FBに投稿された悲しそうな犬 この写真が多くの人たちの心を動かした理由とは
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- 出典
- Vanessa Euán
メキシコに暮らすヴァネッサさんの姉妹が、1匹の子犬を家族に迎えました。
彼女はデコという名前のその犬の写真をFacebookに投稿しますが、デコは悲しそうな表情をしています。
それには特別な理由があったのです。
私は普段こういう目的のためにFacebookを使わないし、あまり投稿もしませんが、今回は必要だと思ったのでお伝えします。
最近、私の姉妹が子犬の里親になりました。すべてはとても順調でした…数週間前までは。
犬を病院に連れて行ったら、動物にできるがんの一種であるTVT(可移植性性器腫瘍)であることが分かりました。
獣医師はこの病気は治療すれば治るといっています。でも私たちは犬の治療に必要な化学療法を受けさせるだけのお金がありません。
もし私たちの手作りデザートを買って支援してくださるなら、ご連絡ください。プリンとブラウニー、チョコレートプリンを販売します。
新たな家族の一員となった可愛い犬。その犬が重い病気だということが分かったのです。
しかし、ヴァネッサさんたちは決して諦めるつもりはありません。彼女たちは手作りのデザートを販売して、デコの治療費を作ることにします。
写真に写るデコの首には「私の化学療法のお金を払うために、デザートを販売します」と書かれたサインが。
この投稿はまたたく間に拡散し、2千回以上シェアされます。
そして翌日、再びヴァネッサさんはFacebookに投稿。そこには驚きの報告が書かれていました。
先ほど獣医師から連絡があり、デザートの売り上げと寄付金で化学療法の費用がカバーできるといわれました。
私の投稿をシェアしてくれた人たち、デザートを注文してくれたり、寄付をしてくれた人たちに感謝の言葉が見つかりません。
本当にありがとうございました。
なんとヴァネッサさんたちのデザートを買いたいという人が続々と現れて、寄付金も寄せられました。その結果、たったの1日でデコの治療費をまかなうのに十分なお金が集まったのです。
この日の投稿には、首から「みなさん、支援をありがとうございます」というサインをかけたデコの姿がありました。
動物も人間と同じく病気になることがあります。ペットの医療費は高額なため、治療費が支払えずに困り果ててしまう人もいることでしょう。
しかし決してデコの命を諦めなかったヴァネッサさん姉妹は、最初から寄付を募るのではなく、自分たちのできる方法でお金を稼いで治療費にあてようと試みました。そんな彼女たちの健気な姿勢が、多くの見知らぬ人たちの心を動かしたのではないでしょうか。
デコが必要な治療を受けて元気になり、ヴァネッサさんたちと走り回れる日が1日も早くやってくるといいですね。
[文・構成/grape編集部]