ツーリング中、夫婦の前に「立ち往生した大型バス」が現れ? 後日『お礼の手紙』が届く By - grape編集部 公開:2018-08-16 更新:2018-08-16 バス夫婦救助 Share Post LINE はてな コメント 大型バスを見事に救出! Shinshiaさんの夫は、国家資格である『移動式クレーン運転士』の持ち主。 現場の状況を確認して、すぐに「これは何トンクラスのクレーン車で吊り上げないと、どうにもならない状況だ」と判断したそうです。 ※写真はイメージ 夫は乗って来たバイクで下山し、電波のいいところまで行くと、警察、バス会社、消防などの各方面に状況を説明しました。現場と電波状況のいいところを何往復もしながらの連絡です。 そして、もちろんクレーン車の必要性も伝えたのです。 しかし、悪い連絡が返ってきました。バス会社と警察は、バスを救出するためクレーン車を手配しようとしてくれたのですが…折り悪くゴールデンウィークのため、どこも休みだったのです。 そこで、夫は取引先に連絡。自らの人脈を使い、クレーン車と運転手の確保をすることができました! バイクで来たことも大いに役立った 生徒たちは徒歩で現場から離れていました。後は、クレーン車で車体の半分が転落しているバスを移動させるだけです。 しかし、バスをクレーン車で吊り上げるためには、無事なほうのバスをどかす必要がありました。 道路はとてもUターンなどできない、狭い幅しかありません。その上、バックで移動しようにも、このバスはサイドミラーを岩や木に接触させたため両方とも破損させていました。 絶望的な状況…ですが、Shinshiaさん夫婦は偶然にもあるものを持っていました。 それは、タンデムのツーリングで使用していた、バイク用のインカム。 身体が密着する2人乗りでも、ヘルメットやエンジン音などに遮られて会話が聞こえないため、夫婦はインカムを耳に装着させていたのです。 片方をバスの運転手に渡し、もう片方を装着した夫が㎝単位で誘導。約4時間かけて1台のバスを下山させることに成功しました! その後は、到着したクレーン車を使ってもう1台のバスも救助。 すべてが終了した時には、次の日の0時30分になっていました。 ※写真はイメージ バス2台を救助することができたShinshiaさん夫婦。バイクで来ていたこと、そして夫の仕事がたまたまクレーン車と関わりのあるものだったことから、成功したようなものです。 もし違う人が現場に来ていたら、Shinshiaさん夫婦ほどうまくは救助できなかったことでしょう。 来るべき人たちが導かれてきたような、不思議な運命。めったにない奇跡であることを、バスの運転手も感じたはずです。 感動した運転手の想いは、手紙の「57年間生きてきて、初めて地獄に仏に出会えました」という1文に詰まっているのではないでしょうか。 素晴らしい活躍をしたShinshiaさん夫婦に、拍手を送りたいですね。 [文・構成/grape編集部] 1 2 出典 shinshiagotou Share Post LINE はてな コメント
大型バスを見事に救出!
Shinshiaさんの夫は、国家資格である『移動式クレーン運転士』の持ち主。
現場の状況を確認して、すぐに「これは何トンクラスのクレーン車で吊り上げないと、どうにもならない状況だ」と判断したそうです。
※写真はイメージ
夫は乗って来たバイクで下山し、電波のいいところまで行くと、警察、バス会社、消防などの各方面に状況を説明しました。現場と電波状況のいいところを何往復もしながらの連絡です。
そして、もちろんクレーン車の必要性も伝えたのです。
しかし、悪い連絡が返ってきました。バス会社と警察は、バスを救出するためクレーン車を手配しようとしてくれたのですが…折り悪くゴールデンウィークのため、どこも休みだったのです。
そこで、夫は取引先に連絡。自らの人脈を使い、クレーン車と運転手の確保をすることができました!
バイクで来たことも大いに役立った
生徒たちは徒歩で現場から離れていました。後は、クレーン車で車体の半分が転落しているバスを移動させるだけです。
しかし、バスをクレーン車で吊り上げるためには、無事なほうのバスをどかす必要がありました。
道路はとてもUターンなどできない、狭い幅しかありません。その上、バックで移動しようにも、このバスはサイドミラーを岩や木に接触させたため両方とも破損させていました。
絶望的な状況…ですが、Shinshiaさん夫婦は偶然にもあるものを持っていました。
それは、タンデムのツーリングで使用していた、バイク用のインカム。
身体が密着する2人乗りでも、ヘルメットやエンジン音などに遮られて会話が聞こえないため、夫婦はインカムを耳に装着させていたのです。
片方をバスの運転手に渡し、もう片方を装着した夫が㎝単位で誘導。約4時間かけて1台のバスを下山させることに成功しました!
その後は、到着したクレーン車を使ってもう1台のバスも救助。
すべてが終了した時には、次の日の0時30分になっていました。
※写真はイメージ
バス2台を救助することができたShinshiaさん夫婦。バイクで来ていたこと、そして夫の仕事がたまたまクレーン車と関わりのあるものだったことから、成功したようなものです。
もし違う人が現場に来ていたら、Shinshiaさん夫婦ほどうまくは救助できなかったことでしょう。
来るべき人たちが導かれてきたような、不思議な運命。めったにない奇跡であることを、バスの運転手も感じたはずです。
感動した運転手の想いは、手紙の「57年間生きてきて、初めて地獄に仏に出会えました」という1文に詰まっているのではないでしょうか。
素晴らしい活躍をしたShinshiaさん夫婦に、拍手を送りたいですね。
[文・構成/grape編集部]