色盲の少年が初めて、鮮やかな世界の色を見た もらい泣きする映像
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
ある日、昨日と違う世界が目の前に広がりはじめた…それは昨日見た風景と全く同じなのに、今まで想像もできなかったような鮮やかな色の世界だった!
これは、アメリカのアイオワ州に住む10歳の少年、カーソン・アールベックくんに起こった出来事です。
カーソンくんは野球が大好きで、元気な少年。しかし、生まれ持って色覚異常(色盲)を持っています。
彼の世界は白と黒だけというわけではありませんが、特定の色を認識することが困難です。青と紫、赤と緑が同じ色に見えるそうです。
また、世界の色は鈍く、生き生きとしたものではありません。ネオンは明るくありませんし、パステル・カラーも灰色です。
そんなカーソン君のために、父のアーロンさんは色盲用メガネを購入しました。
このメガネは、特定の波長の光を除去し、色盲の人々が色を正確に知覚することを可能にする光学フィルタを使用しています。購入したとき、このメガネでカーソンくんが色を識別できる確率は50%と言われたそうです。
カーソンくんに、色の世界は訪れるのでしょうか。
メガネをかけた瞬間、感動が襲います。
「どう?見えるだろ?」と尋ねる父親に抱きつくカーソンくん。
芝生の上に置かれた様々な色のフリスピーの色を、喜々とした表情で次々に当てていきます。ピンク色の靴下も、正確に色がわかります。
と、カーソン君は興奮気味に語ります。アーロンさんも、涙を浮かべながら語ります
たくさんの色が存在することを知って、カーソン君に新しい世界、可能性が開けたのです。
このメガネやコンタクトレンズの普及によって、彼をはじめとするたくさんの色盲を持つ方の、世界や可能性が変わっていくことを望みます。
[文・構成/grape編集部]