ドッグランとは 楽しみ方やマナー、注意点などを解説
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ドッグランとは、犬が自由に遊んだり、運動したりする場所です。本記事では、ドッグランの特徴や選び方、楽しみ方などを紹介します。どうやって遊ぶのか、注意するべきマナーを理解することで、愛犬と安心して遊ぶことができるでしょう。
ドッグランとは その魅力と楽しみ方
ドッグランを楽しむには、どういったところが魅力的なのかを知ることが大切です。
まずはドッグランの目的や、できる活動を見ていきましょう。
ドッグランの目的
ドッグランとは、犬が自由に遊んだり、運動したりすることを目的に作られた場所のことです。
ドッグランでは、基本的にリードをしなくてもいい場所が多いですが、一部の施設では、リードが義務付けられている場合もあるので、遊びに行く際は確認する必要があります。
日頃お家にいて運動ができない愛犬が思いっきり走り回れる場所なので、愛犬の運動不足を心配する飼い主にとっては嬉しい場所です。愛犬が走り回っている姿を見て癒されたり、一緒に遊んで触れ合ったりできるでしょう。
ドッグランでできる活動とその魅力
ドッグランは屋外に設置されている場所と、屋内に設置されている場所の両方があります。
屋外は、天気がいいと太陽の下でのびのび遊べるでしょう。逆に屋内の場合、雨の日でも天候に左右されることなく遊べるため、いつでも行けることがメリットです。
施設によって、地面が芝生や砂、土などさまざまあり、開放的な広いスペースで走りまわるだけではなく、トンネルやバーといったアジリティと呼ばれる障害物で遊べる場所もあります。
ドッグランの選び方:愛犬とあなたにピッタリの場所を
※写真はイメージ
「ドッグランで愛犬と遊びたい」と考えていても、ドッグランには種類がありどれを選んでいいか分からない人もいるでしょう。
ドッグランは、愛犬の特徴を踏まえた上で選ぶことがおすすめです。
ここでは、ドッグランの選び方と種類別の特徴を解説します。
ドッグラン選びのポイント
ドッグランを選ぶ際に重要になる点は、安全性です。愛犬を安心して遊ばせるためには、絶対に欠かせないポイントでしょう。
安全性で大事なことは、犬の足に負担がかからない地面であることです。肉球を守るためにも、芝生やウッドチップなど怪我をしにくい場所を選びましょう。
施設によっては、体格によってスペースが分けられている場合もあります。スペースが分けられていることで、トラブルが起こる可能性を下げることができるからです。
また、排泄専用のゴミ箱といった設備が整っている場所もあるため、快適に過ごせるかどうかも選ぶ際のポイントになるでしょう。
種類別ドッグランの特徴
ドッグランの施設は大きく分けて以下の3種類となります。
・屋内ドッグラン
・屋外ドッグラン
・複合施設型ドッグラン
屋内ドッグランは、雨の日といった天候が悪い日でも利用できる点がメリットです。しかし、施設が狭く大型犬にとっては窮屈に感じる場合もあります。
屋外ドッグランは天気が悪いと利用できませんが、天気がいいと太陽の下で思いっきり遊ぶことが可能で、愛犬と一緒に自然を楽しめます。
複合施設型は、カフェやキャンプ場と一体型になっている場合があり、愛犬とリラックスしながら時間を過ごせることがポイントです。
ドッグランでのマナーとエチケット
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ドッグランを選ぶポイントや特徴を紹介しましたが、利用する上で守るべきマナーやエチケットがあります。
マナーとエチケットを知らずに利用すると、ほかの利用者に迷惑がかかる可能性があるため、利用する前に理解しておきましょう。
ドッグランで守るべき基本的なマナーとエチケット
ドッグランの出入りの際は、リードを付けましょう。初めて利用する際は愛犬もどんな場所がわからず、不安になっている場合があります。
安心させる意味でも、様子を外から見ながら入るのがおすすめです。
また、ほとんどのドッグランには犬専用のトイレが設置されているため、入場したら先にトイレの場所を確認しましょう。もし、トイレ以外で排泄した際はほかの犬が触れる前に片付けるのがマナーです。
