「チューリップ畑で自撮りする人へ」 オランダ観光局からのお願いに心が痛む
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※写真はイメージ

今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

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きれいな景色を目にすると、写真を撮って誰かに見せたくなるものです。Instagramの普及により、見知らぬ人にも自分の写真を気軽に見てもらえるようになったことで、より素晴らしい写真を撮ることに夢中になっている人も多いでしょう。
チューリップが有名なオランダではここ数年、チューリップ畑を訪れる若い人たちがぐんと増えたといいます。
理由は「インスタ映えする写真が撮れるから」。
一面に咲き誇る色とりどりのチューリップはまさにインスタ映えそのもの。観光客が増えることはチューリップを育てている農家の人たちにとっては喜ばしいことですが、その傍らで彼らはある問題に悩まされているといいます。
それは「チューリップが踏み荒らされてしまうこと」。
「チューリップを踏まないで」オランダ観光局がお願い
オランダでチューリップの栽培をしているサイモン・ペニングスさんが海外メディア『CNN』に語ったところによると、チューリップ畑で自撮りをする若者がここ2、3年で急に増えたのだとか。
チューリップは球根にダメージを受けると育たなくなってしまいます。
毎日数千人がサイモンさんのチューリップ畑に入り、朝から晩まで写真を撮っているのだそう。その結果、1万ユーロ分もの損害に相当するチューリップがダメになったこともあったといいます。
そこでこの実態を多くの人たちに知ってもらうために、オランダ観光局がプロモーションビデオを制作。
訪れる人たちにチューリップを踏まないように呼び掛けることにしました。
私たちの花畑を楽しんでください。でも…チューリップに優しくね。
カラフルなチューリップに囲まれた美しい写真は、花を踏まなくても撮れます。
足元をよく見て、球根を踏まないように気を付ける。ただそれだけで、チューリップ農家の人たちが大切に育てている花たちが守られるのです。
日本全国にも季節の花が一面に咲く有名な花畑がたくさんあります。
それらの花畑で写真を撮る時は、花を傷付けないように1人1人が細心の注意を払うことを心掛けたいものです。
また小さな子どもや犬などを連れて花畑に入る場合は、特に気を付けることが大切ですね。
[文・構成/grape編集部]