代用できる?できない? 『キッチンハイター』と『ハイター』の違いに「そうだったのか」
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水筒に絶対入れないで 企業の呼び掛けに「ダメだったのか…」「これはやりかねない」2025年5月1日、キッチン道具を製造、販売する和平フレイズ株式会社がXアカウント(@waheifreiz)を更新。『水筒に入れてはいけないもの』について、注意を呼びかけました。
- 出典
- 花王
衣類用の漂白剤である『ハイター』と、台所周りの除菌や消臭に使える『キッチンハイター』。
「両者は違うものなのか」「それぞれを代用品として使用できるのか」など、消費者にとっては疑問が多い製品です。
製造販売元である花王株式会社(以下、花王)のウェブサイトでは、両者の違いについて解説しています。
両製品を安全に使うための基礎知識として、ぜひ参考にしてみてください。
キッチンハイターとハイター、実は成分に違いあり
ドラッグコーナーの衣料用洗剤コーナーで見かける『ハイター』と、キッチン用洗剤コーナーに並べられている『キッチンハイター』。
花王のウェブサイトによると、両者には以下の違いがあるそうです。
キッチンハイターにのみ含まれる『アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム』という成分は、界面活性剤の1種です。
水と油の両方の性質を持ち、汚れを浮かせて落とす効果が期待できます。
調理器具や食器類には、油汚れが付着するケースが多いもの。除菌漂白中に一緒に汚れも落とせたら、片付けの負担も軽くなるでしょう。
記載されている注意点にも注目を
『ハイター』や『キッチンハイター』の主成分である次亜塩素酸ナトリウムは、非常に高い漂白力と除菌力を持っています。
効果が高いぶん使用時には注意が必要で、ルールを守らなければ、思わぬ事故やトラブルが発生しかねません。
そのため、『ハイター』と『キッチンハイター』の製品パッケージには、使用時の注意点が詳しく記載されています。その内容も、両者の違いの1つです。
使用シーンごとに起こりかねないトラブルを具体的に伝え、未然に防げるよう注意喚起しています。
使用前に注意点を確実に確認するためにも、やはり『ハイター』と『キッチンハイター』はきちんと使い分けることが大切です。
なお、花王の塩素系漂白剤製品の1つ『キッチン泡ハイター』は、主成分である次亜塩素酸ナトリウムの濃度が異なります。
『キッチンハイター』は希釈して使うスタイルが基本。一方『キッチン泡ハイター』は、そのまま吹きかけて使う製品です。
こちらの違いも理解した上で、正しく使いましょう。
『ハイター』と『キッチンハイター』の違いを知らなかった人もいたのではないでしょうか。
思わぬトラブルを防ぐためにも、衣類の漂白には『ハイター』、キッチン周りの除菌には『キッチンハイター』と、正しく使い分けてください。
[文・構成/grape編集部]