『ひいては』とはどういう意味?『しいては』との違いは?正しい使い方も解説!
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ビジネスシーンや、報道番組などで聞く機会のある『ひいては』という言葉。みなさんは正しい意味をご存じですか。意外とどのような漢字か知らない人や、なんとなくの意味しか分からない人も多いのではないでしょうか。
本記事では『ひいては』の漢字や類語を解説しながら、正しい意味や使い方についてご紹介します。『ひいては』の意味を曖昧にしか理解できていない人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
『ひいては』の意味
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『ひいては』の意味について見ていきましょう。
『ひいては』の漢字はある?
ひらがなで表現してきた『ひいては』には漢字があり、『延いては』と書き表します。『延いては』は『延いて』の強調表現なので、特に強くいいたい時に『延いては』の表現を使用しますよ。
『ひいては』にはどんな意味がある?
『ひいては』の意味について確認していきましょう。
実用日本語表現辞典によると『ひいては』は、『それが原因となり、その結果』、『そのことにとどまらずにその延長として』の意味があると書かれています。そのため『ひいては』には大きく分けて3つの意味があるといえるのです。
『ひいては』は副詞で、前の文章の意味を付け加えたり、別の言葉でいい換えたりする働きを持っている修飾語に当たります。前提を踏まえて、『ひいては』の意味を3つに分けて確認していきましょう。
1つめは前の文章で起きた事柄が『原因』で、後ろの文章で起きる『結果』について伝える時に使用するパターン。2つめは前の文章で起きた事柄に『延長』して、後ろの文章で起きる『結果』について伝える場合。
3つめは前の文章で起きた事柄が『さらに広がって』、後ろの文章で起きる『結果』について伝える場合です。『ひいては』はすべて、前の文章の事柄と、その結果についてつなぐ役割を持つ副詞になります。
例文については後ほど詳しく見ていくので、今は『原因と結果』、『ある事柄にとどまらずその延長としての結果』、『ある事柄とそれがさらに広がった結果』など、前と後ろの文章をつなぐ言葉であると理解しておいてください。
『ひいては』の類語
『ひいては』の意味の理解を深めるために、似たような言葉について確認していきます。
『ひいては』は前の文章で起きた事柄が『原因』で、後ろの文章で起きる結果について伝える時に使用する場合『その結果として』、『結果的に』や『それゆえ』、『そのため』などにいい換えられます。
前の文章で起きた事柄の『延長』として後ろの文章で起きる結果について伝える場合、『ひいては』は『それにとどまらず』にいい換えられるでしょう。
前の文章で起きた事柄が『さらに広がって』、後ろの文章で起きる結果について伝える場合に使われる『ひいては』は、『さらに』にいい換えられるでしょう。
そのため『ひいては』の類語は『その結果として』、『結果的に』、『それゆえ』、『そのため』など『原因と結果』を表す文章をつなぐ言葉があります。
ある事柄に『延長』して後ろの文章で起きる結果について伝える『それにとどまらず』、状況が『さらに広がること』を表す『さらに』などの言葉にもいい換えられますよ。
『ひいては』と間違えられやすい言葉
『ひいては』は語感が似ている『しいては』として覚えている人もいるかもしれませんが、『しいては』ではありません。
『しいては』と似た言葉で『しいていうなら』もありますが、漢字で表すと『強いていうなら』となります。『あえていうなら』や『無理していい表すなら』の意味を持つ言葉です。
『ひいては』は『しいては』と異なるので注意してくださいね。
『ひいては』の使い方
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『ひいては』の意味を類語も含めてお伝えしてきましたが、副詞なので使い方のイメージが湧きにくい部分もあったのではないでしょうか。
本章では『ひいては』を使用した例文や、どのような状況で使用する場合が多いのかについて詳しく解説します。
『ひいては』を使用した例文
『ひいては』を使った例文をご紹介していきます。『ひいては』の意味を大きく分けた3つのうち、1つ目の『原因と結果』をつなぐ場合の例文です。例えば下記のように使用します。
【例文】
2つ目の意味である、ある事柄に『延長』して後ろの文章に結果がつながる場合の例文を見ていきましょう。
【例文】
3つ目にお伝えするのは、ある事柄からさらに広がった結果を表す時の例文です。
【例文】
例文を見ると、3つとも前の文章が原因で、後ろの文章が結果となるような内容を『ひいては』でつないでいるのが分かったのではないでしょうか。
どのようなシチュエーションで使うべき?
『ひいては』の意味や例文を確認したうえで、実際にどのような状況で使用できるのか見ていきましょう。
『ひいては』は日常会話で使われる機会は非常に少なく、ビジネスシーンで使われる場合がほとんどといえます。特に社内の会話であれば、会議など公式的なシチュエーションで使うのに適しているでしょう。
もちろん社外の取引先などとの会話で使用する機会も多くあり、どちらかといえば社外の人に使うのがメインになるのではないでしょうか。
口頭でも文面でも特に使い方は変わりませんが、漢字の『延いては』はあまり浸透していないので、メールや手紙などで使用する場合にはひらがなで書いたほうが相手に伝わりやすいでしょう。
『ひいては』は比較的かしこまった場面で使うのが一般的です。たとえ取引先との会話でも、雑談など業務に関わりのないフランクな会話をしている時に使用すると、少し不自然な印象を与える可能性があります。
ぜひシチュエーションを見極めて使ってみてくださいね。
『ひいては』の意味を正しく理解した上で適切に活用しよう!
本記事では、『ひいては』の意味や例文、使用する場面について詳しく解説してきました。『ひいては』は大きく分けて3つの意味があり、すべて共通して前の文章で伝えている『原因』と後ろの文章で伝えたい『結果』をつなぐ役割をしています。
ビジネスシーンやかしこまった場面ではそのまま『ひいては』と使用しても違和感はありません。フランクな場面の場合は、状況に応じて『結果的に』や『そのため』、『それにとどまらず』、『さらに』などでいい換えられるとよいのではないでしょうか。
難しい言葉を使って伝えるのが常によい結果につながるとは限りません。シチュエーションに応じて適切な言葉を使い分けると、結果的に相手によい印象を与えたり業務が円滑に進んだりするはずですよ。
[文・構成/grape編集部]