冷凍保存したタラはどれくらい日持ちする?おすすめ下味レシピ3選も解説
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タラの下処理はなぜ必要?やり方やおすすめレシピ3選も紹介タラを調理する時、独特の臭みが気になりませんか。下処理によっておさえられるなら試してみたいと言う人もいるでしょう。本記事では、タラを食べる時の下処理の必要性やおいしく食べるための下処理方法、タラを使ったおすすめレシピを紹介します。






タラの切り身を冷凍して調理したら、「パサパサしておいしくなかった」「なんだか生臭い」とがっかりした経験はありませんか。
冷凍保存は品質を保ちながら日持ちすると思われていますが、タラのうま味を引き出すためには、冷凍や解凍を正しい手順で行うことが大切です。
本記事では、冷凍保存したタラの日持ちや正しい冷凍方法をまとめました。さらに解凍方法や切り身をおいしく食べるための下味レシピ、注意点も解説しています。ぜひ最後までご覧ください。
冷凍保存したタラはどれくらい日持ちする?
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タラを冷凍保存すると、2週間〜1か月程度日持ちします。
冷蔵保存は2日〜1週間程度のため、冷凍保存は長持ちするといえるでしょう。
ただし、タラをおいしく日持ちさせるためには、下処理をきちんと行う必要があるようです。
タラを冷凍保存する2つの方法
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タラを冷凍保存する際、切り身をそのまま保存する方法と、下味をつけて保存する方法があります。本章では、タラの下処理から冷凍保存の方法まで解説しましょう。
なお、いずれの方法でも、おいしく冷凍するためには下処理が大切です。 冷凍前に塩を振って10分程度おき、タラから出てきた余分な水分をキッチンペーパーで拭き取りましょう。
上記の下処理が必要な理由は次の記事で詳しく解説しているため、あわせてご覧ください。
タラの下処理はなぜ必要?やり方やおすすめレシピ3選も紹介
タラを調理する時、独特の臭みが気になりませんか。下処理によっておさえられるなら試してみたいと言う人もいるでしょう。本記事では、タラを食べる時の下処理の必要性やおいしく食べるための下処理方法、タラを使ったおすすめレシピを紹介します。
1.切り身をそのまま冷凍保存する方法
切り身をそのまま冷凍する方法は、メニューが決まっていない時や料理にバリエーションを持たせたい時に適しています。
下処理で水分を拭き取ったタラは、1切れずつラップでぴったりと包んだ後、フリーザーバッグに入れて空気を抜き密封しましょう。密封してタラが空気に直接触れないように保存すると、乾燥や酸化を防げるようです。
フリーザーバッグに入れる場合は、タラが重ならないように入れます。薄くすることで急速冷凍でき、うま味を保てるようです。金属トレーにタラを乗せて冷凍保存すれば、冷凍時間をさらに縮められるでしょう。
2.切り身に下味をつけて冷凍保存する方法
下味をつけてから、タラの切り身を冷凍保存する方法もあるようです。調味料がタラを覆うため、乾燥から守り品質の低下を防ぎやすくなるとされています。
下味をつけて冷凍すれば、後は加熱するだけで料理が完成するため、忙しい人にぴったりでしょう。
やり方は、下処理後のタラをフリーザーバッグに入れ、調味料を混ぜ合わせます。フリーザーバッグにタラが重ならないように入れて密封した後、冷凍保存しましょう。
そのまま冷凍保存する際と同様、金属トレーを使うと、冷凍にかかる時間を短縮できるとされています。
タラの解凍方法
解凍方法もタラのおいしさを左右する、重要な下処理の1つです。
本章では、冷凍したタラのおもな解凍方法を解説します。
冷蔵解凍
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冷蔵解凍は、タラをフリーザーバッグのまま冷蔵庫に移すだけの方法です。
解凍時間はタラの大きさや数、調味料の有無でも異なるといわれているため、冷蔵庫に移して6時間をすぎた頃を目安に、状態を確認しながら解凍しましょう。
冷蔵解凍は時間をかけてゆっくり溶かすため、うま味の低下を防げるとされていますが、すぐに調理はできません。そのため、時間にゆとりがある時におすすめといえます。
流水解凍
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流水解凍は、ボウルに冷凍したタラをフリーザーバッグのまま入れて、水道水を流しながら溶かす方法です。
フリーザーバッグのジッパーがきちんと閉まっていることを確認したうえで行いましょう。
