カップから出す時の液だれは防げる? メーカーの回答「ティーバッグの底を…」
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- 取材協力
- 日東紅茶
紅茶をティーバッグで入れる時、上下に揺すったことがある人は多いでしょう。
成分がよく抽出されるような気がしますが、この動きには本当に意味があるのか気になりますよね。
ティーバッグの扱い方について、日東紅茶ブランドを展開する三井農林株式会社に取材しました。
おいしい紅茶の入れ方
ティーバッグを上下に揺することについて、日東紅茶に聞いたところ、以下の回答がありました。
カップに熱湯を注ぎ、ティーバッグを入れて、パッケージに記載のある時間を目安に抽出すると、徐々に茶葉から紅茶の成分が出てきます。
ティーバッグをそのまま引き上げてしまうと、カップの中の抽出液の濃さが均一になりません。
また、茶葉の周りに出てきた紅茶の成分をしっかりと抽出液に出すために、軽く数回、茶液になじませるように動かしていただくのがおすすめです。
この時、ティーバッグをぎゅっと押すと余計な渋みが出てしまうので、軽く振って取り出しましょう。
ティーバッグを揺すりっぱなしにするのではなく、軽く数回動かすのがおすすめとのこと。
日頃、何気なく行っていた行動は、おいしく飲むために効果的だったのですね。
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紅茶をティーバッグで入れる際の注意点について、このようにアドバイスがありました。
大事なポイントは『沸騰した熱湯を使うこと』『しっかり蒸らすこと』という2つです。
温めたカップに沸騰したての熱湯を注ぎ、ティーバッグを入れます。ここで蓋をすることが大切。
蓋をすると香りを逃がさず、しっかりと蒸らすことができます。
蒸らし時間は商品によって異なります。パッケージの表記を確認してきちんと蒸らし、軽く数回振って取り出します。
昔からある、平型ダブルチャンバー型ティーバッグ(※)は、フィルターを折って成型していることが多いため、熱湯の勢いでティーバッグフィルターの折り込み部分がほどけると、茶葉が出てきてしまうことがあります。
そのため、先にカップに熱湯を注いでから、ティーバッグを入れることをおすすめします。
※エンベロープ(茶葉を入れる長方形型の袋)をW型に加工し、袋が2つあるような形状のティーバッグ。真ん中に空間があることで、茶葉の抽出を効率的に行える。
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続けて、ティーバッグ1つで何杯くらい飲めるのかも聞いてみると…。
紅茶は熱湯を使って抽出するため、紅茶の成分は最初の1杯で出てしまいます。
香りや味わいの大部分が1杯目で出てしまうため、おいしくお召し上がりいただくためには、1袋1杯がおすすめです。
1袋で2杯ぶん楽しみたい時は、ポットや大きめのカップにティーバッグ1袋と2杯ぶんの熱湯を注ぎ、しっかり抽出してください。
ティーバッグから液が垂れないようにする方法
ティーバッグを使うと、引き上げる際に液が垂れることがあります。
液が垂れないようにするコツのはあるのかも聞いてみました。
ティーバッグを取り出す時に、ティーバッグの底を紅茶の液面で2~3秒止めます。
そうすると紅茶の液がポタポタ垂れなくなります。これは表面張力が関係しております。
表面張力について、このような説明がありました。
水は水分子という小さな粒が集まってできています。水分子はお互いに引っ張り合って、小さくまとまろうとします。
水の表面で引っ張り合って、できるだけ面積を小さくしようとする働きを表面張力といいます。
水の表面張力は大きく、カップの紅茶の水分子がティーバッグに残った紅茶の水分子を表面張力で引っ張って吸収するため、紅茶の液がポタポタと垂れなくなります。
ティーバッグを揺するのは、抽出した成分を液になじませるために役立つとのことでした。
ただし、ずっと揺すったり、押して絞ったりはしないほうがよいようです。
日東紅茶のアドバイスを参考に、おいしい紅茶を楽しんでください。
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]