ちょっと心配になる… 空港に引き返す飛行機 燃料を空中に廃棄するその理由とは?
公開: 更新:
臨時休業をした整体院 入り口にあった『貼り紙』に「これは仕方ない」「いい職場」2024年11月14日に、ある理由で臨時休業をした、同店。 「お許しください」といった言葉とともに、臨時休業を知らせる貼り紙を、Xのアカウント(@msgCura)で公開したところ、大きな注目を集めることになりました。
買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」
2013年10月6日、シカゴから成田へ向かうフライトで、急病人が出たために飛行機がシカゴへと引き返しました。
その際、飛行機は燃料を翼から勢いよく噴射。空中に廃棄しました。
事情を知らない人が見たらちょっと心配になる、その映像がこちらです。
かなりの勢いで噴射される燃料。翼に近いところで見ると、迫力があります。
この燃料廃棄は、安全な着陸のために必要な処置。航空機が着陸するときに使用する降着装置は、燃料をある程度消費した後の総重量に基づいて設計が行われています。
そのため、燃料が多い状態では安全に機能しない可能性があること、総重量があることで制動距離が長くなり、滑走路を越えてしまう危険性があることを考慮して、この燃料廃棄が行われるのです。
ちなみに投棄した燃料は気化するため、地上に降り注いだりすることはないそうです。小さい飛行機だと、この燃料廃棄をする機構がついていないため、空中でしばらく旋回して燃料を減らすしかないのだとか。
これらを知っておけば、もし急きょ飛行機が引き返さなければいけない場面に遭遇しても安心して乗っていられそうですね。