ちょっと心配になる… 空港に引き返す飛行機 燃料を空中に廃棄するその理由とは?
公開: 更新:
エアコンをつけてるのに寒い… 企業が教える対策に「そうだったのか」冬に暖房を入れる際は、できるだけ効果的・効率的に部屋を暖めたいところですよね。とはいえ、暖房効果をアップさせるには具体的にどうすればいいのか、知らない人もいるでしょう。 本記事では、アイリスオーヤマ株式会社(以下、アイリ...
「中身は小学生」といわれたハスキーの1枚 「器用だな」「笑いが止まらん」普段は、シベリアンハスキーらしくワイルドでクールな表情を見せるという、アイリスちゃん。しかし、飼い主(@irislady_husky)さんは、驚きの場所に座る姿を見て…?
2013年10月6日、シカゴから成田へ向かうフライトで、急病人が出たために飛行機がシカゴへと引き返しました。
その際、飛行機は燃料を翼から勢いよく噴射。空中に廃棄しました。
事情を知らない人が見たらちょっと心配になる、その映像がこちらです。
かなりの勢いで噴射される燃料。翼に近いところで見ると、迫力があります。
この燃料廃棄は、安全な着陸のために必要な処置。航空機が着陸するときに使用する降着装置は、燃料をある程度消費した後の総重量に基づいて設計が行われています。
そのため、燃料が多い状態では安全に機能しない可能性があること、総重量があることで制動距離が長くなり、滑走路を越えてしまう危険性があることを考慮して、この燃料廃棄が行われるのです。
ちなみに投棄した燃料は気化するため、地上に降り注いだりすることはないそうです。小さい飛行機だと、この燃料廃棄をする機構がついていないため、空中でしばらく旋回して燃料を減らすしかないのだとか。
これらを知っておけば、もし急きょ飛行機が引き返さなければいけない場面に遭遇しても安心して乗っていられそうですね。