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ツーリング中、夫婦の前に「立ち往生した大型バス」が現れ? 後日『お礼の手紙』が届く

By - grape編集部  公開:  更新:

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大型バスを見事に救出!

Shinshiaさんの夫は、国家資格である『移動式クレーン運転士』の持ち主。

現場の状況を確認して、すぐに「これは何トンクラスのクレーン車で吊り上げないと、どうにもならない状況だ」と判断したそうです。

※写真はイメージ

夫は乗って来たバイクで下山し、電波のいいところまで行くと、警察、バス会社、消防などの各方面に状況を説明しました。現場と電波状況のいいところを何往復もしながらの連絡です。

そして、もちろんクレーン車の必要性も伝えたのです。

しかし、悪い連絡が返ってきました。バス会社と警察は、バスを救出するためクレーン車を手配しようとしてくれたのですが…折り悪くゴールデンウィークのため、どこも休みだったのです。

そこで、夫は取引先に連絡。自らの人脈を使い、クレーン車と運転手の確保をすることができました!

バイクで来たことも大いに役立った

生徒たちは徒歩で現場から離れていました。後は、クレーン車で車体の半分が転落しているバスを移動させるだけです。

しかし、バスをクレーン車で吊り上げるためには、無事なほうのバスをどかす必要がありました。

道路はとてもUターンなどできない、狭い幅しかありません。その上、バックで移動しようにも、このバスはサイドミラーを岩や木に接触させたため両方とも破損させていました。

絶望的な状況…ですが、Shinshiaさん夫婦は偶然にもあるものを持っていました。

それは、タンデムのツーリングで使用していた、バイク用のインカム。

身体が密着する2人乗りでも、ヘルメットやエンジン音などに遮られて会話が聞こえないため、夫婦はインカムを耳に装着させていたのです。

片方をバスの運転手に渡し、もう片方を装着した夫が㎝単位で誘導。約4時間かけて1台のバスを下山させることに成功しました!

その後は、到着したクレーン車を使ってもう1台のバスも救助。

すべてが終了した時には、次の日の0時30分になっていました。

※写真はイメージ

バス2台を救助することができたShinshiaさん夫婦。バイクで来ていたこと、そして夫の仕事がたまたまクレーン車と関わりのあるものだったことから、成功したようなものです。

もし違う人が現場に来ていたら、Shinshiaさん夫婦ほどうまくは救助できなかったことでしょう。

来るべき人たちが導かれてきたような、不思議な運命。めったにない奇跡であることを、バスの運転手も感じたはずです。

感動した運転手の想いは、手紙の「57年間生きてきて、初めて地獄に仏に出会えました」という1文に詰まっているのではないでしょうか。

素晴らしい活躍をしたShinshiaさん夫婦に、拍手を送りたいですね。


[文・構成/grape編集部]

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出典
shinshiagotou

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