年末まで放置はNG! 夏に頑張ったエアコンを労う、ダイキンおすすめのメンテナンス方法
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2025年の夏は記録的な猛暑となりましたが、秋になり徐々に気温が落ち着いてきました。
毎日のように動かしていたエアコンも、使用頻度が減ってきていることでしょう。
本記事では覚えておきたいエアコンのお手入れについて、空調メーカーのダイキン工業株式会社(以下、ダイキン)に取材しました。
シーズンが終わったらお手入れをしよう!
――エアコンにお手入れは必要?
エアコンの掃除をするのは年末の大掃除の時だけという人も多いかもしれません。
しかし、エアコンの快適性を維持しつつ無駄な電気代も抑えるには、エアコンの使用頻度に応じた定期的な掃除やお手入れが大切です。
――どのようにお手入れをすればいい?
エアコン掃除は、夏・冬のエアコンシーズン(7~9月頃、12~2月頃)に定期的に行う『こまめ掃除』とシーズン前(5月頃、11月頃)に行う『しっかり掃除』が基本です。
ダイキンによれば、エアコンはシーズン中とシーズン前にお手入れが必要で、それぞれやり方が異なるとのことでした。
まず、シーズン中に行う『こまめ掃除』はフィルター掃除、室外機周辺の掃除、室内機内部の乾燥運転の3つ。以下が、各掃除方法とポイントです。
フィルター掃除
エアコン前面のパネルを開けてフィルターを取り外し、付着したホコリを掃除機で吸ってから戻します。
汚れがひどい場合は台所用中性洗剤を溶かしたぬるま湯で洗い、しっかりと陰干ししてから戻しましょう。
室外機周辺の掃除
室外機が周辺の空気をしっかり吸い込んで吹き出せるように、室外機周辺には物を置かずに風通しをよくしておきます。
空気の通りが悪いと、エアコンの効率が下がり、無駄な電気代につながる場合があります。
室内機内部の乾燥運転(内部クリーン運転)
内部クリーン運転は、夏場の冷房運転や除湿運転(ドライ)によって、室内機の中に発生した結露を乾燥させる機能です。
夏場の冷房や除湿運転終了後に自動で運転するように設定して、運転が始まったら消さないようにしましょう。
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フィルターの掃除や室外機周辺の掃除は、消費電力にも影響する要素とのこと。電気代を節約するためにも、こまめにお手入れしたいところです。
次に、シーズンオフの『しっかり掃除』について聞いてみました。
――『しっかり掃除』の際のフィルター清掃はどのように行えばいい?
フィルターをきれいにするだけでなく、室内機の奥にある熱交換器(薄いアルミの板がたくさん並んでいる部分)の汚れもチェックしましょう。
熱交換器に汚れが溜まると、カビの発生や嫌なニオイの原因になる場合があります。
ただし、自分で清掃しようとすると、アルミの板の部分が折れ曲がってしまったり、電気部品の故障につながったりする可能性もあるため、熱交換器が汚れている時は、エアコンの専門業者への掃除の依頼をおすすめします。
――室外機周辺はどのように清掃するべき?
夏から秋の台風シーズンや落ち葉の時期は室外機の周辺や裏側に落ち葉やゴミ、思わぬ飛来物などが入り込んでいることがあります。
またエアコンを使用していない間に荷物を置いてしまっていることもあるので、エアコンシーズンが始まる前に確認、掃除をするようにしましょう。
シーズン中と同じく、フィルター掃除と室外機周辺の掃除を基本として行うのに加えて、熱交換器の確認と室外機周辺に溜まった飛来物の掃除も重要になるとのこと。
どちらも『こまめ掃除』よりも入念に行うことがポイントです。
ほかにも、冬のエアコンシーズンが始まる前に試運転をすることも大切なポイント。ダイキンからは以下のアドバイスがありました。
暖房で最高温度に設定したまま10分程度運転し、温かい風が出ているか、運転ランプが点滅していないか、異臭、異音がないか確認してください。
エアコンが必要なシーズンになってから「実は故障していた!」ということがないよう、事前に確認と掃除をすることが重要です。
特に、今年の夏は例年以上にエアコンをハードに使った人が多いはず。
シーズンが終わったらしっかりとお手入れをし、夏の働きを労ってあげましょう。
[文・取材/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]