暑さもやわらぐ『海底テーブル』 想像の上をいく出来ばえにうっとり

By - grape編集部  公開:  更新:

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『海』といえば、暑い季節になると無性に行きたくなる場所の1つ。

行きたいものの、なかなか行動に起こせない…そんな人にぴったりな『海』があります。

「海を切り取ったかのよう」 美しきテーブル

こちらはルーマニアを拠点に活動しているデザイン会社『eduardlocota』が手がけたテーブル『DELMARE』。

切り取った『海』をそのまま保存したような、静けさのある美しさに、思わず息をのんでしまいますね。

淡い青色から青緑色に変化する特別な顔料を自力で開発し、大理石とアクリルガラスを使用して作成したのだそう。

光の当たり方や見る角度によって、テーブル面の色合いが微妙に変化するため、同じ場所に置いていても朝・昼・夜と表情が異なるそうです。本物の海面を眺めているような、不思議な奥行き感があります。

3本の脚は重心が低くなっており、ちょっとの地震ではびくともしない安定感があります。

ただし、アクリルガラスと大理石という素材の組み合わせ上、表面に傷がつきやすい点には注意が必要です。日常使いのテーブルとして使用する場合は、コースターや保護マットを活用するのがおすすめです。

「不完全さが美を創造する」 デザイナーのこだわり

「見る人の想像力を、海の深い熱帯の島に運ぶことができるかどうか」

eduardlocota ーより引用(和訳)

デザイナーであるEduard E. Locotaさんは、テーブルを作るにあたり、見る者を深い深い海の底へ連れていきたいと望んでいました。

制作の様子が覗ける映像はこちら。

美しい…!!匂いや触り心地はどうなのか、想像が膨らみます。

「アーティストとして、私は不完全さが美を創造すると信じています」

EDUARDLOCOTA ーより引用(和訳)

凍らせた際にできた傷こそ美しいとする考えのもと、見る角度によって、さまざまな色合いの『海』を楽しむことができる作品に仕上がりました。

この「傷を美とする」哲学は、大量生産品には出せない一点一点の個性につながっています。同じ『DELMARE』でも、制作時にできる傷や気泡の入り方が異なるため、世界にひとつだけの海の表情を持つテーブルになるわけです。

「やりたいことのビジョンがあれば、それを追求します。私の魂はブレーキを持っていないのです」

EDUARDLOCOTA ーより引用(和訳)

限りなく本物に近い『海底』を再現するため、こだわりを持って取り組む姿勢に、デザイナーとしてのプライドを感じます。

価格と、それでも欲しくなる理由

我が家にも1台欲しくなってしまいますが、1番安価な中サイズでも日本円で約86万円。ちなみにカスタムサイズは約346万円と、なかなかのお値段です。(※2017年6月現在)

顔料の自社開発から素材の選定、制作工程まで一貫して手がけるアトリエ作品であることを考えると、この価格には職人的な手仕事の価値が込められています。インテリアとしてだけでなく、アート作品として所有するという感覚に近いかもしれません。

本来個人では所有できない『海』の1部を自宅に持ち帰ることができる…と考えると、妥当なお値段かもしれません。

控えめなスタイルの中に大胆な存在感もあり、見る者の時間を止めてしまう魅力のテーブル。

美しい『海』を季節に関係なく眺められる、1つのアートとして楽しむのもいいですよね。


[文・構成/grape編集部]

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出典
EDUARDLOCOTAeduardlocota

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