愛する妻に早く会いたい 入院中の妻のため、毎日10kmを歩く99歳の夫
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アメリカ・ニューヨーク州に住むルーサーさんとウェイヴァリーさんは、結婚して55年以上になる仲よしの夫婦です。
99歳のルーサーさんにはこの数年間、毎日必ずしている日課があります。それは約10kmの距離を歩くこと。
彼はただ散歩をしているわけではありません。
ルーサーさんは入院している妻に会うため、毎日徒歩で病院へお見舞いに行っているのです。
妻に会うために、毎日10kmを歩く夫
夫婦の娘であるルセタさんのFacebookによると、ウェイバリーさんは2009年に脳腫瘍と診断されました。その時に医師から告げられた余命は5年だったそうです。
しかし2018年8月現在も彼女は病気と闘っています。そんな妻に会うためにルーサーさんは毎日病院へ行っているのです。
ルーサーさんは車を持っていません。そのためエクササイズも兼ねて、毎日病院までの往復約10kmの距離を歩いているといいます。真夏の暑い日も、雨の日も、雪の日も、彼は妻に会うために病院へ行きます。
海外メディア『CBS NEWS』によると、毎日同じ時間に歩いているルーサーさんは地元で有名になり、通りがかりの人に「車で送ってあげますよ」といわれることもあるのだそう。
また、バスに乗ることもできるそうですが、彼はあえて歩いて行くのを選んでいます。
それは「早く妻に会いたくて、バスを待っている時間も惜しいから」。
彼は病院の建物が見えてくると、たまらず妻のいる病室に向かって走り出してしまうのだとか。
そしてついに愛する妻に会えた時、ルーサーさんは必ずウェイバリーさんにキスをするのです。
ウェイバリーさんが入退院を繰り返すようになってからも、ルーサーさんはいつも妻のそばにいるということです。毎日お見舞いに行くのはもちろん、時には妻の病室の床で眠ることもあるのだとか。
元アメリカ海軍の兵士だったルーサーさんは、いまも体力には自信があるといいます。また歩いていると頭がすっきりするので、歩くことが好きなのだそう。
しかし毎日の10kmウォーキングは決して、彼が体力があることを証明するためではありません。すべては愛する妻のためなのです。
明日もルーサーさんはウェイバリーさんに会うために約10kmを歩いて病院へ行くのでしょう。そしてこの日課こそが、「妻のために元気でいなくてはいけない」というモチベーションとなり、99歳の彼の体と精神をよりたくましくしているような気がします。
ウェイバリーさんが1日も早く回復して、毎日ずっと一緒にルーサーさんと過ごせるようになることを願います。
[文・構成/grape編集部]