「狂暴な犬がいる!」警察署にかかってきた1本の電話 現場へ駆けつけると?
公開: 更新:
窓際が好きな柴犬 前脚をよく見ると…「声出して笑った」家の中でお気に入りの場所が決まっているというペットは多いでしょう。 柴犬のとんくんは、どうやら庭につながる窓辺がお気に入りスポットのようです。 夏には虫よけの特殊網戸を設置しても、隙間が開く位置に、とんくんが居座るため意...
「中身は小学生」といわれたハスキーの1枚 「器用だな」「笑いが止まらん」普段は、シベリアンハスキーらしくワイルドでクールな表情を見せるという、アイリスちゃん。しかし、飼い主(@irislady_husky)さんは、驚きの場所に座る姿を見て…?
ある日、アメリカのテキサス州にある警察署にかかってきた1本の電話。
「狂暴な犬がいます!」
通報を受け、現場へ駆け付けた1人の警察官が体験した出来事に、多くの人が心を動かされました。
人懐こいピットブル
現場へ向かったトラビス・フロスト警察官は、他人の家の正面玄関前に横たわっている1匹の犬を発見しました。
目の前にいたのは、勇ましく大きな体つきをしたピットブルでした。
突然襲われたとしてもすぐに逃げられるように、パトカーのドアを開けたまま、少しずつ正面玄関前へ近付いていくトラビス警察官。犬をおびき出すため、口笛を吹くと…。
なんと犬は嬉しそうに尻尾を振りながら、トラビス警察官の元へ駆け寄ってきたのです!
見た目で誤解されていただけで、実際はとても人懐っこく、穏やかな性格の犬であることに気付いたトラビス警察官。
しばらく頭をなでて可愛がると、犬は満足したように自らパトカーの前方座席に乗りこみました。
動物保護団体の担当者が迎えにくるまでの間、仲よくなった警察官と犬は、小さな出会いを記念し、写真をパシャリ。
とても素敵な笑顔を浮かべていますね!優しい警察官に保護され、犬の表情もどこかリラックスしているように見えます。
警察署は一連の出来事を公式Facebookに投稿し、10万件もの「いいね!」を集めました。
・思いやりのある対応だね。素晴らしい!
・すぐに射殺せず、犬の確保に時間を割いてくれてありがとう。
・多くの人が持つピットブルへの「悪いイメージ」が、いつか消えることを願っている。警察官の振る舞いは、その第一歩となったはずだ。
トラビス警察官は「周りに知らない犬がいたら注意すべきですが、それらのすべてを悪い犬だと決めつけるべきではありません」と語っています。
ちなみに、犬の名前はゴールドくんといい、保護された後、飼い主さんとも無事再会することができたのだそうです。
埋めこまれていたマイクロチップが最新の情報ではなかったため、飼い主さんの居場所を割り出すことに時間がかかったことを受け、警察署は「飼い犬の情報が更新されているか、もう一度確認をしてほしい」と呼びかけています。
見た目で判断せず、1匹の犬と向き合った警察官の振る舞いは、世界中の人々の心を温かくしました。
[文・構成/grape編集部]