スゴイいっぱいいる!クラゲの傘の中にはたくさんのある生物が借りぐらし中♪
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以前、クラゲの中に魚が入り込んでしまった写真が話題になりましたが、実は、アジ科の魚の中には、クラゲの傘を隠れ蓑にする種類がいるんだそうです。
こちらの動画は、そんなクラゲの傘の中に大量の魚が潜む様子を捉えた、珍しい映像です。
映像に出てきた、うすピンク色で直径60センチほどあるクラゲは、タコクラゲ科のヴェルスリガ・アナディオメネという種類。
そして、ぶわっと広がる傘の中から見え隠れしている大量の小さい魚は、クロボシヒラアジというアジ科の魚です。
まだサイズの小さいアジ達は、クラゲの傘に入って外敵から身を守りつつ、クラゲの集めたプランクトンのおこぼれをもらっているんだそうです。
アジの天敵である大きな魚がいる海域では、よく見られる光景なんだとか。確かに映像の後半、クラゲの周りにはたくさんの大きな魚がいますね。
これまでの研究で、傘の中で暮らす魚達のなかには、クラゲに刺されて体表がただれた個体がいることが分かっています。
やはり毒をもっているクラゲの側は危険と隣合わせで、そんなに安全な場所ではないようです。そのため、群れで入り込むことで刺される確率を減らしている可能性もあるのだとか。
日本でも馴染みの深いエチゼンクラゲの傘の中も、アジやイボダイが隠れ蓑として利用しているそうですよ。
クラゲ側のメリットについてはよく分かっていないそうですが、まるでクラゲがアジ達を大きくなるまで育ててくれているみたいですね。