ゴミの山の上で見つかった瀕死の犬 1か月後の姿に「泣きそうになった」
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生まれた時から飼い主に愛されて暮らす犬がいる一方で、残念ながらその愛情を知らずに必死で生きている犬たちもいます。
メキシコで見つかったオス犬のココも、目を覆いたくなるほどかわいそうな姿で発見されました。
ココは川岸で、ゴミの山の上に横たわっていたのです。
あばら骨がくっきりと浮き出るほど痩せていて、空腹とノドの渇きにより、生きているのが不思議なほどの健康状態。
その瞳は希望を失い、悲しみにあふれているように見えました。
ココは親切な人たちによって、『デルカ動物病院』に連れていかれました。
診察の結果、全身がダニにまみれていたココは、深刻な栄養失調に加えて、皮膚疾患と体のあちこちに出血性の病変が見つかります。
しかし、ココは生きることを諦めていませんでした。そんなココの生命力を信じて、医師たちも全力を尽くします。
病気の治療と栄養のある食事、そして、たくさんの愛情を注いでいると、ココは驚くべき早さで回復し始めたのです。
保護されてからわずか15日間で、体重は5㎏も増えて、皮膚疾患はほぼ治り、体は健康な毛に覆われてきました。
体調がよくなってくると、ココの性格にも変化が現れます。
ココは初めて『遊ぶ』ということを覚え、楽しそうな表情を見せるようになりました。
さらに1か月後には、体重は23㎏まで増加。
すっかり元気になったココは晴れて退院し、獣医のアイザックさんの家族になったのです!
しかしその数か月後、ココは『コクシジオイデス症』という感染症にかかってしまいます。
病状はかなり悪かったのですが、ココには一緒に闘ってくれる家族がいます。
2か月間にわたる薬による治療で、ココは見事に回復しました!
『デルカ動物病院』はFacebookに、この壮絶なココのストーリーを投稿。見た人たちからは、医師たちへの感謝と喜びの声が上がっています。
・泣きそうになった。なんていい話だ。
・この犬のために全力を尽くしてくれてありがとう。
・ハッピーエンドでよかった。ココ、長生きするんだよ。
ココは現在、アイザックさんの家族と数匹の犬たちと一緒に、穏やかに暮らしています。
初めて愛される喜びを知り、命の炎が消えかけている状態から、驚くほどの早さで回復したココ。
生死をさまようほどつらい思いをしたココが、これからは家族の愛情に囲まれて幸せに生きていけるといいですね。
[文・構成/grape編集部]