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一人暮らしの布団の洗い方は?状況別の洗濯方法や清潔さを保つコツをご紹介

By - grape編集部  公開:  更新:

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一人暮らしの布団の洗い方は?状況別の洗濯方法や清潔さを保つコツをご紹介

※写真はイメージ

快適な睡眠を得るには、布団を定期的に洗濯し清潔さを保つことが大切ですよね。

しかし、一人暮らしの場合は日々の忙しさから、なかなか布団まで洗濯できないことも多く、いざ洗うとなっても「どのように洗えばいいのか分からない」と悩む人もいるでしょう。

そこで本記事では、一人暮らしにおすすめの布団の洗い方を、自宅、コインランドリー、クリーニングの3つの方法に分けて詳しく解説します。

清潔さを保つコツについても解説しているため、「布団を清潔にして、毎日気持ちよく眠りたい」という人は、ぜひ参考にしてください。

布団を洗う必要性

布団を洗う必要性

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布団は毎日使うものであり、汗や皮脂、ホコリ、ダニの温床になりやすいといわれているため、定期的に洗うことが大切です。

見た目では汚れが分からなくても、放置するとアレルギーや不快な臭いの原因となり、睡眠の質を下げる可能性も。

また、布団が汚れたまま使い続けると、布団の寿命を縮めることにもつながるようです。

一人暮らしでは布団のケアを後回しにしがちかもしれませんが、清潔な状態を保つことで快適な眠りと健康を守り、布団自体を長持ちさせられるでしょう。

『洗える布団』『洗えない布団』の見分け方

『洗える布団』『洗えない布団』の見分け方

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布団を自宅で洗えるかどうかを判断する際は、『洗濯表示タグ』を確認することが大切です。

タグに『洗濯機OK』を示すマークがあれば洗濯機で洗えるようですが、『手洗い』を示すマークがある場合は、洗濯機は使えないとされています。

布団にはさまざまな種類があり、『羽毛布団』のように同じ製品でも洗えるものと洗えないものがある点にも注意が必要です。

洗濯表示タグには、漂白剤や乾燥機の使用可否、液温の上限温度なども記載されているため、事前に確認しておくと安心ですよ。

なお、『洗濯NG』を意味するマークが表示されている布団は家庭では洗えません。加えて、そもそも洗濯タグが確認できない場合は、クリーニング店に相談するとよいでしょう。

一人暮らしの人が自宅で布団を洗う2つの方法

一人暮らしの人が自宅で布団を洗う2つの方法

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続いて、一人暮らしの人が自宅で布団を洗う方法についてご紹介します。

『洗濯機で洗う』『浴槽で踏み洗いする』の2種類の洗い方があるため、洗濯表示タグを確認しながら、適した方法で洗ってくださいね。

なお、布団は大別すると『掛け布団』と『敷き布団』に分かれますが、どちらも水を含むと重くなる点に注意が必要です。

特に敷き布団はその大きさから、一人暮らしで使用する洗濯機には入らないケースも多く、浴槽で洗ってもベランダまで運ぶことが困難な場合も多いかもしれません。

自宅で洗える布団は『掛け布団』が基本で、『敷き布団』はコインランドリーやクリーニング店を利用したほうが安心といえるでしょう。

1.洗濯機で洗う

洗濯機で洗う場合は、まず洗濯機のサイズを確認してください。

一人暮らしで使用することが多いのは5kgサイズ前後であり、この容量であれば、シングルサイズの肌掛け布団や敷きパッドが洗えるとされています。

また、7~8kgのサイズであれば、シングルサイズの掛け布団も洗濯できるでしょう。

洗濯機で布団を洗う手順は、次の通りです。

1.布団を三つ折りに畳み、空気を抜きながら洗濯ネットに入れる。

2.洗濯槽に水を入れ、中性洗剤を入れる。

3.布団を洗濯槽に入れ、洗濯する。

洗剤は、水に溶けやすい液体タイプの『中性洗剤』の使用が推奨されています。

また、布団を洗う際は『布団洗い』『毛布洗い』『大物洗い』といったモードで洗うとよいでしょう。

洗濯後はベランダなどで乾かしますが、衣類よりも乾くのに時間がかかるため、天気のよい日におこなうことがおすすめのようです。

布団は水を含むと重くなるため、洗濯機から取り出し、ベランダなどに運ぶ際は注意してくださいね。

2.浴槽で踏み洗いする

洗濯機に入らないサイズの布団や、手洗いできる布団であれば、浴槽で踏み洗いすることも可能なのだとか。

浴槽で布団を洗う際の手順は、下記の通りです。

1.浴槽の中に、布団が浸かるくらいの水またはぬるま湯を入れる。

2.中性洗剤を入れ、混ぜる。

3.布団を浴槽に入れ、踏み洗いする。

4.水を変えながら、2、3回ほど踏み洗いを繰り返す。

5.浴槽の縁にかけ、1時間ほど水抜きをする。

6.布団を干し、乾かす。

布団を乾かす際、特に厚手の布団や羽毛布団など、十分に乾かさないとカビや臭いの原因となる可能性があるため、しっかりと乾かしてくださいね。

また、汚れが気になる場合は、事前にシャワーで表面の汚れを洗い流したり、洗剤を入れた浴槽で30分~1時間ほど浸け置きするのもよいでしょう。

前述の通り、水を吸った布団は非常に重くなるため、浴室でしっかりと水抜きをすることが大切です。

コインランドリーで布団を洗う方法

コインランドリーで布団を洗う方法

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次に、コインランドリーで布団を洗う方法についてご紹介します。

