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お風呂のパッキンに生えたカビが取れない! おすすめのアイテムを紹介

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

「お風呂のパッキンに付着したカビが取れず、どうすればよいのか分からない」「カビ取りに効果がある除去方法を知りたい」などのお悩みを持つ人は多いのではないでしょうか。

お風呂のパッキンにカビが生えた場合に、うまく取れないと困ってしまいますよね。

浴室内のカビを放置しておくと、清潔さを維持できず衛生面で悪影響を及ぼす場合も。カビを確認したら、早めに対処することが重要です。

本記事では、お風呂のパッキンに生えたカビをきれいに除去する方法を紹介します。

お風呂のパッキンにカビを生やさないための予防策や掃除を行う際の注意点も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

お風呂のパッキンにカビが生える原因

カビの生えたパッキンの写真

※写真はイメージ

お風呂のパッキンにカビが生える原因は、浴室の環境に潜んでいます。カビが発生しやすくなる条件は、以下の3つです。

【カビの発生条件】

  • 20℃以上の室温。
  • 60%以上の湿度。
  • 皮脂汚れや洗剤の残留物。

浴室を使用した後、水気を飛ばさずに放置すると湿度が上がり、カビが発生しやすくなります。

また、皮脂汚れや洗剤が残っているとカビの養分となり、繁殖が進んでしまうため要注意です。

日頃から温度、湿度や汚れの対策をすれば予防できますが、もしカビを見かけたら早めに対処しましょう。次の項で詳しく説明します。

お風呂のパッキンに生えたカビが取れない時におすすめのアイテム5選

お風呂場にスプレーを吹きかけている写真

※写真はイメージ

お風呂のパッキンにカビが生えたら早めに対処しましょう。放置すると深くまで根を張り、なかなか取れなくなるので要注意です。

本項では、お風呂のパッキンに生えたカビが取れない時に使える、おすすめのアイテムを紹介します。アイテムごとの特徴を把握し、状況に合わせて使い分けてみてください。

塩素系漂白剤

お風呂場のパッキンに付着したカビの除去には、塩素系漂白剤が効果的です。

市販されているカビ取り剤の多くは塩素系漂白剤で、高い殺菌力と漂白効果があります。カビ除去の手順は次の通りです。

【手順】

  1. パッキンに付着した汚れを落とす。
  2. カビ取り剤を使用する前にパッキンを乾燥させる。
  3. パッキンのカビが生えている部分に塩素系漂白剤を塗布する。
  4. 20分程度放置して、吹きかけた塩素系漂白剤を洗い流す。

塩素系漂白剤を使用する際は、必ず換気をしてください。特有の強いニオイが発生し、吸い込みすぎると気分が悪くなってしまいます。

また、塩素系漂白剤は絶対にほかの洗剤と混ぜないでください。クエン酸などの薬品と混ぜると、有害なガスが発生するおそれがあります。

パッキンに根付いたカビを殺菌して取り除きたい場合は、風通しに気を付けながら、塩素系漂白剤を活用しましょう。

酸素系漂白剤

酸素系漂白剤にも、カビを除去する効果があります。塩素系漂白剤特有の強いニオイや、塩素ガスが発生しないことがメリットです。

ニオイが気になる人や、刺激が強くないカビ取り剤を使用したい人は酸素系漂白剤を使いましょう。酸素系漂白剤を使ってカビを除去する手順はこちらです。

【手順】

  1. 5g程度の酸素系漂白剤を用意する。
  2. 500㎖のお湯に酸素系漂白剤を溶かして混ぜ合わせる。
  3. パッキンに酸素系漂白剤を塗布して浸けておく。
  4. 酸素系漂白剤が浸透したら、きれいに洗い流す。

