被災地への『優しさ』が思わぬ妨げに 「こういうことも起こるのか…」 By - grape編集部 公開:2018-07-10 更新:2018-07-10 平成30年7月豪雨災害 Share Post LINE はてな コメント 2018年7月6日から西日本を中心に降り続けた記録的な豪雨により、家屋浸水や土砂崩れなど、各地で甚大な被害が相次いでいます。 多くの死者、安否不明者が出ていることをニュースやSNSを通じて知り、被災地以外に住む人は支援について考えることも多いでしょう。 しかし、個人からの救援物資が救助活動などを行う自衛隊の通行の妨げになっているというのです。 倉敷市からのお願いです。現在、倉敷市では個人の方からの救援物資を受け付けていませんが、真備町川辺橋前に沢山の支援物資が置かれており、自衛隊の通行の妨げになり困っています。お気持ちは大変ありがたいのですが、支援物資を川辺橋前に置かないようお願いします。— 倉敷市 (@Kurashiki_City) 2018年7月8日 また、義援金については体制が整い次第、お知らせがあるようです。 【個人からの支援物資の受け付けについて(お願い)】支援物資のご提供について市に多くのお問い合わせをいただいていますが、現在、倉敷市では個人からの支援物資については受け付けを行っておりません。義援金について、体制が整いましたらお知らせしますので、ご支援よろしくお願いします。— 倉敷市 (@Kurashiki_City) 2018年7月9日 こういった災害時における『優しさ』が思わぬ結果につながってしまうこともあると、2016年4月16日に澤田 圭(@keisawada)が投稿したツイートが改めて注目を浴びています。 その支援ちょっと待って! 阪神淡路大震災を経験した澤田さん。 当時の様子を参考にして、支援物資が救助や復旧を妨げる原因になる可能性を漫画として投稿しました。 【拡散希望】『阪神大震災被災者からのお願い』 嬉しいんです!嬉しいんですけどその援助、もうちょっとだけ待って下さい! pic.twitter.com/2BgwW00mRx— 澤田 圭(キャラクターデザイナー) (@keisawada) 2016年4月16日 救援物資を届けに行くことで救急車両の妨げになったり、物資の送り先を問い合わせる連絡で緊急性の高い連絡を受け取れなかったりと、支援が逆に迷惑になってしまうこともあるといいます。 澤田さんの漫画を読んで「現地からの呼びかけにアンテナを張り、必要だといわれてから現地入りしても遅くはない」「優先順位の見極めは大切」といったコメントが寄せられていました。 困っている人をほっておけないという気持ちは、とても素晴らしいものです。 しかし、受け入れ態勢などが整っていないうちから大量の物資を送ることで、救助や復旧を妨げる原因になってしまう可能性はあります。 すぐにでも支援したいという気持ちをグッと押さえて、義援金などのお知らせが出たらすぐにでも行動できるよう、各自治体の情報にアンテナを張っておくことも必要なのかもしれません。 [文・構成/grape編集部] 出典 @keisawada Share Post LINE はてな コメント
2018年7月6日から西日本を中心に降り続けた記録的な豪雨により、家屋浸水や土砂崩れなど、各地で甚大な被害が相次いでいます。
多くの死者、安否不明者が出ていることをニュースやSNSを通じて知り、被災地以外に住む人は支援について考えることも多いでしょう。
しかし、個人からの救援物資が救助活動などを行う自衛隊の通行の妨げになっているというのです。
また、義援金については体制が整い次第、お知らせがあるようです。
こういった災害時における『優しさ』が思わぬ結果につながってしまうこともあると、2016年4月16日に澤田 圭(@keisawada)が投稿したツイートが改めて注目を浴びています。
その支援ちょっと待って!
阪神淡路大震災を経験した澤田さん。
当時の様子を参考にして、支援物資が救助や復旧を妨げる原因になる可能性を漫画として投稿しました。
救援物資を届けに行くことで救急車両の妨げになったり、物資の送り先を問い合わせる連絡で緊急性の高い連絡を受け取れなかったりと、支援が逆に迷惑になってしまうこともあるといいます。
澤田さんの漫画を読んで「現地からの呼びかけにアンテナを張り、必要だといわれてから現地入りしても遅くはない」「優先順位の見極めは大切」といったコメントが寄せられていました。
困っている人をほっておけないという気持ちは、とても素晴らしいものです。
しかし、受け入れ態勢などが整っていないうちから大量の物資を送ることで、救助や復旧を妨げる原因になってしまう可能性はあります。
すぐにでも支援したいという気持ちをグッと押さえて、義援金などのお知らせが出たらすぐにでも行動できるよう、各自治体の情報にアンテナを張っておくことも必要なのかもしれません。
[文・構成/grape編集部]