ほかの利用者と円滑に共有するためのエチケット
ほかの利用者と円滑にドッグランを利用するためには以下のことに気を付ける必要があります。
まず、施設内では愛犬におやつを与えることはやめましょう。自分の犬にだけ与えようとすると、周りの犬が匂いをかいで集まってケンカになる可能性もあります。
また、飼い主が自分の犬をきちんと観察・管理できるかどうかが重要となるので、飼い主1人で複数の犬を連れて行くことも避けたほうがよいでしょう。自分が監視できない場合、自分の犬の安全を守れず、ほかの犬に迷惑をかける可能性もあります。
そのほかには、きちんと愛犬をしつけしておくことも大事です。
ドッグランでの安全対策と注意点
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ドッグランには、たくさんの犬と飼い主がいるため、安全に注意しながら遊ぶ必要があります。
愛犬が被害者にも加害者にもなるため、事前に事故防止策を把握しなければなりません。
ここでは、ドッグランでの事故防止策と合わせて病気対策も解説します。遊びに行く際は、安全に気を付けながら楽しみましょう。
ドッグランでの事故防止策
ドッグランでの1番の事故防止策は、飼い主が愛犬から目を離さないことです。飼い主の中には、スマホに夢中になったりほかの飼い主とのおしゃべりに夢中になったりする人がいます。
愛犬から目を離すとほかの犬を威嚇する可能性もあるので、ほかの犬の安全性を保つために愛犬から目を離さないようにしましょう。
また、ドッグランに着いてからすぐにリードを外すことも避けたほうがよいでしょう。着いたばかりの時は、興奮状態の可能性があります。
興奮状態では何が起こるか分からないので、施設に着いてもすぐにリードは外さず、落ち着いてから中に入れ、リードを外すことがおすすめです。
ドッグランでの病気対策
ドッグランではたくさんの犬が遊んでいるため、感染症のリスクがあります。愛犬が感染症にかかる可能性やほかの犬に病気を与える可能性があるのです。
安全に遊ぶために「狂犬病ワクチン」や「混合ワクチン」の予防接種を事前に行いましょう。
施設によっては、予防接種の証明書である「注射済票」を求められたり、「ノミやダニ予防」の予防接種をしているか確認される場合もあります。
全員が楽しく遊ぶためにも、病気対策を事前に行った上で遊びに行きましょう。
ドッグランでの遊び方:愛犬と一緒に楽しむためのアイデア
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ドッグランに遊びに行く際に、どんなことをして遊んでいいか分からない人に、ドッグランでの基本的な遊び方を紹介します。
せっかくドッグランに遊びに行っても楽しめないともったいないでしょう。
おすすめのアクティビティも紹介するので参考にしてください。
ドッグランでの基本的な遊び方
ドッグランでは、基本的にフライングディスクやボール遊びなどをします。犬たちは、外で思いっきり走り回れるため、とても楽しんでくれます。
愛犬と遊ぶことも1つの遊び方ですが、愛犬の一人遊びを見守ることも1つの方法です。
犬の一人遊びには以下のものが挙げられます。
・穴を掘る
・地面に背中を擦り付ける
・おもちゃをかじる
愛犬が一人遊びをしている姿を見ることで愛犬の好きなことを理解できるため、しつけの時の参考にできます。
新鮮な遊びの提案:ドッグランで試したいアクティビティ
ドッグランの中には、プールがある施設やアジリティーがある施設などさまざまあります。
いろんな道具で遊ぶことも楽しいですが、ほかの犬とも遊べる絶好の機会です。ドッグランは日頃お家でしか遊んでいない犬にとって、楽しい場所でありほかの犬と遊べる場所でもあります。
犬はほかの犬と遊ぶ際に「プレイバウ」と呼ばれる前かがみポーズを取ります。施設内ではほかの犬と遊ぶことで社会性を身につけ、犬同士の関わり方を学べます。
しかし、犬同士で遊ぶ時にはケガをする可能性もあるため、飼い主はきちんと観察しておきましょう。
ドッグランでのトレーニング:基本から応用まで
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ドッグランは愛犬と遊ぶだけではなく、日頃家ではできないトレーニングができます。
