葉に彼女は息をのみました。
「大変です、サディちゃんの血糖値が100を下回っています!」
なんと、30分前は正常だったはずの血糖値が急激に下がっていたことが発覚したのです。
その後サディちゃんは急きょ治療を受け、幸い命に別状はありませんでした。これもヒーローが教えてくれたおかげだと、ミシェルさんや担当医、学校の職員たちは語ります。
「ヒーローはあの時、『母の直感』のようなものを感じたのかもしれない。
私たち人間の理解をはるかに超えた、能力と感性をもっていると思う」
犬の嗅受感覚器の数は、人間のおよそ1000倍と言われています。
そのため飼い主が外出していても感知することができますが、さすがに8kmも離れていると奇跡としか言いようがありません。
人間の想像を超えた行動で、サディちゃんの命を救ったヒーロー。彼は今も、成長するサディちゃんの隣で支え続けています。
ヒーローの姿は、彼女にとってまさしく『ヒーロー』に違いありません。