大切な日に限って…! 不具合で誕生した『幻の楽譜』に「面白すぎる」「試されていますね!」
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楽譜をハサミで切る写真に11万件超の『いいね』「センスが良すぎる」「頭の回転が凄い」自分にとって都合の悪いことが起きた時、ついシラを切ってしまったことはありませんか。松﨑国生(@KunioMatsuzaki)さんがXに投稿した、シラを切っている様子の写真が話題に!
- 出典
- @NobukoToda
映画やテレビドラマなどに流れる音楽『劇伴』の作曲家で、多方面で活躍している、戸田信子(@NobukoToda)さん。
ある日、レコーディングのため楽譜作成ソフトウェアを操作している最中に、驚きの不具合が発生したといいます。
どう演奏したらいいのか、戸惑わざるを得ない状態になった楽譜がこちら!
音階の「ドレミファソラシド」の、「ソ」の音の位置を示す『ト音記号』だらけ…!
通常であれば、『ト音記号』は5線の先頭に配置され、かつ中心が下から2番目の線上にあります。
※画像はイメージ
しかし、楽譜作成ソフトウェアの不具合で、その『ト音記号』が大暴れ。
音の位置を示すだけの日々に嫌気が差したかのように、音符に成り代わって5線を埋め尽くしたのです。
まさかの『ト音記号』の反乱がツボにはまった人は多く、大きな反響が上がりました。
・楽譜作成のソフトウェアに、試されていますね!
・やる気にあふれていて面白すぎる。
・楽しそうに譜面を駆け回って…なんて躍動感のある『ト音記号』なんだ。
・このありえない譜面デザイン、好きだな。もはや一種の現代アートじゃん。
その後、『ト音記号』の暴走は収束し、レコーディングは無事に終了したそうです。
幻の楽譜は、楽曲を彩る貴重なエピソードの1つになった…といえるかもしれません!
なお、戸田さんが画像をTwitterに投稿してから、混沌を極めた楽譜をなんとか読もうと挑戦する、プロの演奏家が続出したとのこと。
困難な楽譜であろうと、そこに存在するのなら応えようとする、プロ意識に感服しますね!
[文・構成/grape編集部]