愛犬と遊びながら施設内でできる基本的なトレーニング方法や高度なトレーニング方法を解説します。
ドッグランに遊びにいった際は、トレーニングも一緒に行いましょう。
ドッグランでの基本的なトレーニング方法
ドッグランでは、基本的な「座れ」「待て」「来い」などの基本的な命令の練習ができます。基本的な命令の練習は家でも可能ですが、ほかの犬やたくさんの人がいる中で行うと、家で行う時よりも、集中力や忍耐力が身につきます。
ほかにも、リコールトレーニングと呼ばれる、名前を呼ばれたらすぐに飼い主のもとへ戻るトレーニングが可能です。基本的な命令と同様、周りの犬や人たちがいる中で行うため、集中力や忍耐力が養われます。
ドッグランではほかの犬種やさまざまな年齢の犬、そしてほかの人々と交流する機会がたくさんあります。犬の社会性の取得に役立ち、ほかの犬と上手にやっていくためのスキルを学べるでしょう。
ドッグランを利用した高度なトレーニング
ドッグランを利用したトレーニングには、ボールを投げて犬にとって来させるものがあります。犬の運動能力を上げ、集中力を鍛え、そして命令に従うことの楽しさを教えるという効果があるでしょう。
また、施設では障害物を飛び越えたりくぐったりする場所が設置されていることがあります。障害物で遊ぶことで、犬の身体能力を高めるだけではなく、犬との絆も深められます。
ボールを使ったトレーニングや障害物を使ったトレーニングは、広い敷地があるドッグランでしかできません。ドッグランを利用した際は、愛犬と一緒にトレーニングを行いましょう。
おすすめのドッグラン
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ここでは、主に東京都と大阪府、福岡県のドッグランを紹介します。
独自の魅力を持つドッグランをそれぞれ解説するので参考にしてみてください。
・東京都:Wonderful Nature Village
・大阪府:花園中央公園
・福岡県:県営筑後広域公園
東京都:Wonderful Nature Village
東京都にあるWonderful Nature Villageは、愛犬と一緒にアウトドア活動を楽しむことをコンセプトに設計されており、カフェレストラン、ハイキングコース、 ドッグプール、バーベキュー、オートキャンプ、スポーツフィッシングなどを楽しむことができます。
利用する際は、狂犬病予防接種注射と3種以上の混合ワクチン予防接種を受けている証明書が必要です。
またエリアは、全犬種エリア、中・大型犬専用エリア、小型犬専用エリア、屋根付きエリア、ビギナーズエリアの5つに分かれており、愛犬に合わせて遊ぶことができます。全犬種エリアではドッグウォークやAフレームなどのアジリティが常設されているので、愛犬と全力で遊びたいといった人におすすめの施設です。
大阪府:花園中央公園
大阪府にある花園中央公園は、緑に囲まれており、スポーツ活動に利用される施設が公園内に点在しています。公園内にはほかにも多目的球技広場、犬が遊べるドッグラン、石モニュメントや噴水なども点在し、人々がリラックスしたり、交流を深められる場所です。
こちらのドッグランは無料開放しているのでいつでも気軽に足を運ぶことができるのが嬉しいポイント。エリアは小型犬、中・大型犬エリアに分かれているので、愛犬に合わせて安心して遊ぶことができます。
福岡県:県営筑後広域公園
福岡県にある県営筑後広域公園は、福岡県で最大の公園です。公園の各エリアにはさまざまな施設が設けられています。駅の東側には野外ステージや芝生の広場、バーベキュー棟があります。
こちらのドッグランは、混合ワクチンの接種証が必要となります。エリアは、小型犬エリアとフリーエリアに分けられており、施設は広々としているので愛犬ものびのび遊べること間違いなしです。
独自の魅力を持つ特別なドッグラン
東京都新宿にある愛犬ヴィレッジ東新宿点は、犬の脚に優しい全面クッションフロアの屋内ドッグランと、人工芝を敷き詰めた80平方メートルの広々とした屋外ドッグランが併設されています。
さらに、ドッグホテルとシャンプー&ケアサロンも完備しているので、愛犬とのリラクゼーションタイムにも最適です。
特に注目すべきは、毎日17時か〜20時までの時間帯に屋上で愛犬と一緒にバーベキューを楽しむことができる点です。
