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「あの事故を忘れたのか!」 電車が遅延したら『運転士減給』の危険性

By - grape編集部  公開:  更新:

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100人以上が亡くなった脱線事故の要因の1つ

Twitterで指摘されたのは、2005年4月25日に起きたJR福知山線(JR宝塚線)の脱線事故。乗客と運転士を合わせて107名が亡くなる大事故でした。

提供:産経新聞社

事故の原因はその後の調査で、少しずつ明らかになりましたが、「遅延による運転士への減給」などの罰則規定がありました。

乗客からの苦情や、電車の遅延があった場合、日勤教育と呼ばれる懲罰を受けねばならず、こういったことに怯えていた運転士がスピードを出し過ぎてしまったが故の悲劇とも言われているのです。

もちろん、事故の原因はそれだけではありませんが、少なくとも1つの要因だったことを知っていれば、こんな暴論は言えないはず。

Twitterには、そんな意見が多く寄せられています。

  • 「電車が遅延したら社員は減給」なんて言っている人が、電車を遅延させるのだろう
  • 人の命を奪いかねない暴論であることを自覚すべきだわ
  • ほとんどの遅延の理由は乗客の駆け込み乗車が原因らしいよ

事故から1年が経っても、暫定的なダイヤでしか運行ができなかったJR福知山線。

「電車の遅延=社員の減給」という考えがどのような結果を招いてしまったのか…改めて、思い出すべき時期に来ているのかもしれません。

提供:産経新聞社


[文/grape編集部]

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