「悲劇を繰り返さないために」 愛犬に起こったことを描いた漫画に、考えさせられる
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- 出典
- @BaitoTackey
幼いころから、家で『ピース』という名前の犬を飼っていた梅渡(@BaitoTackey)さん。
実家を出てから会う機会は減ってしまったものの、大切な家族の一員であることに変わりはありませんでした。
ある時、実家に帰省した梅渡さんは、お母さんから衝撃的な言葉を告げられます。
「ピーちゃんね、近所の飼い犬に襲われて入院してるの」
犬の放し飼いによる、実家の犬に起こった『悲劇』
放し飼いされていた近隣の犬たちに噛みつかれ、入院してしまったピース。時が経ってケガが回復しても、心には深い傷が残ったことでしょう。
そして、大切な家族を傷付けられ、梅渡さんや家族もつらい思いをしてしまったのです。
「常につないでいるのがかわいそうだから」「うちの犬は大丈夫だから」…放し飼いをしている人は、そういった思いがあるのかもしれません。
確かに、自由に歩き回ることができるのは、犬にとって嬉しいことでしょう。しかし、飼い主のそういった判断で、誰かが傷つく可能性があります。
ペットを正しく管理するのは『飼い主の責任』
動物愛護管理法に基づき、家庭で飼育される動物についての基準を定めた『犬の飼養及び保管に関する基準』には、以下のようにつづられています。
犬の所有者等は、さく等で囲まれた自己の所有地、屋内その他の人の生命、身体及び財産に危害を加え 並びに人に迷惑を及ぼすことのない場所において飼養及び保管する場合を除き、犬の放し飼いを行わないこと。
また、飼い犬が人や犬にケガをさせて危害を加えてしまった場合、保健福祉事務所に届けなければなりません。
飼い主の管理不行き届きによって、危害を加えた犬も不幸な目に遭ってしまうのです。
環境省のウェブサイトにある『動物の愛護と適切な管理』内では、飼い主に向けて5つの呼びかけを行っています。
・動物の習性を理解し、最後まで責任を持つこと。
・人に危害を加えたり、近隣に迷惑をかけたりしないこと。
・むやみに繁殖させないこと。
・動物による感染症の知識を持つこと。
・盗難や迷子を防ぐため、所有者を明らかにすること。
「うちの子は大丈夫」と飼い主が思っていても、ペットが興奮した状態になると何が起こるか分かりません。
ペットは大切な家族の一員であると共に、動物でもあります。人間と違い、本能的に危害を加えてしまう可能性も十分に考えられます。
『動物愛護』とは、動物をむやみやたらと自由にすることではなく、人間と動物がうまく共存する社会を目指すものです。
本当にペットを愛しているのなら、しっかりと飼い主がルールを守らなくてはなりません。
[文・構成/grape編集部]