300匹以上のネコを保護した男性 最初は亡き息子の思い出を重ねていたが
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セルフレジの打ち忘れを申告した男性 その後の展開にまさか!【4選】多くのお店で見かけるようになったセルフレジ。お店によって仕様が違うので、毎回初めてのような気分を味わう人もいるでしょう。この記事では、セルフレジで起こりがちな『あるある』を4つ紹介します。

『心の声』が出すぎている猫 飼い主に抱っこされて…「にょーーんって聞こえてくる」飼い主(@IWASHI_0723)さんが抱っこをすると…猫のいわしくんの表情に注目が集まりました。
アメリカ、ニューヨーク州のロングアイランド島には、『猫の聖域』と呼ばれる場所で300匹以上の猫と、悲しい過去を持つ1人の男性が共に暮らしています。
男性を襲った悲劇
男性の名前は、クリスさん。電車の車掌として働いていた彼には、エリックさんという息子がいました。
しかしエリックさんは24歳という若さで、オートバイの事故によりこの世を後にしました。
最愛の息子を失ったショックで、仕事へのやる気もでず、毎日悲しみにくれていた彼を救ったのは、猫でした。
2006年のこと、彼は30匹以上の猫の群れと出くわします。猫はみんな病気にかかっているようで、弱っているではありませんか。
「助けなければ!」
とっさにそう思ったクリスさんは、家を猫たちのために改築し、元気になるまで面倒を見ることを決心。
あの日助けることができなかった息子を救うかのように、クリスさんの思いは猫たちへと注がれていきました。
いつしか『猫の聖域』と呼ばれるように…
最初は使命感にも似た思いから始まった猫の保護活動。しかし、徐々にクリスさんの思いに変化が現れ始めました。
「自分が生きている間に、何か役立つことをしたかったんです」
「この場所は、私と息子の思い出です」
最初は30匹だった保護猫の数も、今や300匹以上!クリスさんにとって、猫は家族と同じくらい大切な存在へとなっていきました。
だからこそ、獣医の診察を受けさせ、適切なケアを行い、新たな飼い主さんが現れるまで大切に面倒を見ています。
そんな日々が続いていくうち、いつしかクリスさん宅は『猫の聖域』と呼ばれるようになりました。
実際、ここで暮らす猫たちはとてものんびりしていて幸せそうです。
とはいえ、これだけの数の猫を面倒を見るのには、かなりの費用がかかるため、クリスさんは様々なプロジェクトを手がけ、猫たちの生活費を稼いでいるそう。
また、この地を訪れる人の中には、猫の餌などを寄付してくれる人もいるため、多くの人の善意の気持ちで保護活動を続けていられるのだとか。
こうした思いに対し、クリスさんはこう語っています。
「無条件の愛です。猫たちは、みなさんが自分たちを助けてくれていることをちゃんとわかっています」
300匹以上の猫を面倒みるなんて、並大抵の努力ではできません。クリスさんの猫にたいする深い愛と情熱に敬服します!
いつかすべての猫に新しい家族が見つかりますように、そして1匹でも多く野良として暮らす猫が減りますように…そう願わずにはいられません。
[文/grape編集部]