ユニークな『顔』のせいで里親希望者ゼロだった子猫 理由を投稿すると?
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2021年11月、アメリカのカリフォルニア州にある動物保護施設『ToRescue.org』が、1匹の保護猫の写真を投稿しました。
名前はカヤ。カヤは生後5か月半のメスで、生まれて1か月ほどの時に親切な人が見つけて保護したのだそう。
ウェブメディア『The Dodo』によると、見つかった時のカヤは栄養失調と脱水症状を起こしていて、全身がノミとダニにまみれていたといいます。
カヤは一時的な世話をする家族に引き取られると、順調に体重が増えて体力が戻ってきました。
『ToRescue.org』では、Facebookに何度もカヤの写真を載せて、里親を募りました。
しかし、カヤに興味を持ってくれる人は1人もいなかったのです。
それはおそらく、カヤの顔立ちが先天性顔面異常によって、ほかの猫と違うからと思われました。
「このかわいい子に最高の家族を見つけてあげたい」
そう思ったスタッフはあらためてFacebookで、カヤが先天性顔面異常であることや、人懐っこくて優しい性格について紹介し、里親を募ることにします。
すると、この投稿が功を奏し、「かわいすぎる」「この子の里親になりたい」という問い合わせが続々と寄せられました。
カヤは目の病気を患っており、11月後半に手術を受けました。
手術は成功し、2021年12月上旬現在は順調に回復しているといいます。
完全に回復したら、里親が決まる予定です。
カヤは活発でよく遊び、人間はもちろん、ほかの猫や犬ともすぐに仲よくなれる性格なのだとか。
こんなに愛らしい子猫を、誰も欲しがらなかったことが不思議なくらいです。
確かにカヤの顔はユニークですが、それが個性的でとてもかわいいともいえます。
カヤが元気になって、優しい家族と暮らせる日が早くやってくるといいですね。
[文・構成/grape編集部]