カボチャが水っぽい時でもおいしく食べられる方法とは?見分け方やレシピも紹介
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かぼちゃは腐ると全部食べられない?食べられるか判断するチェックポイント本記事では、カボチャが腐るとどうなるかを解説します。腐った部分だけ取り除いて食べられるのかや、万が一腐ったカボチャを食べてしまった時の対処法を紹介。カボチャが白くなっている、ぬめりがある、においがするといった症状が気になる人はぜひご覧ください。

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「カボチャを煮たらべちゃべちゃになった」
「煮たらホクホクになるカボチャの見分け方はないかな」
このように、水っぽいカボチャを選んでしまい困っていませんか。カボチャをホクホクな状態に調理する方法や、おいしいカボチャの見分け方を知りたい人もいるでしょう。
本記事では、カボチャが水っぽい時でもおいしく食べられる方法を解説。ホクホクになりやすいカボチャの見分け方や、水っぽいカボチャでもおいしく食べられるレシピを紹介します。ぜひ参考にしてください。
水っぽくなりにくい!おいしいカボチャの見分け方
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見た目で、水っぽくなりにくいカボチャを見分ける方法があるようです。丸ごとのカボチャの場合、ヘタが枯れていて太い、皮の緑色が濃くツヤがあるものはホクホクになる可能性があります。
また、4分の1や2分の1にカットされたカボチャの場合は、果肉の色が黄色ではなくオレンジ色のような色がよいそうです。さらに、種やわた部分がぎっしりと詰まっているものも、ホクホクなカボチャになるとされています。
カボチャが水っぽい時にホクホクに煮る方法
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水っぽいカボチャをホクホクに煮るポイントは、できるだけ水分を排出させることなのだとか。水っぽいと言うことは、それだけカボチャの中に水分が多いことを指します。
カボチャが水っぽい時に、ホクホクに煮る方法は以下の通り。
【材料(4人分)】
【作り方】
1.鍋にカットしたカボチャを並べて砂糖を振りかけ、30分〜1時間ほど放置する。
2.放置すると水が出てくるため、そのまま分量通りの水を足し、蓋をする。
3.沸騰するまでは中火〜強火、沸騰したら弱火にして水分量を気にしながら煮る。
4.カボチャの8割程度まで火が通ったら、醤油、みりんを入れて、弱火で煮る。
5.水分がなくなったら、火を止めて完成。
水はできるだけ少なくしますが、焦げない程度に調整しましょう。甘さが物足りない場合は、砂糖を追加して調整してください。
注意する点は、水分量。多すぎると水っぽくなる可能性があり、少なすぎると焦げるリスクがあります。水分量を常に確認しながら、ゆっくりと煮込みましょう。
なお、砂糖を振りかけて放置すると水分が出る現象は『浸透圧』によるものとされています。浸透圧とは、内側と外側の糖分濃度に違いがある場合に、濃度の薄いほうから濃いほうに水分が移る現象だそうです。
カボチャが水っぽい時でもおいしく食べられるおすすめレシピ
先ほど紹介したように、水っぽいカボチャは水分を減らすことでホクホクになる可能性があります。そのため、炒めたり揚げたりなど、水分を飛ばす調理方法がおすすめです。
また、水っぽさを逆手に取り、そのままスープにすると、カボチャの水っぽさが気にならないかもしれません。
ここでは、カボチャが水っぽい時でも、おいしく食べられるおすすめレシピを紹介します。
カボチャのきんぴら
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カボチャを炒めて作る『カボチャのきんぴら』をご紹介。材料は、以下の通りです。
【材料(4人分)】
基本的な味つけは、醤油とみりんで行いますが、甘さを調節する時に砂糖を使用します。そのため、甘さが物足りない場合は、砂糖を分量以上に入れるとよいかもしれません。
作り方は、以下の通りです。
【作り方】
1.カボチャは細切りにする。
