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「ピットブルは危険じゃないと知って」飼い主が思い付いたアイディア

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:malibusmama

アメリカ原産の犬、ピットブル。世界にはこの犬種を所有することを禁止している国や地域があります。その理由は「凶暴で人やほかの動物を襲う可能性があるから」というもの。

実際に人や犬がピットブルに襲われたケースはあります。しかしその一方で、ピットブルをペットとして可愛がっている家庭もたくさんあるのです。

アメリカのカリフォルニア州に住むクリスティンさんがメスのピットブル”マリブ”に出会った時、彼女はまだ1歳の子犬でした。The Dodoによると、動物シェルターでボランティアをしていたクリスティンさんは、毎週マリブを散歩に連れていっていたそうです。

しかしその2ヶ月後、シェルターでは里親が見つからないマリブをこれ以上保護することはできないと判断。

「このままではマリブが殺されてしまう。」

それを知ったクリスティンさんは自らが里親となることを決めたのです。

こうしてマリブは晴れてクリスティンさんの家族の一員となりました。クリスティンさんは散歩が大好きなマリブを連れて、毎日外へ出かけているそうです。

そして彼女がマリブを連れて近所を歩いていた時、彼女はあることに気が付きました。

「私がマリブを散歩させていると、人々が私たちを避けるように道路の反対側へ移動するんです。小型犬の飼い主は彼らの犬を抱き上げて胸に抱えて、母親は子どもを自分のそばに引き寄せて手をしっかり握って、彼らの視線はマリブの動きに集中している。
これには私の心は深く傷つきました。マリブがどんなに愛らしい犬かを知っているだけに。だから人々の認識を変えるために何かしないと、と思ったんです」

The Dodo ーより引用(和訳)

クリスティンさんはマリブがまだシェルターにいたとき、彼女に里親が見つかりやすくするために、と可愛い洋服を着せていたことを思い出したそうです。そして思い付いたアイデアは、 「マリブにバンダナを巻いてみよう。」

さっそくバンダナを巻いて散歩に出かけたところ…このアイデアは大成功!

「すぐに周りの変化に気が付きました。人々はマリブを見てニッコリと微笑んでいました。そして『この子は何の犬種なの?』『何歳?』『なんて可愛いの!』と話しかけてきました。すべての人たちがそうではありませんが、マリブの飼い主として人々とストレスなくコミュニケーションをとるいい機会になりました。
バンダナのおかげでマリブは”ピットブルと言う犬種”ではなく、”1匹の犬”として見られるようになったんです」

The Dodo ーより引用(和訳)

確かに動物が洋服を着ているととっても可愛らしく見えますよね。写真を見ると、マリブは本当に優しそうな穏やかな表情をしています。バンダナが彼女の本来の愛らしさを引き出してくれたのでしょう。

ピットブルは本来、飼い主に対して忠誠心があり、人懐こく明るい性格だと言われています。人間が愛情をもって正しく育てれば、素晴らしい家族の一員となってくれるはずです。

ピットブルについての正しい理解が広まり、ピットブルとして生まれてきたというだけで、彼らが差別されたり、尊い命を奪われるようなことがないように祈るばかりです。


[文・構成/grape編集部]

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