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スマホを小学生に持たせたら? ある親の陥った状況に「分かる」「ためになる」

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

小学4年生になった息子。「ルールが守れるなら」と、ずっと欲しがっていたスマートフォン(以下、スマホ)を持たせることにしました。

スマホはとても便利ですが、使いかたを一歩間違えると、恐ろしい犯罪や予想しないトラブルに巻き込まれる可能性もあります。

スマホに夢中になるあまり、子どもの人間関係や体調面に影響が起きるのも避けたい…そういった考えを元に、我が家で作ったルールは次の3つ。

・21時以降は使用禁止。

・ご飯を食べている時はスマホを触らない。

・SNSは使用禁止。

※写真はイメージ

「しっかりとルールを決めて、使わせたら安心だろう」と思っていた、ある日のこと…。

息子の使うスマホを確認すると、なんとオンラインゲーム内のチャット機能を使って、見ず知らずの人と会話をしていたのです!

しかも、ゲーム内のプロフィール部分には、息子本人の写真が使われていました。

※写真はイメージ

普段、自身がスマホを使ってゲームをする習慣がなかったため、ゲーム内にチャット機能があることを知らず…「SNSさえ禁止にすればいい」と考えていたのが盲点でした。

幸い、相手の人からおかしなメッセージなどは届いていなかったものの、ルールを決めるだけで「なぜそうする必要があるのか」を、しっかり子どもに説明できていなかったことを反省。

自らの知識のなさを反省しつつ、インターネットについて子どもと一緒に家族で勉強することにしました。

子どもにも大人にもためになる!『IIJキッズ インターネット Q&A』

勉強に使ったのは、日本初のインターネット接続サービスを提供した会社で、IIJmio(ミオ)という格安スマホでも有名な『インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)』の『IIJキッズ インターネット Q&A』。子どもと保護者向けに、インターネットの仕組みや使いかたを紹介しています。

子どもがインターネットを利用する際に陥りがちな状況やトラブルを例に挙げ、Q&Aの形で分かりやすく説明。

サイトで実際に公開されているものから、2つのパターンをご紹介します。

Q.インターネットで知り合った人に会ってもいいの?

A.プロフィールと違うかもしれないから気を付けよう。

インターネット上に載っている情報は、真実とは限りません。また、真偽を確かめる方法もないのです。

犯罪目的で近付いてきた人に個人情報を教えた結果、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性も…。

インターネットでは本名を伏せて交流できるため、プロフィール写真や会話の内容から『自分の求める相手の姿』を想像してしまいがちです。

年齢や性別に限らず、さまざまな人と触れ合える環境は魅力的ですが、注意して利用することが大切。

子どもに自衛の意識を持たせることはもちろん、大人も普段から子どもがどんなコミュニティにいるのか、ある程度は把握しておくのがベストでしょう。

Q.友達と撮った写真をインターネットに載せてもいい?

A.ダメ!みんなの気持ちや、犯罪のリスクを考えよう。

「友達と遊びに行った時の様子を、たくさんの人に見てもらいたい」という思いから、自身のブログやSNSなどに写真を投稿する子どもは少なからずいます。

しかし、写真に写っている友達の中には「ほかの友達に見られたら困る」「不特定多数の人が見るネット上に載せるのはやめてほしい」と考える人もいるでしょう。

ネット上にアップした『たった1枚の写真』から、読み取れる情報はたくさんあります。軽い気持ちで公開した写真が原因で、住んでいる場所や行動範囲を特定され、犯罪に使われてしまう危険性も…。

写真に写っている相手の事情やプライバシーへの配慮はもちろん、インターネット上で写真を公開する際には、防犯の意識を持って注意したいですね。

※写真はイメージ

今回紹介した事例は、IIJキッズのサイトで見ることができます。

サイトの内容は印刷もできるので、学校などでみんなで話し合いに使うのもおすすめです。そのほか、IIJでは「インターネットを学ぶ」ための出張授業も受け付けているそうですよ。

インターネットは、今後も生活の中に拡がっていきます。

生まれた時からインターネットに触れている子どもたちに、大人はいつか知識量で抜かれてしまうことでしょう。

子どもたちが「インターネットを使いたい」と望む理由は何か…大人たちも知る努力を続け、理解することで、一緒に楽しめる環境が作れたら素敵ですね。


[文・構成/grape編集部]

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