トルコのバーでぼったくり被害 ゴネ続けたら? By - grape編集部 公開:2017-03-24 更新:2018-04-02 トルコバー Share Post LINE はてな コメント 男性の後を追って雑居ビルに入ると… 店の中は暗くて大音量の音楽が掛かったかなり怪しい雰囲気。中央にダンスフロアがある。男はせっかく来たんだから少しでも飲んでいけと言い、ボックス席へ座った。男と話していてしばらくすると、お願いもしていないのになぜか2人の女の子が座ってくる。— sen (@tencube) 2017年3月20日 どう考えても怪しい雰囲気です。 女の子の出身地は聞かなかったけど、外見と訛りからすると多分東欧かロシア系で、年は30手前ぐらいかなという感じ。それで、男は女の子に何を飲むか聞いてあげて、と言う。日本では行ったことがないけれど、多分キャバクラみたいな感じだと思う。— sen (@tencube) 2017年3月20日 この時点で僕の怪しさセンサーが反応。コーラを1杯だけ飲んで、もう出ようと言ったら、まだいようと言われる。煙草を買ってくると外に出ようとするも、店員が買ってきてくれる。トイレに行こうとすると、男が連れションについてくる。— sen (@tencube) 2017年3月20日 いつの間にかバーに連れ込まれ、出ようにも出られない状況に陥ってしまいます。 「怪しい!」と分かっているのに逃げられず、同席した女の子が酒は飲むし、ダンスには誘われるし、と完全に相手のペースに持ち込まれてしまいます。 しかし、意を決して「帰る!」と主張。この時点で「数万円程度なら」と覚悟をしていたのですが… しかし、会計は、およそ7,000TL(リラ)。約21万円。— sen (@tencube) 2017年3月20日 たった2時間で21万円!!! 想像以上の金額に当然、「伝票を持って来い!」と応酬。すると… 「何かの間違いでしょ? メニューと伝票持って来い」と言い、メニューを確認する。シャンパン1000リラなどあり得ない数字が並ぶ。確かにメニューと伝票を付き合わせると、7000リラを超える。— sen (@tencube) 2017年3月20日 タクシーに同乗した男性がグルだと気づき、強面のマネージャーまで登場。狭い小部屋に連れて行かれ、さらに交渉が続きます。 当初は「多少の焦りもあった」と言うsenさん。しかし、落ち着いて周囲を見渡すと、次のような状況が見えてきたと言います。 大声や態度で威圧することはあってもsenさんの身体には触れない 部屋の扉は開かれたまま。武器も持っていない 2人1組でアメとムチを使い分けて追い込もうとしている つまり、手荒なマネをしたいのではなく、あくまでもルールの範囲内で最大限にお金をむしり取ろうとしていることが分かってきたのです。 「ならば!」と危害を加えられるまではゴネ続けることに! 僕は旅行中、最低限の現金だけを中に入れたダミー用の財布と、クレジットカードや高額現金保管用のメイン財布を分けることにしていました。ダミー財布の全所持金50TLを見せ、現金もカードもない、金を借りるので友達や大使館に連絡させてほしい、とひたすら言い続けました。— sen (@tencube) 2017年3月20日 押し問答を続けていると、葉巻をくわえたマフィア風の風体の老人がマネージャー室に入ってきました。マネージャーと客引き男との会話はほぼ全て英語ですが、この老人は英語を解さないようで、2人が通訳をしていました。「彼はあなたにお金を払わせる方法があります」マネージャーがそう言いました— sen (@tencube) 2017年3月20日 そのうちマネージャーの態度が少し軟化していきました。「私はあなたを助けるので、私もあなたを助けてほしい」と。そこで、7000リラの割り勘で3500リラ、ディスカウントで3000リラ。— sen (@tencube) 2017年3月20日 更に、客引き男も500リラなら出せるということで、2500リラが提示されました。それでも高いと言い続けると、ついに2000リラまで要求が下がりました。— sen (@tencube) 2017年3月20日 正直なところ、次第に面倒になってきて、6万なら日本でキャバクラ行ったくらいだと思って(私はキャバクラに行ったことがない)、払ってしまおうかと思いましたが、「もういいよ、警察呼んでいるんでしょう? 