子供「変なシワシワの動物がいる!」 遭遇した生物の正体に「かわいそう」「謎が解けた」
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タヌキの毛が抜けた原因は、ヒゼンダニによる『疥癬(かいせん)』という皮膚病でした。
このダニに寄生されたタヌキは、かゆみから皮膚をかきむしり、毛が抜けてしまったのです。
治療法はあるものの、農作物被害や生活被害が頻繁に起こっている地域では、タヌキを有害鳥獣として位置付けているため、保護することができません。
ユウコトリトリさんが住んでいる地域の行政機関でも、タヌキは保護の対象外だったといいます。
不思議な生物の真相に、胸を痛めた人々からこのようなコメントが届いています。
・かわいそうですが、餌付けをしたり触れたりして感染を広めたら、かえって野生動物にマイナスになるんですよね…。
・「ケガした子犬がいる」といわれて行ったら『疥癬』のタヌキだったことがあります。獣医師でもどうにもできず断念。
・保護した子猫が『疥癬』で、私にも感染して大変だったことを思い出しました。近付かなくて正解です。
・たまに見る不思議な生物の謎が解けました!
野生動物の生死に人間が介入すると、時に生態系を乱すことにつながります。
個体数の増加や減少を自然に任せ、一定の距離を保つのも、共存の観点から大切だとされています。
人やペットに感染が広がることがあるため、子供たちにも『疥癬』のことを教え、無暗に接触しないように注意していきたいですね。
[文・構成/grape編集部]