酸素系漂白剤には液状や粉末状などのタイプがありますが、カビ取りをおこなう部分や状況に応じて選ぶのがおすすめです。

塩素系ほどの漂白や殺菌の作用はないものの、パッキンの深くまでカビが繁殖していないなら、効果を実感できるでしょう。

重曹+クエン酸

重曹とクエン酸を組み合わせて、漂白剤を使わずにパッキンのカビを除去できるケースもあります。

重曹は酸性の、クエン酸はアルカリ性の汚れをそれぞれ落とすことができ、特にピンク汚れと呼ばれる赤カビの除去に有効です。手順は以下の通り。

【手順】

  1. 水と混ぜてペースト状にした重曹とクエン酸スプレーを準備する。
  2. 重曹ペーストをパッキンのカビに付ける。
  3. 10分程度放置したら、さらにクエン酸スプレーを吹きかける。
  4. 追加で10分程度放置したら、洗い流す。

重曹とクエン酸は汚れの性質に反応して中和を起こし、その際に発生する泡が汚れを浮かび上がらせます。

カビ取りをおこなう際は重曹2gに対して、水を1㎖混ぜ合わせ、ペースト状にするのがおすすめ。

掃除をする範囲に応じて重曹と水の分量を調節すれば、効率よく汚れを落とすことができます。重曹はあらゆる場面で活躍するので、家庭にストックしておいてもいいかもしれません。

ゴムパッキン専用のカビ取り剤

通常の漂白剤では完全にカビを除去できない場合は、ゴムパッキン専用のカビ取り剤を使用します。

ゴムパッキンに生えるカビは落としにくく、手間取りやすいため、専用の洗剤を使うといいでしょう。手順は以下の通りです。

【手順】

  1. パッキンに付着した汚れを落とす。
  2. パッキンの水気を取り、乾燥させておく。
  3. パッキンのカビが生えている部分にゴムパッキン専用のカビ取り剤を塗布する。
  4. 20分程度放置して、カビ取り剤をしっかり洗い流す。

液体タイプのカビ取り剤が主流ですが、カビが残ってしまう場合はジェルタイプがおすすめ。

ジェルタイプのカビ取り剤は液だれしにくいため、薬剤が効きやすくなります。手に入らない場合は、液体タイプに片栗粉を混ぜることで代用可能です。

カビ取り剤の効果を高めたい場合は、キッチンペーパーとラップでパックし、カビ取り剤が定着しやすい状態にしてから放置しましょう。

液体タイプのカビ取り剤で効果が出なくても、ほかの薬剤を上塗りして混ぜ合わせてはいけません。有毒ガスが発生するおそれがあり、危険です。

カビ取り剤を使用する際はパッケージに『ゴムパッキン専用』と書かれているものを選び、必要に応じて液体タイプとジェルタイプを使い分けましょう。

エタノール

身近なアイテムでカビを取りたい場合は、エタノールが役立ちます。

エタノールにはカビの細胞膜を壊す作用があり、繁殖を防止できます。漂白剤よりも刺激が弱いので安心して使えるでしょう。

エタノールを使ったカビの除去は、以下の手順で進めましょう。

【手順】

  1. ふきんにエタノールを染み込ませる。
  2. パッキンのカビをエタノールで濡らしたふきんで拭き取る。

エタノールは手荒れを引き起こしやすいので、掃除をおこなう際は手袋を着用するのがおすすめです。

カビ取りスプレーをカビに吹きかけるのは、エタノールで濡らしたふきんで、しっかりと拭き取った後にしましょう。カビの胞子が飛び散るのを防ぎ、繁殖を予防する効果が期待できます。

