「兄さん、誕生日おめでとう」 弟から大好きな兄へ 命のプレゼント
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アメリカに住む25歳のブランドンさんと21歳のデレクさんは、とても仲のよい兄弟。兄のブランドンさんは23歳の時に腎臓の機能に問題があることが分かり、治療を続けていました。
弟のデレクさんは、大好きなお兄さんの25歳の誕生日に特別なプレゼントを用意。家族が見守る中、そのプレゼントの内容が書かれた大きなバースデーカードを手渡します。
兄さん、誕生日おめでとう。
俺はいつも兄さんを尊敬しているよ。兄さんと一緒に過ごすのが大好きなんだ。
兄さんがいてくれることに感謝している。たまに俺が兄さんの気に障るようなことをするのに、兄さんはいつだって俺のそばにいてくれる。兄さんはいつも俺の心の一部を持っていてくれるよね。
(カードを開いて)
そして兄さんは俺の腎臓も持つことになるよ。俺たちはばっちり適合したんだ。
弟から兄へのプレゼントは、腎臓の移植だったのです。
弟から兄へ、命のプレゼント
病気と闘うお兄さんのために、自らの腎臓を提供することを決めたデレクさん。海外メディア『TODAY』によると、ブランドンさんの両親は適合しなかったということです。
兄弟の腎臓移植手術は成功
2018年1月、デレクさんの腎臓をブランドンさんに移植する手術が行われました。2人の母親のFacebookには、手術の前にエアハイタッチをする2人の姿が。
そして手術は成功。回復が早かったデレクさんに続いて、ブランドンさんも無事に退院したということです。
お兄さんが病気で苦しんでいる姿を見るのが嫌だったというデレクさんは、こう語っています。
文字通り、心も体も分かち合ったブランドンさんとデレクさん。これからの人生も兄弟仲よく、力を合わせてどんな困難も乗り越えていくことでしょう。
[文・構成/grape編集部]