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「10年前の冷蔵庫使ってる」「全然壊れないし」それって実は…

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

2019年の秋から多発していた、オーストラリアの森林火災。九州と四国を合わせた面積に相当する規模にまで被害が広がり、尊い命と多くの住まいが失われました。

今回の火災によって、森林に生息するカンガルーやコアラなど、10億匹を超える動物が犠牲になったとも推測されます。中でもコアラは、絶滅危惧種に加えられる可能性があるといわれているのです。

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オーストラリア東岸で大雨が降り、ようやく鎮火されたようですが、地域によっては洪水という新たな脅威がもたらされる危険もある状況です。

毎年、森林火災が起きているオーストラリアですが、2019年は観測史上最も雨が少なく乾燥し、平均気温も高かったことも影響しているようです。

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今回の森林火災の原因として、放火した人が逮捕されるといった人為的な面もあるといわれている一方、『地球温暖化』などの気候変動が関係しているという見方を示す国際機関も。

私たちが電気やガス、ガソリンなどを使う時に発生するCO2(二酸化炭素)が原因の1つとされる、『地球温暖化』。

CO2が増えることで、気温が上昇する、熱波が発生する、極端な水不足により空気が乾燥する…などといった森林火災が起こりやすい環境もつくってしまいます。

また、森林火災が起きると、莫大な量のCO2が発生し、『地球温暖化』をさらに加速させるという悪循環に陥ってしまうのです。

他人事ではない『地球温暖化』

『地球温暖化』といわれても、テーマが大きすぎてピンとこない…。

そんな風に、"対岸の火事"と感じてしまう人も少なくないかもしれません。

でも、私たちの日常においても、巨大台風が猛威をふるって多くの人が犠牲になったり、暖冬の影響で農作物に影響が出たりと、『地球温暖化』による異常気象は、すでに私たちの暮らしを脅かしています。

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"気候危機"という言葉も聞かれるようになった今、私たち一人ひとりが日常の中でできることは何かあるのでしょうか。

その1つとして挙げられるのが、冷蔵庫やエアコンといった家電の買い替えです。

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私たちが生活する上で、もはや必要不可欠な『家電』。でも、10年以上使い続けている古い家電は、必要以上に電力を消費する分、CO2も多く排出されてしまうのです。

毎日の生活でも、たくさんのCO2が出ていますが、中でも電気を使うことで発生するCO2は全体の7割を占めるといわれています。さらに、家庭でもっとも電気を使う家電は、1年中稼働している冷蔵庫なのだとか。

最近では、省エネ性能の高い家電が増えています。特に、消費電力が大きい冷蔵庫やエアコンを最新の『省エネ家電』に買い替えると、時には年間1万円近く電気代が節約になるうえに、年間のCO2排出量も大きく減らすことができるのです。

出典:『省エネ性能カタログ2017年冬版』(資源エネルギー庁)を元に神奈川県一部加工
※『省エネ性能カタログ夏版・冬版』の単純平均値比較

長年使用していて愛着もあり、まだ壊れていない家電を買い替えることが「もったいない」と思う人もいるかもしれません。

買い替えた古い家電は、法律により、再度、資源として利用され、新しい商品に生まれ変わることができます。むしろ、古い家電でエネルギーを無駄に使用し続けることこそが、「もったいない」行為であり、地球温暖化を加速させる原因となってしまいます。

『省エネ家電』は、購入金額は高めでも、年間の電気代は安くなるというメリットも。『省エネ家電』を選ぶことは、私たちの未来を守る第一歩になります。

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産業革命以降、私たちは平均気温が1℃上昇した環境で暮らしています。

このまま、ますます気温が上がり続ければ、巨大な台風や洪水などの気象災害、作物生産量や漁獲量の減少による食料供給の不安定化など、想像を超えた極めて深刻な被害が出るかもしれません。

未来を担う子供たちが安心して暮らせる環境を整えるには、まず私たち一人ひとりが意識を持ち、小さなことからでも行動を起こすことが必要です。

『地球温暖化』をこれ以上悪化させないために、他には、太陽光などの自然由来の電気を選んで契約することもできます。あなたも家族や友達と考えてみませんか。


[文・構成/grape編集部]

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