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塩の正しい保存方法とは?3つのNG例や固まった時の対処法も解説

By - grape編集部  公開:  更新:

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塩の正しい保存方法とは?3つのNG例や固まった時の対処法も解説

※写真はイメージ

「塩の保存方法、これで本当に合っているのかな」と、ふと疑問に思ったことはありませんか。毎日使う基本的な調味料だからこそ、その品質はしっかり保ちたいものですよね。

湿度や気温の変化に弱い塩は、保存方法を誤ると固まって、料理で使いづらくなります。

いつでもサラサラな状態で使えるように、環境を整えて保管することが重要です。

当記事では塩の正しい保存方法を解説します。誤った保存方法や、固まった塩を戻すアイディアも紹介するため、家庭で塩を保存する際に参考にしてください。

塩の品質を保つ正しい保存方法

塩を間違った方法で保存すると、固まったりにおいが移ったりすることがあるようです。サラサラな状態を保つために、正しい保存方法を把握しましょう。

なお、塩が固まらない方法をより詳しく解説した記事もあるため、あわせてご確認ください。

湿気と温度の変化が少ない保存場所を選ぶ

湿気と温度の変化が少ない保存場所を選ぶ

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塩の保存場所にふさわしいのは、湿気が少なく温度の変化が少ない環境のようです。温度が大きく変化する場所では結露が発生しやすく、塩が湿気を吸って固まる原因になります。

例えばコンロの近くを避けたうえで、キッチンの吊り戸棚や引き出しの中に保管するとよいでしょう。塩をサラサラな状態で使うためにも、環境の変化が起こりにくい場所を選んで保存することが大切です。

フタがしっかり閉まる『密閉容器』に入れる

フタがしっかり閉まる『密閉容器』に入れる

※写真はイメージ

塩をサラサラな状態で保つためには、フタがしっかり閉まる『密閉容器』への移し替えも有効といわれています。素材は湿気を通しにくい陶器などでできたものがよいでしょう。

密閉性が高い容器を選べば、におい移りも防げます。塩を長く保存するためにも、容器を選ぶ時は、素材や密閉性に注目しましょう。

湿気対策グッズを活用する

湿気対策グッズを活用する

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塩をさらにサラサラに保つために、容器に湿気対策グッズを入れて保存してはいかがでしょうか。湿気対策グッズは、容器の中の余分な水分を吸い取るとされているため、塩が固まるのを防げる可能性があります。

湿気対策として、吸湿性が高い『シリカゲル』を入れるのもおすすめです。また、米やショートパスタを入れて保存すると、容器内の湿気をおさえられるとされています。米を入れる際は、生の米ではなく、少量の米を炒ったものを入れましょう。

また、パスタは長いものではなく、マカロニのような短いタイプのものを選んでください。

塩のやってはいけない保存方法

ご家庭の塩が固まりやすいのは、保存方法に原因があるのかもしれません。

ここでは、塩の保存で避けたいNG例を紹介します。ご自身の保存方法に、当てはまるものがないかチェックしてみてください。

コンロ周りやシンク下に保存する

コンロ周りやシンク下に保存する

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「調理中すぐ使えるから」と、コンロの近くに塩を置くのは避けましょう。

コンロ周りは調理中の熱や湯気で、温度が変化しやすく、結露も発生しやすい場所です。急激な温度の変化で結露が発生すると、塩がその水分を吸って固まってしまう原因になる可能性があります。

また、シンク下も配水管があるため湿度が高くなりやすく、塩の保存場所としては適していません。

密閉されていない容器で保存する

密閉されていない容器で保存する

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フタに隙間があったり、完全に閉まらなかったりする容器は塩の保存には不向きです。容器が密閉されていないと、容器中の湿度が安定せず、塩が固まる原因になります。

また、購入時の袋は開封すると湿気を通しやすくなるため、そのまま使用しないほうがよいでしょう。袋のまま使う場合は、密閉できるフリーザーバッグに入れ、空気を抜いて保存してください。

冷蔵庫で保存する

冷蔵庫で保存する

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冷蔵庫で塩を保存するのは控えたほうがよいでしょう。

冷蔵庫から出し入れする際の温度差で、容器の表面に水滴がつくことがあるといわれています。この水分が容器の中に入り込むと、塩が湿って固まる原因となるようです。

塩をどうしても冷蔵庫で保存したい場合は、フタがしっかり閉まる密閉容器を使い、出し入れは素早く行いましょう。

塩が固まった時の対処法

塩が固まった時の対処法

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塩が固まった時の対処法は、おもに次の2つです。

  • フライパンで空炒りする。
  • 電子レンジで温める。

固まりが頑固な場合は、フライパンで加熱する方法が有効なのだとか。油をひかずに塩を入れ、弱火でゆっくりかき混ぜながら炒ります。

塩に含まれた水分が飛ぶため、サラサラの状態に戻りやすくなるでしょう。

電子レンジを使用する際は、固まった塩を耐熱皿に広げ、ラップを使用せずに600Wで2〜3分ほど加熱するとよいようです。

加熱しすぎると塩がはねる可能性があるため、短い時間から様子を見ながら加熱しましょう。また、 加熱後は塩も皿も熱くなる可能性があるため、やけどに注意してください。

塩の保存方法に関してよくある疑問と回答

最後に、塩の保存方法に関するよくある疑問と回答を紹介します。

Q1. 塩に賞味期限はある?

Q1. 塩に賞味期限はある?

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塩は時間が経っても品質がほとんど変化しないようです。そのため、賞味期限がないことが多い食品になります。

ただし、ハーブやスパイスが混ざったフレーバーソルトなどは、塩以外の原材料の風味が落ちる可能性があるとされ、賞味期限が設定されているようです。

Q2. 塩と砂糖の保存方法の違いは?

Q2. 塩と砂糖の保存方法の違いは?

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塩と砂糖の保存方法の大きな違いは、塩には湿気対策が、砂糖には乾燥対策が必要な点にあります。

これは、塩が湿気で固まるとされているのに対し、砂糖は乾燥が原因でも固まるという性質の違いがあるためです。

また、砂糖は湿度が高すぎると溶けるため、湿度の変化が少ない場所で密閉容器に入れて保存しましょう。

Q3. 塩に虫やダニを発生させない予防法は?

Q3. 塩に虫やダニを発生させない予防法は?

※写真はイメージ

基本的に、食塩のような純粋な塩には、虫やダニは発生しにくいとされています。

ただし、ハーブやスパイス、乾燥野菜などが混ざったフレーバーソルトは注意が必要です。塩以外の混合物が虫やダニのエサとなり、発生の原因になることがあります。

虫やダニの予防方法は次の3つです。

  • 保管場所を清掃する。
  • 容器を清掃する。
  • 換気する。

虫やダニは、食品のカスやホコリがたまった不衛生な場所に発生しやすいとされています。そのため、保管場所や容器を定期的に清掃することが大切です。

また、ダニは高温多湿な環境を好む傾向があります。ダニを発生させないためにも、換気をして湿度を下げましょう。

塩の正しい保存方法を知って品質を保とう

塩の管理で意識すべきことは、湿気とその原因となる温度変化を避けることです。そのため、温湿度の変化が大きいコンロの近くやシンク下で保存するのは避けたほうがよいでしょう。

塩が固まった場合は、フライパンで炒ったり、電子レンジで温めたりすると、改善できる可能性があります。

家庭の塩が固まりやすいと感じているなら、まずは置き場所を見直してみてはいかがでしょうか。正しい保存方法を実践して、家庭の塩をサラサラの状態に保ちましょう。


[文・構成/grape編集部]

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