短編フィルム『もし僕が話すことができたら…』 愛犬の最期の言葉に涙
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「夕飯を作ろうと思ったら…」 立てなくなったワケに「爆笑」「意志を感じる」2匹の猫と暮らしている、飼い主(@kunyan_kainyan)さん。愛猫の1匹である、カイちゃんの写真に、12万件以上もの『いいね』が寄せられました。
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犬が考えていることを知ることができたり、愛犬と会話できたりしたらいいなぁと思ったことありませんか?
「私たちと一緒にいて幸せ?」
「一緒にいてくれてありがとう」
もし、私が一言だけ話すことができたらこう話しかけてあげたいです。
『もし僕が話すことができたら…』
短編フィルム『もし僕が話すことができたら…』は、捨て犬が優しい男性に拾われて、家族となり、そして旅立ちの日を迎えるまでの日々が犬の目線で語られています。
物語はシンプルですが、生きていく上でとっても大切なこと「愛と感謝」がたっぷりつまった作品です。ほろっと来る場面も多いので、オフィスや電車の中で観るには不向きかもしれません…!
物語は、男性がジョギング中に黒いごみ袋の中に捨てられた子犬を発見するところから始まります。男性は、子犬を家に連れて帰り、お風呂に入れ、大切な友達として受け入れます。
出典:Shawn Welling AXI
犬は成長し、男性は恋をし、結婚。家族が増えて、犬は年を取り、たくさんの抱えきれないほどの思い出と感謝を持って天国へ旅立つ…。
7分と少し長い映像ですが、心をとらえて離してくれない…かけがえのない幸せな日々が綴られています。
映像の中で、ワンちゃんはこんな風に語っています。和訳してご紹介します。
あなたと話すことができたらいいな。
(伝えることができなくても)知って欲しいんだ。僕を助けてくれてありがとう。僕を愛してくれてありがとう。
僕たちが一緒に過ごした時間にしたすべてのことを忘れないよ。
僕にしてくれたすべてのことに感謝しているよ。
楽しいことがたくさんあった。
あなたが恋をした瞬間も見て、家族ができた。
いろんな冒険を一緒にしたね。
今でもあの晴れた日のことは覚えているよ。
永遠に走り続けられるような気がした。そして、一緒に天国(空)を見上げたよね。
降り注ぐような星空の下、ずっと眺めたよね。
でも僕は歳を取った。疲れちゃったし、身体のあちこちが痛い。
お別れの時が来たみたいだね。
一緒にいてくれてありがとう。僕は怖くないよ。
僕、あなたが耳をこちょこちょしてくれるのが大好き。
何もかもうまくいくよ。大丈夫。
僕のために悲しんでくれているんだね。あなたと話すことができたらなぁ。
そしたら、伝えることができるのに。ありがとう。僕にしてくれたすべてのことに。
あなたと過ごした日々は、素晴らしい時間だったよ。
出典:Shawn Welling AXI
そして、映像を締めくくるのは、犬にまつわる二つの名言。犬を飼ったことがある人ならば、深く共感できる言葉ですよね。
「一匹の犬も愛したことがことがなければ、人の魂の一部は眠ったままである。」
~アナ―トル・フランス (詩人、小説家、批評家、ノーベル文学賞受賞者)
※オリジナルは「一匹の動物も愛したことがなければ、人の魂は眠ったままである」
「もし、天国に犬がいないなら、僕は死んだら、彼らが行ったところに行きたい」
~ウィル・ロジャース(カウボーイ、コメディアン、作家、社会評論家)
ここの映像は、生きていく上で、シンプルだけどとっても大切なこと、しかし忘れがちな「愛と感謝」、「命には限りがある」というメッセージがふんだんに盛り込まれているように思います。
犬との暮らしで一番つらいのは、別れがやってくること。寿命を考えると飼う時にわかるのですが、本当にその時がやってくると耐えられない気持ちになります。
今まで暮らしてきた犬たちがこんな風に感じて旅立ってくれていったなら嬉しいなと思います。
登場するワンちゃんは、監督の愛犬のMax。実の飼い犬というだけあって、息もぴったりです。監督のショーン・ウェリングさんに感謝します!
[文・構成/grape編集部]