解凍時間は最短10分といわれており、冷蔵に比べて時間がかからないため、急いでいる人におすすめです。
凍ったまま調理して解凍
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冷凍したタラのもっとも簡単な解凍方法は、凍ったまま調理することでしょう。解凍の手間がないため、流水解凍よりも時短になります。
フライや鍋の場合は、タラを凍ったまま調理して解凍できるようです。
下味をつけたタラの切り身は、半解凍の状態で時間をかけてじっくりと焼くことがポイントとされています。
タラは身が崩れやすいため、全解凍するよりも扱いやすく、火が通りやすくなるでしょう。
冷凍タラの切り身の下味レシピ3選
冷凍タラの切り身に下味をつけてバリエーションを楽しむためのレシピをご紹介します。
1.タラのみりん漬け
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【材料(4人分)】
■保存液の材料
■調理の材料
タラの切り身を下処理した後、フリーザーバッグにタラと調味料を入れて漬けて冷凍してください。
解凍は、調味料が拭き取れる程度がよいでしょう。
フリーザーバッグからタラを取り出して、キッチンペーパーで調味料を拭き取ります。たれは捨てずにとっておきましょう。
フライパンでサラダ油を熱してタラを弱火で焼き、裏返して加熱します。
タラに火が通ったら、フライパンにフリーザーバッグの調味料と砂糖を加えて火を通しましょう。
たれに透明感が出たら、火を止めて切り身に絡めて完成です。
2.タラのオリーブオイル漬け
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【材料(4人分)】
タラの下処理を済ませた後、フリーザーバッグに材料をすべて入れ、漬け置き冷凍します。
調理は、切り身を半解凍した後、フライパンで両面を弱火で焼けば完成です。
また、アルミホイルを敷き、半解凍にしたタラの上にスライスした玉ねぎを乗せ、水を少々加えてホイル焼きにしてもよいでしょう。
3.タラの西京焼き
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【材料(4人分)】
フリーザーバッグに調味料を加えて混ぜ合わせた後、下処理を済ませたタラを入れて冷凍保存します。
調理の際は、タラを半解凍後、フライパンを弱火で熱して切り身を入れましょう。両面に焼き色がつくまで焼きますが、焦げないよう火加減に注意してください。
蓋をしてタラに火が通るまで加熱すれば完成です。
タラの冷凍保存の2つの注意点
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タラをおいしい状態で冷凍保存するための注意点をまとめました。
1.購入後、早めに下処理をする
タラは傷みやすいとされているため、購入後はなるべく早く下処理をすることが大切なようです。切り身はもちろん、1尾まるごとの場合も同じといえるでしょう。
なお、1尾まるごとの場合は、下処理が増えます。タラのウロコとエラ、内臓を取り除いた後、残っている血を水でしっかりすすぎましょう。血や汚れを洗い流すと臭みを抑える効果が期待できます。
後は、まるごと冷凍保存してもよいですし、1食分に小分けしてもよいです。まるごと冷凍する場合も切り身の場合と同様に、水分の処理や密封して保存しましょう。
タラを買った後、すぐに下処理して冷凍保存まで済ませるのが望ましいといえます。
2.再冷凍はしない
タラを再冷凍すると、うま味が抜けるだけでなく、食中毒のリスクもあるとされているためやめましょう。
解凍時にドリップが出ますが、再冷凍すると再解凍の際にも水分が失われるようです。ドリップとは解凍時に流れ出る水分で、これがタラのうまみ成分と考えられています。
また、温度が上がると細菌が増殖しやすくなるそうです。
タラの再冷凍を避けるためにも、食べる分だけを解凍しましょう。冷凍する際に1食分ずつ小分けすることが、うま味を守りながら安全に食べるための注意点といえます。
タラを冷凍しておいしく食べよう
タラの冷凍保存は、最長1か月ほど日持ちするようです。切り身はそのままの状態だけでなく、下味をつけることもできるでしょう。
また、解凍方法は3種類あります。それぞれにはポイントがあるため、実践する場合は本記事でご紹介したコツを押さえましょう。
解凍のコツや下味レシピを活用すれば、忙しい日でもタラをおいしく、手軽に楽しめます。
本記事で紹介したタラの保存方法を、日々の献立に役立てみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]