プロは鶏むね肉をこう切る! 元調理師が教える、肉をやわらかくするテクニック
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画像提供:沖多恵子
監修・取材協力ドイツワインケナー・元調理師
沖多恵子
元カフェ店長として2年半、毎日違う献立を提供してきた経験から、冷蔵庫にあるものでサッと作る即興料理を得意とする。
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家計の強い味方であり、ヘルシーな『鶏むね肉』。
「今日は節約レシピにしよう!」と意気込んで買ってきたものの、いざ調理してみると「パサパサして固い…」「子供が飲み込みにくそうにしている」とがっかりした経験はありませんか。
肉をやわらかくする『ブライン液』に漬けたり、火加減に気をつけたりと工夫している人も多いはず。
しかし、実はもっと手前にある『切り方』1つで、鶏むね肉の食感は大きく変わるのです。
元調理師の沖多恵子さんに、誰でも簡単に『しっとりやわらかい肉質』を再現できる、魔法の切り方を教えてもらいました。
元調理師が解説!鶏むね肉が固くなる『正体』とは?
なぜ、鶏むね肉は加熱するとあんなに固くなってしまうのでしょうか。沖さんにその理由を聞いてみました。
鶏むね肉には、たくさんの繊維が走っています。加熱するとこの繊維がギュッと一気に縮んでしまうため、お肉が硬く締まってしまうんです。
どれだけ薄く切ったとしても、繊維の方向に沿って包丁を入れてしまうと、食べた時に繊維の強さ感じてしまいます。
だからこそ、繊維を『断ち切る』ように切ることが大切なんです。
画像提供:沖多恵子
繊維をあらかじめ短く断ち切っておくことで、加熱しても縮み幅が小さくなり、口当たりが驚くほどやわらかくなるのだそうです。
失敗しない!プロが教える『3ブロック切り』
鶏むね肉をよく見ると、実は場所によって繊維の向きがバラバラです。
そのため、『ただ横に切るだけ』では、すべての繊維を断ち切ることはできません。
沖さんが推奨する、失敗しない手順がこちらです。
1.3つのブロックに分ける
鶏むね肉の『太い部分』を右に、『細い部分』を左に置き、太い部分の頭を切り落として、残りを上下に切り分けます。
繊維の向きが変わる境目で分けるのがポイントです。
こうすることで、それぞれのブロック内での繊維の向きが揃い、格段に切りやすくなります。
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2.繊維に対して『垂直』に包丁を入れる
それぞれのブロックで繊維の走っている方向を確認したら、その線に対して垂直(90度)になるように包丁を入れていきます。
※写真の黄色い線が繊維の向き、黒線がカットする方向です。
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3.『そぎ切り』にする
厚みのある部分は、包丁を寝かせて手前に引くように切る『そぎ切り』にしましょう。
お肉の断面が広くなることで、熱の通りが早くなり、調味料もなじみやすくなりますよ。
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炒め物も揚げ物も、これだけでプロの味!
特別な道具も、高い調味料も必要ありません。ただ『繊維の向きを見て包丁を入れる』だけです。
この切り方さえマスターすれば、いつものから揚げや炒め物が、まるでお店のようなしっとりした食感に仕上がりますよ。
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家計に優しい鶏むね肉が、家族が喜ぶ『ごちそう』に変わるでしょう。
今日の夕食から、ぜひお肉の『繊維』をじっくり観察して、包丁を入れてみてください。そのやわらかさに、きっと驚くはずです!
パサパサ鶏むね肉がジューシーに! 元調理師が教える魔法の『水』の正体
鶏むね肉をしっとりさせる『ブライン液』の作り方と使い方について、元調理師の監修のもと解説しています。
[文・取材/LUIS FIELD 構成/grape編集部]