「90歳にして現役アスリート」トライアスロンで世界に挑む『稲田弘』がスゴい!
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「最も過酷な競技」と称されることもあるトライアスロン。
2000年のシドニーオリンピックから正式競技になったため、「テレビで見たことがある」という人も多いでしょう。
しかし、トライアスロンには距離に応じて、さまざまな種類があることを知っている人は少ないはず。
※写真はイメージ
例えば、スイム1.5km、バイク40km、ラン10kmを1人で走破するスタンダードディスタンスは、オリンピックでも採用されている最も認知度の高い種目です。一方で、スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.195kmを制限時間内に1人で走破するアイアンマンレースは、トライアスロンの中でも特に完走が難しいといわれる種目。
当然、レース自体や競技人口が少なく、一般知名度が高いとはいえません。
世界最高齢のトライアスロン選手は日本人
そんな過酷な競技に、90歳という年齢で挑み続けるアスリートがいます。
日本人の稲田弘(いなだ・ひろむ)さん。
すべての始まりは、60歳の時「体力作りのために」と、近所のプールに通い始めたことでした。
定年退職後、難病を患っていた妻の介護のために、体力作りが必要でした。
最初はスイムのみでしたが、ランに加えて69歳の時にバイクを購入。70歳の時には、初めてトライアスロンのレース(オリンピックディスタンス)に参加しました。
時を同じくして、妻に先立たれた稲田さんがトライアスロンにのめり込むのに、多くの時間はかかりませんでした。
2012年、79歳の時にアイアンマンレースの世界選手権大会を初制覇。
また、2015年に行われた同大会では、何度も転倒しながらもゴールしましたが、制限時間の16時間50分に5秒及ばず失格に…くしくも、この時の稲田さんの懸命な姿が世界中のメディアで紹介され、『INADA』という名前が多くの人に知られることになったのです。
世界中の人から次は応援に行くといわれ、それがプレッシャーでね。
でも、この大会で、それまで好きでやっていたトライアスロンに、「絶対にゴールしなきゃ」というモチベーションが加わりました。
加齢に伴う筋力の衰えや大きなケガに加え、ここ数年は新型コロナウィルス感染症の影響にも悩まされたという稲田さん。
それでも、親子以上に年の離れた山本淳一コーチと共に、90歳になった2023年現在も現役アスリートとして高みを目指します。
なぜ、こんな過酷なレースに挑み続けるのでしょうか。トライアスロンでなければダメなのでしょうか…稲田さんはこう答えます。
3種目だから面白いんですよ。
1種目が良くなくても挽回できるでしょ。
どんな時でも歩みを止めない稲田さんらしい言葉。
だからこそ、90歳になっても現役を続けられるのですね!
90歳の現役アスリートをサポートできるチャンス!
世界最高齢の現役トライアスロン選手である、稲田弘さんの次の目標は2023年6月3日に行われる『アイアンマン70.3ハワイ』。制限時間内にゴールできれば、世界選手権大会への出場権が獲得できます。
このギネス世界記録に挑戦するための大会費用を支援するために立ち上がったのは、2023年に産経新聞が創刊90周年を迎える産経新聞社。
『INADA90xSANKEI90』と銘打ったプロジェクトで、同い年である稲田さんの偉業をサポートしています。
クラウドファンディングという形でのサポートが可能なので、興味のある方はこちらをご覧ください。
世界最高齢のトライアスロン選手稲田弘(イナダヒロム)選手の世界記録挑戦を応援しよう!
[文・構成/grape編集部]