気難しい高齢の保護猫に、里親希望者が殺到したワケは? 「こういう猫大好き!」
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いろいろな性格の人がいるように、猫の性格もさまざま。
いつも上機嫌で甘え上手な猫もいれば、その逆で素直に甘えられない猫もいるようです。
カナダにある動物保護施設『Oromocto and Area SPCA』にオスの高齢猫が保護されました。
ウェブメディア『The Dodo』によると、マックスという名前の猫はまるで、気難しいおじいさんのような性格なのだとか。
マックスが何を要求しているのかを正確に当てられないと、スタッフたちはもれなくマックスの猫パンチをくらうことになるのです!
そんなマックスの愛らしさも知っているスタッフたちは、「早く里親が決まってほしい」と願い、あるアイディアを思い付きます。
それは…『マックスが誰かを叩かなかった日数』を表示すること。
ケージに『俺が理由もなく誰かを叩いた日から2日が経った』という貼り紙を付けて紹介したのです!
この貼り紙の日付の部分は常に書き換えられるので、マックスが誰かを叩いたらカウントはゼロに戻ります。
『Oromocto and Area SPCA』はFacebookで、そんなマックスの写真を連日投稿しました。
すると見た人たちが大笑い!マックスは一躍、人気者になったのです。
投稿には「こういう猫が大好きだ!」「貼り紙に爆笑した」「こんなかわいい猫になら、喜んで猫パンチをもらうわ」「彼はただ叩きたいんだよ。それが理由だ」などマックスを擁護する声があふれています。
スタッフの目論見どおり、これらの写真が注目を集めたおかげでマックスの里親希望者から続々と問い合わせが寄せられたとのこと。
その結果、マックスにぴったりの里親が決まりました!
猫が大好きなラリーサさんはマックスのことを知り、はるばるアメリカのケンタッキー州から迎えに来たそうです。
ラリーサさんの家には4匹の先住猫がいて、現在マックスはにぎやかな家で暮らしています。
「いつも不機嫌で気難しい性格の猫」と紹介されたら、家族に迎えたいと思う人はなかなか現れなかったかもしれません。
マックスの個性的な性格をユーモアたっぷりにアピールする作戦は大成功でしたね!
[文・構成/grape編集部]