なお、エタノールとカビ取り剤を一緒に使用すると、有毒なガスが発生するおそれがあるので絶対にやめましょう。

エタノールはカビを落とすのに有効ですが、漂白効果はありません。色残りした部分に漂白剤を使用する場合は、事前にエタノールを洗い流しておくと効果的です。

なかなか取れないお風呂のパッキンに生えたカビを除去する際の注意点

お風呂場ドアのパッキンにカビが生えている写真

※写真はイメージ

浴室のパッキンに付着したカビを間違った方法で掃除をすると、十分な効果を得られない場合があります。

カビを除去する際に気を付けるべきポイントを理解し、適切な方法で浴室掃除を行いましょう。

水気を拭き取って乾燥させておく

カビ取りをする際は、パッキンが十分に乾燥していることを事前に確認してから、薬剤を使用してください。

漂白剤やカビ取り剤を使用する部分に水分が溜まったままだと、薬剤の効果を弱めてしまう可能性があります。

カビを除去したいパッキンや周辺に残った水気をタオルで拭き取り、十分に乾燥させておきましょう。タオルのほかには、スクイージーを活用するのもおすすめです。

複数のカビ取り剤を混ぜない

パッキンの掃除にカビ取り剤を使用する際は、複数の薬剤を混ぜてはいけません。

カビの除去には塩素系と酸素系の漂白剤が用いられますが、この2つを混ぜると有毒なガスが発生し、中毒症状を引き起こす危険性があります。

カビ取り剤に限らず、ラベルに『混ぜるな危険』の記載がある場合は、ほかの製品と一緒に使うのを避けてください。

健康に悪影響をおよぼさないように、カビ取り剤は単体で使用するようにしましょう。

お風呂のパッキンにカビが生えるのを予防する方法4選

お風呂場ドアの写真

※写真はイメージ

お風呂のパッキンにカビが生えてから対処すると、想像以上に手間取ってしまうことも。掃除の手間を増やさないためにも、カビの発生を予防するのがおすすめです。

この項では、お風呂のパッキンにカビを繁殖させないための対策を4つ紹介します。どれも手軽にできるので、ぜひ参考にしてみてください。

換気をする

浴室内を十分に換気することで、カビの発生を予防することができます。浴室の換気扇を稼働させるだけで、湿気を飛ばすことができます。

カビは湿度が高いところで活発に活動するため、換気扇によって空気を入れ替えるのがおすすめです。換気扇がない場合は、窓やドアを開けて空気を循環させましょう。

終日換気扇を回していても月々の電気代は数百円程度しか上がらないため、カビを防げるメリットが上回ります。つけっ放しにするのが難しい場合は、3時間以上を目安に換気してみてください。

熱湯をかける

パッキンに熱湯をかけると、高熱に弱いカビの繁殖を防止することができます。お風呂のパッキンに熱湯を注ぐ場合は、事前に耐熱温度を確認しましょう。

シャワーを使う場合は、温度を50℃以上に設定してパッキンにかければOK。ただし、熱湯は注いだ瞬間から温度が低下するので、パッキンの深くまで届く前に冷めてしまうこともあります。

沸騰させたお湯をカビが発生しやすい部分に注ぐとさらなる効果が期待できますが、お湯の温度が高すぎるとパッキンが傷むおそれがあるため注意しましょう。

風呂上がりに水気を残さず拭き取る

お風呂から上がったら、浴室内の水気を残さず拭き取りましょう。浴室の水気をくまなく拭き取って乾燥させると、カビ予防につながります。

入浴を終えたら浴槽のお湯を流し、床や壁に付着した水分をタオルなどで拭き取ってください。

浴室内から水気がなくなると湿度が下がり、カビの繁殖を抑えることができます。特別な道具はいらないので、試してみてはいかがでしょうか。

カビ防止剤を使用する

浴室用のカビ防止剤を使用することでも、カビ予防が可能です。吹きかけるスプレータイプと、くん煙剤などの据え置きタイプの2種類があります。

購入する際は使用方法や注意点を確認し、自宅の浴室に合ったものを選んでください。カビ防止に加えて、抗菌や除菌などの効果も見込めますよ。

お風呂のパッキンに生えたカビが取れない事態を未然に防ごう

お風呂場ドアのパッキンの写真

※写真はイメージ

専用のカビ取り剤や漂白剤を使用することで、お風呂のパッキンに発生したカビを除去できる可能性があります。

液状のカビ取り剤が浸透しない場合は、ジェル状の薬剤を使ったり、片栗粉でとろみを付けたりして対処するのがおすすめです。

カビ取り剤を扱う際は、誤って複数の薬剤を混ぜることがないように注意しましょう。刺激の強い薬剤もあるので、換気をしながら掃除をするのがポイントです。

お風呂のパッキンにカビが発生したら、落とすのに手間取ることもあるので、予防することも大切。

換気をしたり熱湯をかけたりするだけで、手軽にカビの発生を予防できます。カビが生えた時の対処法だけでなく予防する方法も押さえ、清潔な浴室環境を維持しましょう。


[文・構成/grape編集部]

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