飼い主が亡くなり、瀕死の状態で見つかった犬 1か月後の姿に涙があふれる
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一人暮らしの人にとって、ペットはかけがえのない家族。
アメリカのオクラホマ州で保護された、ジャーマン・シェパードのガンナーも、飼い主の男性にとって大切な家族でした。
しかし、ガンナーにとって、もっともつらい出来事が訪れます。男性が亡くなってしまったのです。
男性は自宅で息を引き取り、警察が発見した時にはすでに1か月近くが経っていました。
そして、ガンナーは庭にある大きな囲いの中で見つかりました。
オクラホマ郡保安官事務所によると、雨水を飲んで生き延びたと思われるガンナーは自力で立てないほど弱っていて、体は何千ものダニとノミだらけだったそう。
獣医師がガンナーを見て「この犬はあと数時間しか生きられないだろう」といったほど、危機的な健康状態でした。
しかし、保安官はガンナーの命を諦めず、動物保護施設『Bella SPCA』に助けを求めます。
事情を知った『Bella SPCA』のスタッフと獣医師たちは、ガンナーが回復することを信じて懸命に世話を続けました。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
心も体も傷付いたガンナーの写真には「かわいそうに」「悲しすぎる」「元気になってほしい」など、励ましの声が上がりました。
それから約1か月が経った2022年6月14日、『Bella SPCA』がFacebookに動画を投稿。
そこには元気になったガンナーの姿が映っていました!
ガンナーのストーリーを知った人たちから、多くの寄付金が寄せられたおかげで、ガンナーは最高の治療と手厚い看護を受けることができたそう。
動画の中では、亡くなったガンナーの飼い主さんの姪が、涙で声を詰まらせながら「寄付してくれた皆さん、ありがとうございます」と感謝を伝えています。
この喜ばしい報告には「この犬を思うみんなの愛が勝った!」「ハッピーエンドでよかった」「ガンナー、幸せにね」などのコメントが集まっています。
ガンナーは亡き飼い主さんの親戚に引き取られ、元気に暮らしています。
最愛の飼い主さんを亡くし、1か月近くも空腹に耐えたガンナーは、どんなに孤独でつらかったでしょう。
ガンナーの新しい生活が、安心と幸せにあふれたものであるように願わずにいられません。
[文・構成/grape編集部]