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へんてこ科学なら任せとけ!イグノーベル賞を日本人が10年連続受賞 受賞理由は股のぞき!?

By - grape編集部  公開:  更新:

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2016年9月22日、ノーベル賞のパロディー版『イグノーベル賞』を立命館大学の東山篤規(あつき)と大阪大学の足立浩平教授が受賞しました。日本人の受賞は10年連続となります!

イグノーベル賞は、人々を笑わせ、そして考えさせる業績を称える賞。同賞は並外れたものを祝福し、想像力を賞賛し、人々の科学、機械、テクノロジーへの関心を刺激するために制定されました。

過去には『カラオケ』、『たまごっち』、『バウリンガル』などの製品や、牛の排泄物から作り出したバニラの匂いを抽出する研究などが受賞しています。

受賞理由は『股のぞき』の研究!

今回お二人が研究したのは、京都府の『天橋立』などで知られる『股のぞき』。

「股のぞき」によって視野と上体を逆さまにすると、視野が平面的に見え、とくに遠くの物が小さく接近して見えるという現象の解明

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今回の受賞は、「股のぞき」によって視野と上体を逆さまにすると、視野が平面的に見え、とくに遠くの物が小さく接近して見えるという現象の解明が対象となっています。

この現象の代表的な事例として、京都府の天の橋立で砂嘴(さし:湾口の一方から、鳥のくちばしのように延びた堤防状の砂の堆積のこと。編集部注)を股のぞきしてみると、砂嘴が橋のように空にかかっているように見えることが挙げられます。

実験によって、これは網膜像の上下ではなく上体の上下の逆転が原因で視覚世界が変化することによって生じることがわかりました

立命館大学広報課 リリース ーより引用

つまり、上下さかさまだから股のぞき効果が現れるのでなく、上半身が逆さになっているから股のぞき効果が現れるということを解明したのです。

画像を逆さまにしたからといって、遠くの物が小さく接近して見えるわけではないのですね。

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今回の受賞をうけ、東山教授はコメントを発表。

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出典:立命館大学広報課 リリース

今回の受賞を通じて、アメリカの学問の懐の深さを感じました。こういう浮世離れの感がする研究を真剣に取り上げ、評価してくれたことをうれしく思います。若い学生・研究者は、誰もしないこと、自分が面白いと思うことを研究してほしい。

そして、この賞が、そうした研究の励みになることを願っています。また、今回の受賞を通じて、研究成果を英語で海外に発信する重要性を再認識しました。

立命館大学広報課 リリース ーより引用

一般の人から見ると無意味に思える研究も、何処かで評価してくれる人がいる。科学って本当に面白いですね!

皆さんもぜひスマホを床において、股の間から画面をみるとどのようにみえるか試してみてください。ただし、人に見られないところでするのをオススメします(笑)

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出典
立命館大学広報課 リリース股の間から見ると・・・「イグノーベル賞」に日本人2人(16/09/23)

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