色覚異常の兄弟、初めて見る『色のある世界』に涙…感動の瞬間に心うたれる
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
アメリカに住むジミーさんとジェイスさんは、先天性の色覚異常を抱えた兄弟です。
2人は20年以上、『本当の色』を知らないまま生きてきました。
出典:YouTube
そんな彼らに、サプライズで『とあるプレゼント』を贈ったお父さんとお母さん。
プレゼントとは、アメリカの塗料メーカーが販売する『EnChroma』。このサングラスは特殊なレンズによって、色覚異常を抱えた人の色認識を補助することができます。
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赤・緑・紫・オレンジの風船を持つお父さんと、青とピンクのシートを持つ青年。これらは、色覚異常を抱えた人が判別しづらい色です。
「さあ、目を閉じたままサングラスをかけてみて!」
お母さんがそう言うと、まずはジミーくんがサングラスをかけました。彼の目は、色を感じることができるのでしょうか。
サングラスを装着し、目を開くと…ジミーさんは涙を流しました。レンズ越しに、今まで知ることができなかった光景が広がっていたからです。
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続いてジェイスさんがサングラスをかけると、彼も泣き始めました。涙を流しながら周囲を見渡し、2人は抱き合って喜びを分かち合います。
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そして、彼らは色を確認します。ひとつずつ、今まで見慣れたはずのものを確認し直すかのように…。
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「服に書いてある番号を見て。ジミー、これがオレンジよ」
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「これが、緑色か…」
その後も、2人はサングラスを交代でかけながら色を確認しました。その顔には感動と驚き、そして大きな喜びが映し出されていました。
「息子のジミーとジェイスは、色覚異常でした。でも、サングラスによって色を知ることができたのです。
この素晴らしい瞬間を迎えて、私たちは涙を流さずにはいられませんでした!」
嬉しそうにコメントする、お父さんとお母さん。「息子に色のある世界を見てほしい」…その一心で、5万円するこのサングラスを買ったのだそうです。
両親の愛によって、色鮮やかな世界を知ることができた2人。これから彼らを待つ人生は、たくさんの新しい発見があることでしょう。