2.フライパンにごま油を入れ、カボチャを炒める。
3.中火〜強火で炒めてしんなりしてきたら、蓋をして2〜3分蒸し焼きにする。
4.ある程度柔らかくなったら、醤油、みりんを入れる。
5.甘さが物足りない場合は砂糖を追加し、仕上げにいりごまを振りかけたら完成。
カボチャが太めで火が通りにくいケースでは、蒸し焼きにする時に水を少量足すとよいでしょう。
味を濃くしたい場合は、醤油だけ足すと味のバランスが崩れる可能性があるため、醤油と同量のみりんも一緒に追加すると味つけしやすくなる可能性があります。
カボチャのかき揚げ
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カボチャを揚げるメニューとして、カボチャのかき揚げを紹介します。
材料は、以下の通りです。
【材料(4人分)】
■天ぷらの衣
■そのほかの材料
カボチャと一緒に入れる食材は、冷蔵庫に残っているものを使いましょう。ニンジンやきのこ類、小エビやシラスなどを入れてもおいしく食べられる可能性があります。好みの材料を使いましょう。
作り方は、以下の通りです。
【作り方】
1.材料の下ごしらえをする。
2.1の材料を混ぜ合わせて、薄力粉をまぶす。
3.2と天ぷらの衣を混ぜ合わせる。
4.食べやすい大きさにまとめて、170〜180℃の油で揚げる。
5.揚げ終わったら、塩を振りかけて完成。
天ぷらの衣は、かき揚げの材料と合わせる直前に混ぜてください。材料と衣を混ぜ合わせる時は、手を使ってサクッと混ぜ合わせると、揚げた時に水分が出にくくなり、カリッと揚げられるようです。
油の温度が高すぎると焦げやすくなり、中まで火が通らない可能性があります。また、低すぎても、揚げあがりがべちゃべちゃになるかもしれません。低すぎず高すぎない温度で、じっくりと揚げましょう。
カボチャのポタージュスープ
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水っぽいカボチャのデメリットをそのまま生かして、ポタージュスープにする方法があります。ホクホクなカボチャではない場合でも同じように作れるため、カボチャの質にこだわる必要はありません。
材料は、以下の通りです。
【材料(4人分)】
生クリームは仕上げに使うため、目安の分量と考えてください。黒胡椒を使うと目立ってしまうため、白胡椒の使用がおすすめです。
作り方は、以下の通り。
【作り方】
1.材料の下ごしらえをする。
2.フライパンにオリーブオイルを入れ、タマネギを色がつかないように炒める。
3.しんなりして全体量が少なくなったら、フライパンから容器に移す。
4.2のフライパンにオリーブオイルを入れ、カボチャを炒める。
5.柔らかくなってきたらバターを入れ、バターが馴染むまで炒める。
6.5に、容器に移したタマネギ、水、コンソメを加え、10分ほど煮込む。
7.煮込んだら火を止め、15分ほど落ち着かせて、ミキサーでペースト状にする。
8.裏ごし器で裏ごししたら、鍋に入れる。
9.8に牛乳を入れ、沸騰するまで混ぜながら火を入れる。
10.塩、胡椒で味を調整して、生クリームで仕上げたら完成。
カボチャとタマネギは、よく炒めることで旨味が増すとされているため、しっかりと炒めるとよいでしょう。この場合、焦がすと味に残るため、焦がさないように注意してください。
牛乳を加えて沸かす時も同様に、焦がすと味が変わってしまうリスクがあるため、焦げないようにしっかりと混ぜながら火を入れましょう。
水っぽいカボチャは、水分を利用して煮ることでホクホクになる
水っぽいカボチャは、カボチャに含まれる水分を利用して煮ることで、ホクホクになる可能性があります。煮る前に砂糖を振りかけて放置すると浸透圧の働きで水分が放出されるため、その水分を利用して煮る方法がおすすめです。
また、炒めたり揚げたりなど水分を飛ばすような調理方法や、煮込んでそのままミキサーで混ぜてしまうポタージュスープにすることで、水っぽさを気にせずおいしく食べられる可能性があります。
できるだけ水っぽくないカボチャを選ぶには、中身の色がオレンジ色のように濃いか、種やわたがぎっしり詰まっているかなどがポイントのようです。
購入する段階からカボチャを吟味することも重要となるでしょう。
[文・構成/grape編集部]