「カビのエサになる可能性がある」 フローリングのカビ取りに使ってはいけないものは…?
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室内のカビといえば、湿度の高い夏に発生しやすいものですが、実は秋から冬といった乾燥が気になる季節でも注意が必要です。
特に注意したいのがフローリングのカビ。
寒暖差によって生じた結露が原因でカビが生えることがありますが、一度発生してしまうと非常に厄介です。
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『ダスキン』が推奨するカビの除去方法とは
では、フローリングに生えてしまったカビは、どのようにして取り除くといいのでしょうか。
株式会社ダスキン(以下、ダスキン)では、このように解説しています。
1.窓を開けてしっかり換気する。
2.霧吹きを使ってカビに無水エタノールを吹きかける。
3.乾いたタオルでカビを拭き取る。
という手順で取り除いでください。
無水エタノールは、アルコール濃度が99.5%以上の高純度のエタノールで、水分をほとんど含みません。
ただし原液のまま使用するとフローリングが変色する場合があるため注意が必要です。
アルコール濃度は70~80%が理想なので、無水エタノールと水を8:2の割合で混ぜて使うのが安心です。
フローリングを傷つけないよう、目立たない場所で変色しないか確認してから使いましょう。
溝や角など細かい部分にカビが入り込んでいる場合は、綿棒や歯ブラシ、爪楊枝を使うと効果的です。
また、ダスキンはフローリングのカビ取りをする際の注意点として、『塩素系漂白剤を使わない』『酢や重曹を使わない』『掃除機で吸わない』という3つも挙げています。
理由は以下の通りです。
フローリングのカビ取りに塩素系漂白剤を使うのは避けてください。
塩素系漂白剤には強い成分が含まれており、フローリングの色が抜けたり木材そのものを傷めたりする恐れがあります。
酢や重曹はフローリングのカビ取りには適していません。
酢はベタつきやシミの原因になるだけでなく、カビのエサとなる場合もあります。
また、重曹は研磨剤としての役割もあるため、フローリングに使うとワックスを剥がしてしまう可能性があります。
カビの胞子は非常に小さく、掃除機のフィルターをすり抜けます。
その結果、カビの胞子を掃除機の排気口から室内にばらまいてしまい、ほかの場所に広がるリスクがあります。
いずれも掃除によく使われるアイテムですが、フローリング掃除には不向きなようです。
安全にカビを取り除くためにも覚えておきましょう。
カビの予防も大切!
フローリングにカビが発生しないよう対策をしておくことも重要です。
ダスキンでは『フローリングのカビを予防する方法』として、以下の4つを挙げています。
・こまめに換気する。
・布団やマットレスを床に直接敷かない。
・水分をすぐに拭き取る。
・ホコリをためない。
冬は窓を閉め切るため湿気が外に逃げにくくなり、部屋に湿度がたまりやすくなります。
『加湿器をずっと稼働させている』という場合も、湿度が高くなりすぎてしまうかもしれません。
部屋の湿度が高い場合には、こまめに換気をするなどして、フローリングにカビが生えないよう注意しましょう!
[文・取材/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]