「捨てられたウサギの気持ち、分かりますか?」 保護主の投稿に「涙が出た」「広まってほしい」
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動物を家族に迎え入れるということは、飼い主となり、命の責任を持つということ。
しかし悲しいことに、世の中には飼い主としての責務を果たさず、ペットの飼育を放棄する人は少なくありません。
里親を見つけることもせず、家族だったペットを段ボールに入れ、命を『捨てる』のは無責任といえるでしょう。
ウサギの飼い主の『訴え』に怒りと悲しみの声
2022年6月19日の夜、大阪府内を移動していた友希(@craftrosebear)さんは、休憩するためベンチに腰を掛けた際、あるものを目にしました。
それは、ガムテープで封がしっかりと閉じられた段ボール。疑問に思い、段ボールをよく見てみると、そこにはこのようなメッセージが書かれていました。
ウサギが入っています。どなたかお願いします。
この中にウサギがいます。うちでは飼えなくなりました。よろしくお願いします。
横にあるのが食べていたフードです。どなたか、よろしくお願いします。
なんと、中には捨てられたペットのウサギが入っているというのです。
6月中旬とはいえ、すでに気温は高く、最悪の場合はウサギが熱中症を起こしてしまう状況。友希さんはウサギを保護するため、段ボールを抱えて自宅に連れて帰ることにしました。
帰宅して段ボールを開けると、さびしい思いをしていたのか、中に入っていたウサギは友希さんの胸に飛び込んできたといいます。
段ボールの中には、ウサギのエサであるペレットと牧草が。しかし、飲み水は入っていませんでした。
友希さんはその後、ウサギを動物病院に連れて行くことに。伸びきったツメをカットしてもらうほか、体の様子を診てもらったといいます。
幸い、ウサギの体に悪いところはありませんでした。しかし、子供や男性の大声でパニックになる傾向にあったそうです。
保護を経て、多くの人に伝えたいこと
ウサギは『ゆんゆん』と名付けられ、友希さんの新しい家族として引き取ることになりました。
ゆんゆんちゃんのほかにも、ウサギやハムスターなど、複数匹の小動物を以前から飼っている友希さん。
2023年のウサギ年に『ウサギブーム』が起こり、安易に飼う人の増加に備えて、このように想いをつづりました。
飼い主さんの愛を受け、元気になったという、ゆんゆんちゃん。パニック症状を起こす回数も、少しずつ減ってきたといいます。
しかし、一度飼い主に捨てられたという事実は変わりません。閉じられた段ボールの中で、その一生を終える可能性も十分にあったでしょう。
段ボールに書かれたメッセージを見るに、前の飼い主にウサギを想う気持ちあったことは分かりますが、こうしてペットを遺棄するのは犯罪です。
飼い主の責任とは何かを考えさせられる、友希さんとゆんゆんちゃんのエピソード。投稿は拡散され、多くの人がペットを飼う際の覚悟を呼びかけました。
・どんな事情があっても、段ボールに入れて捨てるなんて酷い。涙が出た。
・捨てて新しい飼い主を探すのは、優しさじゃない。この投稿が広まってほしい。
・仮に捨てたのが子供だとしたら、親は何をしていたんだ。命の大切さも教えなきゃダメだよ…。
人生は何が起こるかが分からないため、やむを得ない事情でペットと暮らすことができなくなることもあるかもしれません。
ですが本来は、そういった万が一の時に備えて、ペットを引き取ってくれる人を飼う前に決めておくものです。
飼い主はエサをあげるなど、日々の世話をするだけでなく、ペットの生涯の責任を持つ立場。
動物を家族に迎え入れる際は、その動物の習性を理解し、飼育にかかる費用や寿命を踏まえてプランを立てるのが当たり前であってほしいものです。
[文・構成/grape編集部]