山菜採りで命の危険も 見分けづらい毒草に「知らなかった」「ゾッとした」
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「水筒に入れると危険」 注意喚起に「知らずに続けてた」「体に悪いなんて」職場や学校に、毎日『水筒』を持ち運ぶ人は多いでしょう。実は、金属製の水筒には、入れてはいけない飲み物がいくつかあるため注意が必要です。本記事では、保険医療局が注意喚起する『水筒にまつわるNG行動』を紹介します。

岡山の道路にしかない『★合図』とは? 岡山県警に聞いてみた都道府県ならではの道路標識や路面標示が存在することがあります。例えば、岡山県の場合、このような路面標示があるのをご存じですか。
- 出典
- 東京都保健医療局
過ごしやすい気温の初夏は、キャンプやバーベキューなどの屋外レジャーにぴったりの季節です。
日本には、セリやフキノトウ、ゼンマイなどの『山菜』がさまざまな場所に生息しているため、それらを採って、『キャンプ飯』に活用する人もいるでしょう。
しかし自生している野草のなかには、見た目がそっくりな『間違えやすい有毒植物』があります。見た目だけで「食べられる」と安易に判断してはいけません。
見た目は『セリ』でも毒がある!?
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山菜のなかでも人気があるのが『セリ』。さっぱりとした風味が特徴で、おひたしやサラダなど幅広い食べ方が楽しめます。
食用のセリと酷似しているのが、日本三大有毒植物の1つである『ドクゼリ』。小川や湿地などの、水分が多い場所に生息しています。
さまざまな事故や事件の情報を発信している、東京都保健医療局のウェブサイトでは、ドクゼリについて以下のように説明していました。
セリと間違えてドクゼリを口にすると、嘔吐や下痢、腹痛などの中毒症状を引き起こす可能性があります。また、非常に毒性が強いため、最悪の場合は死に至ることもあるため、非常に危険です。
セリとドクゼリの違い
セリ(写真左)、ドクゼリ(写真右)
セリとドクゼリの違いの1つが『におい』。セリは特有のさわやかな香りがありますが、ドクゼリにはありません。
もしにおいで判断できない場合は、根で判断しましょう。白いヒゲ状の根であればセリ、芋のような形をした根であればドクゼリです。
大切なことは、少しでも判断に迷う場合は口にしないこと。山菜採りは、正しい知識を身につけなければ危険であると覚えておきましょう。
セリはスーパーで購入するのが安心
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セリはスーパーで購入できます。山菜採りの経験が浅い人は、ドクゼリの誤食を防ぐためにも、スーパーでの購入が安心でしょう。
セリには、4〜6月が旬の『春セリ』と、11〜3月が旬の『冬セリ』の2種類があります。春セリは柔らかくさわやかな香り、冬セリはしっかりした歯応えと強い香りが特徴です。
スーパーでセリを選ぶ場合は、全体的にシャキッとハリがあるものや、葉の色が濃く鮮やかなものを選びましょう。
本記事で紹介したドクゼリ以外にも、身近な有毒植物は多く存在します。自己判断で安易に口にしないよう注意してください。
[文・構成/grape編集部]