コインランドリーの場合、持ち運ぶ手間こそかかりますが、洗濯から乾燥まで一貫して任せられるため、手間や時間を節約できる点が魅力といえるでしょう。

洗濯の手順

コインランドリーで布団を洗濯する場合の手順は、次の通りです。

1.洗濯表示を確認する。

2.洗濯槽を洗浄する。

3.布団を洗濯槽に入れ、コースを選択する。

洗濯表示を確認する際は『ネット使用』の有無もチェックしましょう。

ネット使用と記載されている場合は、洗濯ネットに入れるか、布団をロール状に巻き、2~3箇所を紐でくくると型崩れや中綿の偏りを防げるとされています。

最近ではネット不要で洗濯できるコインランドリーもあるため、事前に利用予定の店舗に確認して、洗濯時の取り扱い方法を把握しておくと安心して利用できますよ。

料金と時間の目安

コインランドリーでシングルサイズの布団を洗う場合の料金と時間の目安は、概ね次の通りです。

メニュー 料金相場 時間
洗濯 600円前後 約30~40分
乾燥 500円前後 約30~40分

洗濯、乾燥をまとめておこなった場合、料金は約1,100円、時間は1時間〜1時間20分ほどとされています。

ただし、料金や所要時間は、布団のサイズや素材、厚さ、洗濯機の機種、混雑状況によって変動することがあるため、利用前に店舗の案内や機械表示を確認しておきましょう。

利用する際の注意点

コインランドリーで布団を洗う際は、布団の『キルティング加工』の有無に注意が必要なようです。

キルティング加工とは、中綿を固定する縫い目のことであり、縫い目があることで中綿の偏りを防ぎ、布団の形状を保ちやすくなるとされています。

キルティング加工がない布団は、洗濯や乾燥の際に中綿が偏ったり固まったりしやすく、仕上がりが不均一になる可能性があるでしょう。

キルティング加工の有無は、表地の中央付近を指でつまんで引っ張ることで確認できるようです。

引っ張った際に、表地と一緒に中綿も持ち上がった場合は、キルティング加工がされている可能性があるといえるでしょう。

キルティング加工がされていない布団は「コインランドリーで洗えない」「縛れば洗える」など意見が分かれており、洗濯する場合は注意が必要のようです。

布団クリーニングを利用する方法

布団クリーニングを利用する方法

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布団を洗う方法として、クリーニング店を利用するのもおすすめです。

専門の機械や洗剤を使って丁寧に洗浄、乾燥してもらえるため、家庭の洗濯機やコインランドリーでは落としにくい頑固な汚れもきれいにしてくれるでしょう。

洗濯や水洗いができない布団でも、クリーニング店であれば洗える場合もあるため、問い合わせてみるのも手です。『宅配クリーニング』を利用すれば、布団をクリーニング店まで持ち込む手間も省けますよ。

ただし、クリーニングにかかる料金はコインランドリーよりも高く、1枚あたり5,000円前後かかるケースもあるという点に注意が必要です。加えて、宅配サービスを利用した場合、持ち込みよりも料金が高くなるケースも考えられます。

料金は、利用する店舗や布団のサイズ、素材によって異なるようです。なかには対応できない布団もあるため、まずは利用を検討しているクリーニング店に詳細を確認してみましょう。

一人暮らしの人が布団を清潔に保つ2つのコツ

一人暮らしの人が布団を清潔に保つ2つのコツ

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続いては、一人暮らしの人が布団を清潔に保つコツを2つご紹介します。

1.洗濯の頻度

布団を洗濯する頻度は、1年に1回、多くても2回程度で十分のようです。

布団クリーニング専門業者の全国組織である『JAFFCA 全国ふとんクリーニング協会』でも、年に1回以上洗うことを推奨しています。

頻繁に洗いすぎると生地や中綿の劣化を早めるため、衣替えの時期や季節の変わり目に合わせてクリーニングすると、衛生的で管理もしやすいでしょう。

年に1、2回程度なら、忙しい人でも負担なく取り入れやすいといえますね。

2.ダニの繁殖を防ぐポイント

ダニは、気温25℃前後、湿度60%という環境で繁殖しやすいといわれています。

人が寝ることで布団の温度と湿度が上昇すること、垢やフケといったダニのエサとなるものが多く付着していることから、家の中では布団がダニをもっとも繁殖させやすいようです。

家庭でできる簡単なダニ対策としては、黒い不織布を被せて天日干しする方法が挙げられます。黒い不織布は日光を吸収しやすく、布団の温度を高める効果があるため、ダニ対策に有効なようです。

ダニが死滅する条件は50~60℃程度の熱を30分ほど加えることであり、布団を干す際は、表裏をそれぞれ30分以上天日干しすることが望ましいとされています。

また、天日干しの後に掃除機をかけて布団内部に残ったダニの死骸やフンを吸い取ることで、より清潔な状態にできますよ。

ただし、天日干しだけでダニを完全に死滅させることも難しいといわれているため、気になる人は布団乾燥機やクリーニングなども併用してください。

一人暮らしでも布団は洗える!布団を清潔に保ち、快眠につなげよう

一人暮らしの人は、日々の忙しさから「布団まで洗っている時間はない」と感じることはあるでしょう。

しかし、布団は汗や皮脂などで汚れやすく、ダニを繁殖させる原因にもなるため、快適な睡眠を維持するには定期的な洗濯やクリーニングが欠かせません。

布団は、日常的な天日干しで湿気やダニ対策をおこない、年に1〜2回の洗濯やクリーニングを組み合わせるだけで清潔さを保てるようです。

布団を洗う方法はいくつかあるため、自分に合った方法を選び、清潔で快適な睡眠環境を整えましょう。

※この記事は、一部JAFFCA 全国ふとんクリーニング協会のウェブサイトを参照しています。


[文・構成/grape編集部]

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