8万円の小学校制服に、石田ひかりが苦言 『母としての言葉』に同意の相次ぐ
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2018年2月9日に行われた記者会見で、林芳正文部科学相は銀座にある中央区立泰明小学校の新しい制服を発表。
イタリア発祥の高級ブランド『アルマーニ』の制服を採用することを明らかにしました。この制服は、靴下やセーターなどを含めると、一式でおよそ8万円するのだとか。
この制服はあくまでも『標準服』であり、強制ではないとされていますが、現在、標準服を着用していない生徒はいないそうです。
報道によると、デザインをアルマーニに決定したのは校長の判断とのこと。また、一部の保護者からは「負担が重すぎる」と抗議の声も上がっているといいます。
石田ひかり、母として『8万円の制服』に苦言
この話題についての記事を新聞で読んだ、女優の石田ひかりさんがInstagramを更新。
「値段ばかりが議論されていますが、論点がずれていると思います」とつづり、2児の母として苦言を呈しました。
また、校長が「服育(ふくいく)のため」と述べたことについて、このように持論を展開しました。
ちなみに『服育』とは、衣服を通して社会性や文化などへの理解を深めさせ、子どもの生きる力を育てる取り組みを指します。
「高額だと親が困る」「高級ブランドの制服」という点よりも、大人の都合を押し付けられる子どもたちが可哀想だと感じたという石田さん。
そして、校長の語る『服育』についても疑問を抱かざるを得ないといいます。
投稿に対し、「大人のプライドに子どもに巻き込まないでほしい」「銀座の小学校というプライドがあるのでしょうか」「特権意識を子どもに植え付けそう」といったコメントが寄せられています。
石田さんは子を持つ親として、大人の事情が絡むことで子どもの教育に影響が生じるかもしれないと思ったのでしょう。
小学校は、情操教育で心を豊かにする大切な場所。多くの意見を取り入れ、この件がよい方向へ向かうといいですね。
[文・構成/grape編集部]