ドッグランの楽しみ方を広げるグッズとアイテム
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ドッグランで楽しく愛犬と遊ぶためのグッズやアイテムがあります。
ここでは、ドッグランに持っていくと便利なものから遊びをさらに楽しくするグッズを紹介します。
今回紹介するグッズとアイテムを持っていきましょう。
ドッグランで便利な持ち物
ドッグランに持っていくと便利な物は主に以下のものです。
・犬用キャリーケース・キャリーバッグ
・犬用の靴
・うんち処理袋
犬用のキャリーケースやキャリーバッグは、ドッグランに移動する際に使います。犬用のキャリーケースやキャリーバッグを購入する際は、愛犬の体に合った物を購入しましょう。
また、犬用の靴も用意したほうがよいです。ドッグランは安全性を保つ工夫をしますが、必ずしも安全とは限りません。足元にガラスやプラスチックのゴミが落ちている可能性があり、愛犬の足を保護することが大切です。
施設内には、犬用のトイレが設置されている場合もありますが、愛犬が間違えてトイレをする場合があります。その際に、ほかの利用者に迷惑をかけないためにもうんちの処理袋を持ち歩きましょう。
ドッグランでの遊びをさらに楽しくするグッズ
ドッグランでの遊びをさらに楽しくするグッズには、持ち運びができる簡易アジリティがあります。ドッグランにはアジリティが設置されている場合がありますが、利用者が多い場合もあり必ずしも使えるわけではありません。
せっかく遊びにきて、アジリティができないことはもったいないです。特に運動量が多い犬種は、体を動かし、遊ばせる必要があります。自分で持ち込むことができれば便利でしょう。
持ち運びができるアジリティが利用可能かどうかは、確認が必要です。
ドッグランに行こう! 愛犬とのお出かけの準備
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ドッグランに行く際は、守るべきマナーや注意点などがあります。また、ドッグランへの行き方にも注意が必要です。
ここでは、ドッグランへの行き方と行く前に必要なことを紹介します。
気持ちよく遊ぶためにも、確認しておきましょう。
ドッグランへの行き方:交通手段とチェックポイント
ドッグランへの行き方には主に以下の交通手段を使います。
・車
・タクシー
・バス
・電車
車はほかの人を気にすることなく安心できる移動手段のため、ドッグランへは車で行く人が多いです。
タクシーは、原則として犬を乗せられます。しかし、迷惑にならないように、キャリーケースやクレートに入る大きさの犬でないといけません。
バスで移動する場合はバス会社によってルールが異なる場合が多いため、事前に調査したり、バス会社に確認が必要です。
電車移動の場合も同様、各会社に確認しなければなりません。電車移動は、大勢の人たちと接するため、愛犬がストレスを抱えてしまう可能性があることも覚えておきましょう。
ドッグランに行く前の準備
ドッグランに行く前には、しつけをしておくことが重要です。施設には多くの人と犬がいるため、きちんとしつけられていないと、利用者に迷惑をかける可能性があります。
基本的なしつけは以下のとおりです。
・座れ
・待て
・名前を呼んだら来る
しつけ以外にも、ほかの犬に慣れさせることも大切です。ほかの犬に慣れていないと、ほかの犬を見て驚いたり警戒したりします。
ドッグランに行く前に、普段からほかの犬と遊ぶ習慣を身につけておきましょう。
安心安全にドッグランを利用するために
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ドッグランの特徴や選び方、楽しみ方などを紹介しました。
日頃できない遊びができたり、飼い主と自由に遊んだりできる場所であるドッグランには、犬が遊べるアジリティがあり、施設によって地面が芝生や砂、土などがあります。
ドッグランは愛犬と楽しく遊べる場所ですが、ほかの利用者がいるためトラブルになる可能性もあります。そういったことを防ぐためにも、連れていく前にしつけをしたり予防接種をしたりしなければなりません。
ドッグランのルールをしっかり守った上で、愛犬と楽しく遊びましょう。
[文・構成/grape編集部]