毛が伸びすぎた犬 世話を怠った飼い主に、称賛の声が上がったワケは? By - grape編集部 公開:2024-04-23 更新:2024-04-23 ペット犬里親 Share Post LINE はてな コメント 出典:Wyandotte Animal Shelter 毛が長い犬種は定期的に毛をカットしないと、毛が絡まったり、不衛生になったりして健康上のトラブルを起こす可能性あります。 アメリカのミシガン州にある動物保護施設『ワイアンドット・アニマル・シェルター』に引き取られたピクシーちゃんは、まさにそんな状態でした。 長い間トリミングをしていないせいで、毛が伸びすぎて固まってしまい、体の動きにも支障が出ていたほど。 ピクシーちゃんを見た施設のスタッフが驚いた理由は、もう1つあります。 実はピクシーちゃんは野良犬ではなく、飼い主の男性に連れて来られたのです。 飼い主さんはなんらかの事情で、ピクシーちゃんの世話ができなくなったのだそう。 ピクシーちゃんの状態が悪化するにつれて、トリミングに連れて行くことがますます嫌になり、そのまま放置していたというのです。 彼はピクシーちゃんを手放すのがつらかったそうですが、愛犬の幸せを願って『ワイアンドット・アニマル・シェルター』に引き渡したのです。 毛が伸びすぎた犬の毛を刈ったら? 保護された時のピクシーちゃんは、顔がどこにあるのか分からないほどひどい状態でした。 トリミングサロンで何時間もかけてカットが行われた結果…ピクシーちゃんは生まれ変わったような姿になったのです! これまでにも多くの犬を見てきた『ワイアンドット・アニマル・シェルター』のスタッフは、「ピクシーちゃんは毛が伸びすぎた最悪のケースの1つ」とつづっています。 ピクシーちゃんの体重は約2.5㎏ですが、伸びた毛のせいで2倍くらいの大きさに見えていたのだとか。 それほどの量の毛に覆われていたら、重くて身動きするのも大変だったでしょう。 ところが『ワイアンドット・アニマル・シェルター』の投稿に多く寄せられたのは、飼い主への非難ではなく同情の声でした。 ・飼い主は反省しているし、犬を施設に引き渡す気遣いがあったのは明らかだ。彼を責めるのではなく、称賛するべきだよ! ・この犬を引き渡した男性の勇気に拍手を送りたい。もし彼が毛を刈った後のこの犬を見られたら、きっと嬉し泣きするだろうね。 ・この犬は本当にかわいらしい。もし誰かが継続してトリミングの手伝いができるなら、飼い主はこの子を飼えるのかな? 幸いなことに、ピクシーちゃんはよくある皮膚のただれなどの症状はなかったとのこと。しかし、尿路感染症にかかっていたため、治療を受けたということです。 ピクシーちゃんはすでに新しい里親の家で生活を送っているといいます。 投稿によると、飼い主さんはピクシーちゃんの世話ができない自分を恥じていたそう。 彼はピクシーちゃんを愛してるからこそ、ピクシーちゃんのためを思って手放したのでしょう。 せめてそんな飼い主さんの愛情が、ピクシーちゃんに伝わっていたらいいですね。 [文・構成/grape編集部] 出典 Wyandotte Animal Shelter Share Post LINE はてな コメント
毛が長い犬種は定期的に毛をカットしないと、毛が絡まったり、不衛生になったりして健康上のトラブルを起こす可能性あります。
アメリカのミシガン州にある動物保護施設『ワイアンドット・アニマル・シェルター』に引き取られたピクシーちゃんは、まさにそんな状態でした。
長い間トリミングをしていないせいで、毛が伸びすぎて固まってしまい、体の動きにも支障が出ていたほど。
ピクシーちゃんを見た施設のスタッフが驚いた理由は、もう1つあります。
実はピクシーちゃんは野良犬ではなく、飼い主の男性に連れて来られたのです。
飼い主さんはなんらかの事情で、ピクシーちゃんの世話ができなくなったのだそう。
ピクシーちゃんの状態が悪化するにつれて、トリミングに連れて行くことがますます嫌になり、そのまま放置していたというのです。
彼はピクシーちゃんを手放すのがつらかったそうですが、愛犬の幸せを願って『ワイアンドット・アニマル・シェルター』に引き渡したのです。
毛が伸びすぎた犬の毛を刈ったら?
保護された時のピクシーちゃんは、顔がどこにあるのか分からないほどひどい状態でした。
トリミングサロンで何時間もかけてカットが行われた結果…ピクシーちゃんは生まれ変わったような姿になったのです!
これまでにも多くの犬を見てきた『ワイアンドット・アニマル・シェルター』のスタッフは、「ピクシーちゃんは毛が伸びすぎた最悪のケースの1つ」とつづっています。
ピクシーちゃんの体重は約2.5㎏ですが、伸びた毛のせいで2倍くらいの大きさに見えていたのだとか。
それほどの量の毛に覆われていたら、重くて身動きするのも大変だったでしょう。
ところが『ワイアンドット・アニマル・シェルター』の投稿に多く寄せられたのは、飼い主への非難ではなく同情の声でした。
・飼い主は反省しているし、犬を施設に引き渡す気遣いがあったのは明らかだ。彼を責めるのではなく、称賛するべきだよ!
・この犬を引き渡した男性の勇気に拍手を送りたい。もし彼が毛を刈った後のこの犬を見られたら、きっと嬉し泣きするだろうね。
・この犬は本当にかわいらしい。もし誰かが継続してトリミングの手伝いができるなら、飼い主はこの子を飼えるのかな?
幸いなことに、ピクシーちゃんはよくある皮膚のただれなどの症状はなかったとのこと。しかし、尿路感染症にかかっていたため、治療を受けたということです。
ピクシーちゃんはすでに新しい里親の家で生活を送っているといいます。
投稿によると、飼い主さんはピクシーちゃんの世話ができない自分を恥じていたそう。
彼はピクシーちゃんを愛してるからこそ、ピクシーちゃんのためを思って手放したのでしょう。
せめてそんな飼い主さんの愛情が、ピクシーちゃんに伝わっていたらいいですね。
[文・構成/grape編集部]