第三者が来てから話し合わせてくれ」と、かなり投げやりに言って黙り込みました。— sen (@tencube) 2017年3月20日 「もういいよ、警察呼んでいるんでしょう? 第三者が来てから話し合わせてくれ」 このひと言で、マネージャーの態度が一変します。 すると、マネージャーの態度が一変しました。「荷物を持って、立って、出ろ。」と。どこかへ連れて行かれるのか、ボスフォラスの海にでも沈められるのかと思いましたが、店を追い出されただけでした。— sen (@tencube) 2017年3月20日 解放された!!! 多分、店に入ってから2時間くらい、後の1時間半は、金額について押し問答していたと思います。すぐに人通りの多い方へ一目散に逃げ、空いていたスターバックスに駆け込みました。しばらく時間を潰し、つけられていないことを確認した後、タクシーで宿まで帰ったのでした。— sen (@tencube) 2017年3月20日 1円も払わずに、無事ホテルに戻ることができたのです。 Twitterでは淡々と、事実を書き綴ったsenさんですが、実際は「めっちゃ怖かった」と語ります。 ぼったくりバーに迷い込んでしまったものの、結果的にはぼったくられずに済んだ理由をsenさんは次のように分析。今回のエピソードを締めくくりました。 ふと思い出したのですが、ボッタクリバーの請求書を見た時に考えたのが、「ただでさえ旅行で金使いまくってるのに、こんな典型的ボッタクリに金を払ったりしたら、妻にどやされるだろうなぁ」ということで、つまりボッタクリバーより妻は恐ろしいということです。— sen (@tencube) 2017年3月22日 もちろん、これは冗談なのでしょう。本当にぼったくられずに済んで何よりです。 また、これはあくまでもsenさんの体験談であり、「ぼったくりバーから逃れるための一般的な方法」ではありません。万が一、こういった事態に陥った際は「状況に応じた判断が求められる」ということを覚えておいた方が良さそうです。 [文・構成/grape編集部] 1 2 出典 @tencube Share Post LINE はてな コメント
男性の後を追って雑居ビルに入ると…
どう考えても怪しい雰囲気です。
いつの間にかバーに連れ込まれ、出ようにも出られない状況に陥ってしまいます。
「怪しい!」と分かっているのに逃げられず、同席した女の子が酒は飲むし、ダンスには誘われるし、と完全に相手のペースに持ち込まれてしまいます。
しかし、意を決して「帰る!」と主張。この時点で「数万円程度なら」と覚悟をしていたのですが…
たった2時間で21万円!!!
想像以上の金額に当然、「伝票を持って来い!」と応酬。すると…
タクシーに同乗した男性がグルだと気づき、強面のマネージャーまで登場。狭い小部屋に連れて行かれ、さらに交渉が続きます。
当初は「多少の焦りもあった」と言うsenさん。しかし、落ち着いて周囲を見渡すと、次のような状況が見えてきたと言います。
つまり、手荒なマネをしたいのではなく、あくまでもルールの範囲内で最大限にお金をむしり取ろうとしていることが分かってきたのです。
「ならば!」と危害を加えられるまではゴネ続けることに!
「もういいよ、警察呼んでいるんでしょう? 第三者が来てから話し合わせてくれ」
このひと言で、マネージャーの態度が一変します。
解放された!!!
1円も払わずに、無事ホテルに戻ることができたのです。
Twitterでは淡々と、事実を書き綴ったsenさんですが、実際は「めっちゃ怖かった」と語ります。
ぼったくりバーに迷い込んでしまったものの、結果的にはぼったくられずに済んだ理由をsenさんは次のように分析。今回のエピソードを締めくくりました。
もちろん、これは冗談なのでしょう。本当にぼったくられずに済んで何よりです。
また、これはあくまでもsenさんの体験談であり、「ぼったくりバーから逃れるための一般的な方法」ではありません。万が一、こういった事態に陥った際は「状況に応じた判断が求められる」ということを覚えておいた方が良さそうです。
[文・構成/grape編集部]