「狂暴な犬がいる!」警察署にかかってきた1本の電話 現場へ駆けつけると?
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ある日、アメリカのテキサス州にある警察署にかかってきた1本の電話。
「狂暴な犬がいます!」
通報を受け、現場へ駆け付けた1人の警察官が体験した出来事に、多くの人が心を動かされました。
人懐こいピットブル
現場へ向かったトラビス・フロスト警察官は、他人の家の正面玄関前に横たわっている1匹の犬を発見しました。
目の前にいたのは、勇ましく大きな体つきをしたピットブルでした。
突然襲われたとしてもすぐに逃げられるように、パトカーのドアを開けたまま、少しずつ正面玄関前へ近付いていくトラビス警察官。犬をおびき出すため、口笛を吹くと…。
なんと犬は嬉しそうに尻尾を振りながら、トラビス警察官の元へ駆け寄ってきたのです!
見た目で誤解されていただけで、実際はとても人懐っこく、穏やかな性格の犬であることに気付いたトラビス警察官。
しばらく頭をなでて可愛がると、犬は満足したように自らパトカーの前方座席に乗りこみました。
動物保護団体の担当者が迎えにくるまでの間、仲よくなった警察官と犬は、小さな出会いを記念し、写真をパシャリ。
とても素敵な笑顔を浮かべていますね!優しい警察官に保護され、犬の表情もどこかリラックスしているように見えます。
警察署は一連の出来事を公式Facebookに投稿し、10万件もの「いいね!」を集めました。
・思いやりのある対応だね。素晴らしい!
・すぐに射殺せず、犬の確保に時間を割いてくれてありがとう。
・多くの人が持つピットブルへの「悪いイメージ」が、いつか消えることを願っている。警察官の振る舞いは、その第一歩となったはずだ。
トラビス警察官は「周りに知らない犬がいたら注意すべきですが、それらのすべてを悪い犬だと決めつけるべきではありません」と語っています。
ちなみに、犬の名前はゴールドくんといい、保護された後、飼い主さんとも無事再会することができたのだそうです。
埋めこまれていたマイクロチップが最新の情報ではなかったため、飼い主さんの居場所を割り出すことに時間がかかったことを受け、警察署は「飼い犬の情報が更新されているか、もう一度確認をしてほしい」と呼びかけています。
見た目で判断せず、1匹の犬と向き合った警察官の振る舞いは、世界中の人々の心を温かくしました。
[文・構成/grape編集部]