『赤色』が見えにくい色覚異常の人が信号機を見たら… 見えかたを知ってゾッ By - grape編集部 公開:2019-08-17 更新:2019-08-19 色盲色覚異常障がい者 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ 大多数の人が見ている色とは異なる色に見えてしまう、色覚異常。生まれつき色覚に異常がある『先天性色覚異常』の日本人は男性の20人に1人、女性では500人に1人の割合といわれています。 Kaku3_1800cc(@K1800cc)さんは、 生まれつき赤色が見えにくい色覚障がい者です。日本眼科医会によると、赤い光や、物体を色覚が正常な人の10分の1ほどの明るさしか感じることができないといいます。 Kaku3_1800ccさんは、街中の信号機の見えかたも、「色覚が正常な人とは違って見えている」とTwitterに投稿。その画像をもとに再現してみると、赤・黄・緑の3色の信号機は…。 色覚障がい者の俺から見た信号。 pic.twitter.com/tMPot7BkO2— Kaku3_1800cc (@K1800cc) 2019年8月13日 赤色が見えにくい投稿者さんは、なんとこのように信号機の色がすべて緑色に見えているそうです。 投稿者さんのように赤色が見えにくい人は、色覚障がい者全体の約25%で、ほとんどの人は緑色が見えにくいといわれています。 この投稿に「知らなかった」「これは大変」などのコメントが寄せられました。 信号機の配色は苦手な組み合わせ 信号機の色については、「先天性色覚異常の人が最も苦手とする組み合わせ」として、警鐘を鳴らす人もいます。 先天色覚異常の多くの方が最も苦手とするのが、赤と緑という組み合わせです。事故につながる危険がありますので、注意が必要です。横並びの信号灯の場合は色光の配列で見分けることができますが、そうでない場合、海外では信号の並びが逆になる場合があります。 参天製薬 ーより引用 色覚異常であっても、普通自動車を運転する時に必要な、第一種運転免許証はほとんどの人が取得できます。 信号機や日常生活の中で色が見えにくい場合、『色覚補正メガネ』を使用する人も。『色覚補正メガネ』はメガネ店で販売されており、日常生活に支障のないレベルまで色覚を補正してくれます。 また、海外では、ハード面から色覚異常を持つ人をサポートする取り組みが行われています。日本でも見られる歩行者用の信号機同様、マークや記号で指示が判別できる『自動車用の三連式信号機』を設置。これなら色覚異常を持つ人が色の見えかたに苦労することはありません。 ※写真はイメージ 誰にとっても安全で暮らしやすい社会…簡単ではありませんが、障がいを持つ人がどんなことに困っているのかを知ることが、その実現への第一歩になるのではないでしょうか。 [文・構成/grape編集部] 出典 @K1800cc/参天製薬/公益社団法人 日本眼科医会/文部科学省ホームページ/メガネスーパー/色覚相談室 Share Post LINE はてな コメント
大多数の人が見ている色とは異なる色に見えてしまう、色覚異常。生まれつき色覚に異常がある『先天性色覚異常』の日本人は男性の20人に1人、女性では500人に1人の割合といわれています。
Kaku3_1800cc(@K1800cc)さんは、 生まれつき赤色が見えにくい色覚障がい者です。日本眼科医会によると、赤い光や、物体を色覚が正常な人の10分の1ほどの明るさしか感じることができないといいます。
Kaku3_1800ccさんは、街中の信号機の見えかたも、「色覚が正常な人とは違って見えている」とTwitterに投稿。その画像をもとに再現してみると、赤・黄・緑の3色の信号機は…。
赤色が見えにくい投稿者さんは、なんとこのように信号機の色がすべて緑色に見えているそうです。
投稿者さんのように赤色が見えにくい人は、色覚障がい者全体の約25%で、ほとんどの人は緑色が見えにくいといわれています。
この投稿に「知らなかった」「これは大変」などのコメントが寄せられました。
信号機の配色は苦手な組み合わせ
信号機の色については、「先天性色覚異常の人が最も苦手とする組み合わせ」として、警鐘を鳴らす人もいます。
色覚異常であっても、普通自動車を運転する時に必要な、第一種運転免許証はほとんどの人が取得できます。
信号機や日常生活の中で色が見えにくい場合、『色覚補正メガネ』を使用する人も。『色覚補正メガネ』はメガネ店で販売されており、日常生活に支障のないレベルまで色覚を補正してくれます。
また、海外では、ハード面から色覚異常を持つ人をサポートする取り組みが行われています。日本でも見られる歩行者用の信号機同様、マークや記号で指示が判別できる『自動車用の三連式信号機』を設置。これなら色覚異常を持つ人が色の見えかたに苦労することはありません。
※写真はイメージ
誰にとっても安全で暮らしやすい社会…簡単ではありませんが、障がいを持つ人がどんなことに困っているのかを知ることが、その実現への第一歩になるのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]